いってきますをしたとき

2006-04-06 23:46:12 | Weblog
毎朝出勤の前に、寝ている娘の顔をみて、愛しさをかみしめてから出発している。
しかし今朝はいつもと違う事になった。

支度をする物音で娘が起床して、出かけようとしている自分を見つけた。
慌てて駆け寄ってくる娘。
コートを脱げとせがむ。本読みしようという。
父に遊んで欲しいと思ってくれるのは嬉しい。しかし、あまり遅れると遅刻するという焦りもあった。
うーむ、ジレンマだなぁ。

妻が気を逸らしてくれた隙に玄関をでたが、内心よく分からないが罪悪感があった。
きっと探すだろうなぁ、そしていないと泣くかなぁとか。

メールで様子を聞くと、やはり娘は父を捜したという。
自室やトイレを笑顔であちこち見て回ったという。
それを知って、ますます罪悪感が募った。
仕事への責任感と、娘の元に帰ってやりたいという気持ちが葛藤した。
娘の行動が無邪気ゆえに切ない。
単純には割り切れない思いが残った朝だった。



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