地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

福島県沖で、M7.3

2016-11-23 04:16:43 | 日記
 11月20日あたりから、熊本・鳥取の地震がピタッと収まってしまったので「なんか、おかしいぞ?」と思い、昨日の茨城県沖の地震でも注意をしていたのですが、やはり、大きな地震が起きてしまいました。

 自分の想定としては、昨日の茨城県沖M5.3の地震の影響で、茨城県の内部のほうに、震源が移動してくるのではないか、と思っていたのですが、どうやら、力のかかり具合が北のほうにずれていったようです。

 そして、余震を見てみると、これ、相当まずいようです。
 というのは、まず、震源の深さが一定ではなく、ごく浅いところから40キロまでの範囲で起きている~すなわち、地殻の広い範囲で崩壊が起きているということ。そして、これだけ広い範囲で起きているということは、この震源域に力がかかったとしても、ここでその力を食い止めることができなくなっていて、この震源域とは別の部分で、力を抑えなければならなくなるため、他の部分の負担が大きくなってしまう、ということです。
 そして、もう一つは、余震のほとんどがM4.0前後の、比較的大きなものになっているということです。

 ということは、気象庁の発表だと「北西~南東」方向の正断層でしたが、この余震の状況だと、少しずつ、崩壊が断層方向にずれていく~震源が断層方向にずれていって、他の地域でも大きめの地震が起きる可能性がある、と考えられるんです。
 特に、気を付けたいのは、今回の震源の北西方向に当たる宮城県です。群発地震が起きていて、比較的、地盤が緩くなっていると思われますから、ここに今回の地震の影響が出てしまうと、危険です。
 また、昨日書いた茨城沖の地震の震源が内陸方向にずれてくるかもしれない、という可能性もまだ残っています。

 また、今回の地震の原因ですが、自分はフィリピン海プレートにあると思っています。何らかの理由で~おそらくは地球プロミネンスなどの影響で~フィリピン海プレートの南側の底部が侵食され、フィリピン海プレートに重心移動が起き、フィリピン海プレートの北側の沈み込みが一時的に収まったという可能性を考えています。そのため、熊本や鳥取の震源の浅い地震が一時的にストップした。その分、沖縄トラフの活動で起きた力が、そのまま水平方向に向かってかかり、その力が集約されたのが、今回の福島沖だったのではないか、と考えています。

 気象庁は、東日本大震災の余震と位置付けているようですが、おそらく、東日本大震災の余震ではなく、新たな地震が発生したのではないか、と思います。ですから、ここから新たな崩壊がスタートする、と考えて、周辺地域の方は十分気を付けてください。
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