朝寝のカプ

ネコは夜行性
そのため朝は食事の後
すぐに眠くなる
人間と同じか

東京オリンピックは大丈夫か

2015-09-03 05:20:11 | 日記
前回の東京オリンピックの開催は昭和39年。
私は仙台で予備校生活を送っていた。
テレビでも余り見た記憶はないが、
後年、記録映画の映像がまだ頭に残っている。
市川昂監督の、アスリートの肉体の躍動感と、
通常見ることはできないスローモーションの映像が
鮮明に脳裏に残っているからだ。
テレビ業界を目指す一つのきっかけにもなったのも
この映画だった。

 さて、次の東京オリンピックの開会式会場の莫大な費用問題と
今回のエンブレムの白紙撤回は
さわやかな、そしてアスリートたちの肉体表現の限界に挑む姿をも、
帳消しにしてしまった感がある。
役人や一部関係者による選考過程にも問題はありそう。
特にメイン会場問題はだれの金を使って建てるのか、
何のために、そして過去の開催国の各国事情のリサーチ等が
全く欠如しているといってもいいのではと思える。
見栄えや海外向けの豪華さなど本来スポーツの世界にふさわしいものだろうか。
そして今回のエンブレムのデザイン問題は、
インターネット検索が盗用問題に極めて有効だということを思い知らされた。
つまり、一般人でもチェックが可能だということだ。

そして、一般素人の目の重要さ、リサーチ力の不足も指摘されている。
今回は、ネットユーザーの指摘や関心が画像問題で重要な役割を果たしたのではと思う。
今後は損害賠償問題も浮上するだろう。
主要スポンサーの広告の取り消しによる損金、
イメージ低下など金銭価値では測れない問題が
国際的にも暴露された感じだ。
後味の悪い「東京オリンピック」の開催を、
何とか普通の感覚に戻せないものかと老婆心ながら考えている。
「イベント」や「公共」という名前に弱い国民性の日本、
オリンピックとは何か、それを支えるスポンサー企業の莫大な投資、
見返りも透けて見える金が飛び交う国際オリンピック委員会の体質、
華麗、スポーツの祭典とばかりは言えないような
オリンピックの在り方は、少し距離感を置いて、
冷静に考えてみる必要がありそうだ。
それが出来るのは、中進国や開発途上国ではない
精神文化も豊かな日本ではないのか。
見栄はいらないのだ。
コメント
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