ブックエンド

永年、埃を被った重石の山を整頓と日々意気込。
図書目録作成奮闘日記の目論見。

みだれ髪 チョコレート語訳②

2014年03月02日 | 書評
3/2
夜の帳にささめき尽きし星の今を下界の人の髪のほつれよ
最初の一首で意味不明。あきらめて、「あとがき 晶子の匂い」を先に読み始める。
「…いくつかの有名な歌は、教科書などで読んで知っていた。そういう何首かに出会うと、ほっとするぐらいによくわかるのだが、それ以外のものは「?」の連続だった。…」
俵万智氏が{?」なのだからと安心しました。
「ことばの音楽を聴くように入っていくと…」「甘くて、ちょっぴり苦くて、食べ過ぎは良くないと想いつつ、つい手を出してしまう。…」
そんな気分で、チョコレート語訳を聴いてみょう。

チョコレート語訳
 星たちが恋のささやき交わす今下界の我は心乱れる

「髪のほつれよ」を「我は心乱れる」と訳されるのか。
もちろん一首目であるから、髪のほつれ⇒みだれ髪⇒心乱れる でしょう。
ただ、みだれ髪に手をやる女の情景を想ってしまうのです。
ささめき尽きし星とは、夏の夜なのか 冬の夜なのかで趣が変わってしまう。 

コメント
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