ブックエンド

永年、埃を被った重石の山を整頓と日々意気込。
図書目録作成奮闘日記の目論見。

「富山県における学童集団疎開」を読みつつ

2014年10月19日 | 書評
10/19 「富山県における学童集団疎開」-戦争、子ども、地域と地域の観点からー

まだ、頭から30ページほどしか、読ましていただいていない。
本来なら、完読してから掲載すべきなのだろうが、おおくの方に読んで頂きたいという想いから書かせて頂いた。
この本は市販されているわけではないので、恐らく、富山県立図書館、富山市立図書館など富山県内の図書館で
借り出すことが出来るでしょう。

「まえがき」
…保坂正康著「昭和史の深層」の”はいめに”の文中に「記録を記録として残さなければ、
そのような史実は存在しないことになってしまうともいえるわけだが、そのことによって
昭和という時代空間の実態がもうひとつ正確に伝わらない危険性もある。
つまり、細部の史実が伝わらないために、その空間の本質が曖昧になってしまうわけである」
と書かれているが、学童集団疎開はその最たるものといえよう。…

起こったことを、ただ克明に収集し整理し残していくというこてがどれほどもとめられているか。
世界大戦の終結から70年、昭和という時代を、手のひらの土が指の間からこぼれ落ちていくように
風化させてはならないと想う。

是非とも、お勧めの一冊です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする