千葉県東方沖と茨城県沖でM4クラスの地震が起きました。ただ、震源が浅く陸地で揺れなかったために気象庁は発表していませんが、上記2つの地震が起きる少し前に、十勝沖といった方がいいか、青森県東方沖といった方がいいのか、北海道の南側でM4クラスの地震が起きています。今回の2つの地震はこれが引き金になったのではないかと思います。
そして、震源の深い地震も茨城県の北部で起きていますから、まだ、これから先も動く可能性があります。
震源の深さが50キロ前後であれば、今回と同じ場所ですが、もしも、震源の浅い地震になると、影響は内陸部で、新潟や群馬方面、そして、ちょっと離れて岐阜や能登半島あたりで可能性があります。特に、能登半島では、新たに震源の浅い地震が発生していますから、注意していてください。
そして、今回は、昨日に引き続き「蛇」の出てくる詩です。
(1巻19番)
蛇が空気でとぐろを巻いたそのとき
トロワの血がスペインによって注がれる
風袋を成熟させ その偉大な数字が風袋を成熟させる
首長は逃げ 血でできた池に隠す
それで、昨日の詩とのつながりを考えながら、この詩を見ていきたいのですが、ここで言う「蛇」は、空気を巻き上げるような行動をとっています。となると、これ「竜巻」でしょう。そうすると、昨日の詩と合わせると「海岸近くで竜巻が発生する」ということだと思います。おそらく、熱によって急激な上昇気流が発生するのではないかと思われます。
ここでちょっと単語の話ですが「とぐろを巻く」と訳してあるのは「circuir」。この単語、実はフランス語に無いようで、「巻く」とか「循環させる」という意味だとスペルは「circuit」になるんです。ただ、ノストラダムスがよくやる手法が「単語のスペルをちょっと変えて意味をつけ足したり、別の単語の意味を持たせたりする」というもの。それで、スペルの後半の「cuir」を調べてみると、やっぱりありました。「動物の皮」という意味です。それで、ここでは「蛇が皮を巻く」という意味ととらえて「とぐろを巻く」という訳にしてあります。
そして、もう一つは「トロワ」のこと。詩では「Troien」となっていて、これで調べても意味は出てきません。ところが「i」を「y」に変えて「Troyen」にすると途端に辞書に出てくるんです。これ「トロイの木馬」のこと。となると、ノストラダムスはここで「トロイの木馬」と「数字の3の意味のトロワ(troi)」を一つの単語にして、2つの意味をかけたんだと思われます。
トロイの木馬の話は、それまでそこに人が隠れていて、敵が油断しているときに中から突然ワッと襲い掛かってくるんですよね。今回の噴火も今まで何でも無かったところに、突然火口が開いて、ワッと噴火してくるんです。ですから、その様子を言いたかったのではないか。そして、それと「数字の3」を掛け合わせて「火口が3つ出てくるんだ」と言おうとしているんだ、と自分は解釈しているんですよ。
ただ、ひょっとしたら別の解釈があるかも知れません。
それから「風袋」とは、正式な意味は天秤量で計ったときにものを入れる器。ただ、ここでは「パッケージ」とか「外観」のようにとらえておくといいと思います。ということは、噴火を起こして山が徐々に成長していく様子を表しているんだろうと思われます。
すると、昨日の段階で「わからない」と思っていたところに、少し光が見えてくるんですね。
まず「蛇」が出てくる以上、やはり、昨日の詩は「噴火」のことを表しているんだ、ということ。すると、昨日、分からなくなっていた「タンバリン」「カレハガ」は、やはりこのままの意味なんだろうということです。
「タンバリン」は、真ん中をトンとたたくと周りが震えて音を出すところから、噴火の際の地面の揺れによって、周囲が揺れることを指す。「カレハガ」については、これ、よくよく調べてみると「毒蛾」のものもあるそうで、鱗粉に触れると皮膚がかぶれることもあるようなんです。すると、この蛾の鱗粉を火山灰とリンクさせているのではないか、と思われるんです。
すると、残りの「ポー」も、実は地名ではないのではないか、ということになります。
そこで、もう一つのノストラダムスの得意技「単語の後半のスペルを省略する」で考えてみました。というのは、ノストラダムスは、他の詩でも「太陽」を「sol」とか「フィリップ」を「Fhi」だけで表していたりするんです。それで「pau」で始まる単語を調べてみると、ここでは2つ。「手」という意味を持つものと「貧しい・貧相な」という意味の単語だけ。そして「貧相」系が圧倒的に多いんです。
すると、今日の詩で「成熟させる」という言葉が出てきますから、それとリンクするのは「貧相な」の方ではないかと思われます。
噴火した直後は「貧相な」山だったのが、その外観を「成熟」させていく、というふうにすると、つじつまが合うようになります。
そうなると、今度は今回の詩に出てきた「血」が問題になります。山が「血を流す」んですから、なんとなく想像はつくと思いますが、これについては後程。
そして、震源の深い地震も茨城県の北部で起きていますから、まだ、これから先も動く可能性があります。
震源の深さが50キロ前後であれば、今回と同じ場所ですが、もしも、震源の浅い地震になると、影響は内陸部で、新潟や群馬方面、そして、ちょっと離れて岐阜や能登半島あたりで可能性があります。特に、能登半島では、新たに震源の浅い地震が発生していますから、注意していてください。
そして、今回は、昨日に引き続き「蛇」の出てくる詩です。
(1巻19番)
蛇が空気でとぐろを巻いたそのとき
トロワの血がスペインによって注がれる
風袋を成熟させ その偉大な数字が風袋を成熟させる
首長は逃げ 血でできた池に隠す
それで、昨日の詩とのつながりを考えながら、この詩を見ていきたいのですが、ここで言う「蛇」は、空気を巻き上げるような行動をとっています。となると、これ「竜巻」でしょう。そうすると、昨日の詩と合わせると「海岸近くで竜巻が発生する」ということだと思います。おそらく、熱によって急激な上昇気流が発生するのではないかと思われます。
ここでちょっと単語の話ですが「とぐろを巻く」と訳してあるのは「circuir」。この単語、実はフランス語に無いようで、「巻く」とか「循環させる」という意味だとスペルは「circuit」になるんです。ただ、ノストラダムスがよくやる手法が「単語のスペルをちょっと変えて意味をつけ足したり、別の単語の意味を持たせたりする」というもの。それで、スペルの後半の「cuir」を調べてみると、やっぱりありました。「動物の皮」という意味です。それで、ここでは「蛇が皮を巻く」という意味ととらえて「とぐろを巻く」という訳にしてあります。
そして、もう一つは「トロワ」のこと。詩では「Troien」となっていて、これで調べても意味は出てきません。ところが「i」を「y」に変えて「Troyen」にすると途端に辞書に出てくるんです。これ「トロイの木馬」のこと。となると、ノストラダムスはここで「トロイの木馬」と「数字の3の意味のトロワ(troi)」を一つの単語にして、2つの意味をかけたんだと思われます。
トロイの木馬の話は、それまでそこに人が隠れていて、敵が油断しているときに中から突然ワッと襲い掛かってくるんですよね。今回の噴火も今まで何でも無かったところに、突然火口が開いて、ワッと噴火してくるんです。ですから、その様子を言いたかったのではないか。そして、それと「数字の3」を掛け合わせて「火口が3つ出てくるんだ」と言おうとしているんだ、と自分は解釈しているんですよ。
ただ、ひょっとしたら別の解釈があるかも知れません。
それから「風袋」とは、正式な意味は天秤量で計ったときにものを入れる器。ただ、ここでは「パッケージ」とか「外観」のようにとらえておくといいと思います。ということは、噴火を起こして山が徐々に成長していく様子を表しているんだろうと思われます。
すると、昨日の段階で「わからない」と思っていたところに、少し光が見えてくるんですね。
まず「蛇」が出てくる以上、やはり、昨日の詩は「噴火」のことを表しているんだ、ということ。すると、昨日、分からなくなっていた「タンバリン」「カレハガ」は、やはりこのままの意味なんだろうということです。
「タンバリン」は、真ん中をトンとたたくと周りが震えて音を出すところから、噴火の際の地面の揺れによって、周囲が揺れることを指す。「カレハガ」については、これ、よくよく調べてみると「毒蛾」のものもあるそうで、鱗粉に触れると皮膚がかぶれることもあるようなんです。すると、この蛾の鱗粉を火山灰とリンクさせているのではないか、と思われるんです。
すると、残りの「ポー」も、実は地名ではないのではないか、ということになります。
そこで、もう一つのノストラダムスの得意技「単語の後半のスペルを省略する」で考えてみました。というのは、ノストラダムスは、他の詩でも「太陽」を「sol」とか「フィリップ」を「Fhi」だけで表していたりするんです。それで「pau」で始まる単語を調べてみると、ここでは2つ。「手」という意味を持つものと「貧しい・貧相な」という意味の単語だけ。そして「貧相」系が圧倒的に多いんです。
すると、今日の詩で「成熟させる」という言葉が出てきますから、それとリンクするのは「貧相な」の方ではないかと思われます。
噴火した直後は「貧相な」山だったのが、その外観を「成熟」させていく、というふうにすると、つじつまが合うようになります。
そうなると、今度は今回の詩に出てきた「血」が問題になります。山が「血を流す」んですから、なんとなく想像はつくと思いますが、これについては後程。
「風袋を成熟させ」
をカット。