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クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

ありがとう、さようなら、大神 そして・・・

2006-10-01 00:34:52 | 湘南ベルマーレ(その他)
94年12月31日(第74回天皇杯決勝前日)の初訪問以来、
練習試合やユースの試合以外ではそう滅多に大神に行かない私だが
土曜日は9時半から大神で最後の練習ということで
7時半過ぎに起きて大神へ向かった。
起床の後の立ち上がりが悪かったのと途中渋滞があり
到着は10時過ぎ。

土手の上には普段の練習よりは多い30~40人のギャラリーが。
河川敷に張られた2面の天然芝のうち、上流側をトップチームが使用。
水戸戦の登録外の選手と怪我の梅田を除く14人と
ユースからは2種登録済の猪狩、岡の他になぜか阿部も練習参加。
下流側の半分をユースが、もう半分を松蔭学園の高校が使用。

ユースのほうは、練習の最後に、
チョウさんからのロングパスを足トラップ→
ヘディング→キャッチ、というテストを数名が受験。
チャンスは2回で落第者は坊主頭という厳しーいテスト。
露木、澤田らはクリアしたが某GKともう1人が全くの失敗。
札幌での某GKの髪型に注目!?
練習の後、まずはピッチに向かって整列して
これまで歴代のユースの選手が使ってきたこのピッチに向かって挨拶。
その後は周辺の茂みでのボール探し。ここまで恒例だったが、
少なくとも大神ではこれが最後となる。

トップチームの練習は11時半頃まで行われた。
練習終了直後、中町が自分のウェアをセンターサークルに広げる。
引退するんか中町!?
こちらは昨日に儀式を済ませているからか、
中町以外は特に儀式をすることなく順次ピッチを後にしていく。

ピッチから土手の上へ登る階段のたもとに、
「私有地につき無断立入りを禁止する
 (株)フジタ 総務部厚生課」という立看板がある。
2年前に大神の所有者がフジタから松蔭学園に移っても、
この立看板は残ったままだった。
しかし、グラウンド周辺にフェンスか何かを立てる工事の一環からか、
ついに9月30日の11時44分、この立看板が工事業者によって外された。
このグラウンドから、名実とともにベルマーレが去る瞬間がきたことを
示すかのように。
立看板の最期を見届けた後、土手の上で少し立ち話。
その間に土手の上からも上流側のピッチからも人はいなくなっていた。
そして、青地でベルマーレのロゴが入ったテント2つが
ピッチの外に残った。このテントはちゃんと引っ越せるのかな・・・

土手を降りた後、クラブハウスの外のお手洗いで最後の用を済ませる。
そして、壁から既にベルマーレの大きなロゴが外れた代わりに
玄関に「松蔭学園湘南キャンパス」の看板がかかってしばらく経つ
クラブハウスを眺めて、大神を後にした。
私は10月15日のさよなら大神記念のオープンフィールドにはいけないので
これが最後の大神グラウンド訪問となるだろう。
(松蔭大湘南グラウンドとしてはいくかもしれないが・・・)
ありがとう、そしてさようなら、大神グラウンド。


大神を去った後、水戸戦の為に競技場へ向かう。
水戸戦の勝利の後、馬入へ向かう。
まずは馬入の新事務所(人工芝サッカー場から徒歩1分)の外観を見る。
プレハブ造りだが、ベルマーレの大きなロゴがついているので
少しは立派に見えた。
そして、人工芝サッカー場へ向かって
神奈川県大学1部リーグ・文教大対松蔭大を前半残り数分のところからだが
柵の外から観戦する。
あいにく私のお目当てが出場していなかったので試合は
あまり真面目に見ていなかった。
試合は松蔭が優勢で前半終了間際に松蔭が直接FKから先制するも
後半追いつかれ、結局その後点を奪えないで1対1で終了。

試合後、この試合で記録係を務めていた加藤敦士をつかまえて少し話をする。
背番号は21、今はケガだが、なんとかリーグ戦には出たい、とのことだった。
今度から大神グラウンド改め湘南グラウンドをメインで使う立場になるとはいえ、
ジュニアからユースまで9年間ずーっと大神でプレーしていた彼にとっては
やはり寂しいものがあるようだった。
「大神を大事に使ってください」と彼に伝えて、私は馬入を去った。

31年間棲んできた大神を離れたベルマーレは、
10月1日からは馬入で新たな歴史を刻んでいく。
市街地に近い馬入への移転、新しい器への引越しを
ベルマーレが変わり、市民により一層親しまれる契機となれば、と思う。

【クラブハウス問題】ついに1万人超の署名が市議会に提出

2006-09-11 23:42:28 | 湘南ベルマーレ(その他)
平塚市議会では、先月31日から今月27日まで
「平成18年9月第3回定例会」が行われている。
請願の締め切り日であった11日、
「ベルマーレサポーター1万人によるクラブハウスを考える会」より
「クラブハウス建設を求める」旨の請願書が市議会に提出された。
その請願書には、10,283人もの署名が添えられたとのことだ。

↓「クラブハウスを考える会」のサイト
http://shonan2006.web.fc2.com/

尚、ベルマーレ公式サイトの「社長のPHOTO日記」にも
請願書&署名提出の件は記されている。

6月17日(横浜FC戦)から8月26日(草津戦)までの2ヶ月強、
平塚競技場の場内外、ユースの試合会場をはじめ
(ユースの父兄で自宅・職場周辺で集めてくれた方もいた)
各地で署名活動に協力してくださった皆さんのおかげで
署名は1万を超えるまでに至りました。
皆さん、本当にありがとうございました。
そして、「考える会」などで実際に活動したメンバー、
特に「考える会」の運営・活動(の取り纏め)で尽力された
祐三さんをはじめとするEFSの多くのメンバーの方々、
どうもお疲れ様でした。

なお、請願書は
(1)本会議の中の担当の委員会で審査
(恐らく、19日(水)の都市建設常任委員会で審査)
(2)委員会で結論が出ると本会議で報告
(3)本会議で採択・不採択が出される
(本会議の最終日・27日(水)に委員会報告、採決があり)
・・・という形で市議会で付議され、
遅くとも27日には請願の成否の答えが出る。

東スポの記事 ~パラシオスに学ぶ"日本で成功するコツ"~

2006-09-07 00:15:30 | 湘南ベルマーレ(その他)
とあるところから、東京スポーツに
元湘南・パラシオスの記事があることを知った。
私はプロレスの記事が読みたくなった時しか
東スポを買わないが、今回新聞を買って見てみると、
以下のような記事だった。

「日本サッカー協会公認代理人・田路雅明氏が語る
『サッカービジネスの内幕』」という記事。
恐らく連載だろう。
タイトルは
「パラシオスに学ぶ"日本で成功するコツ"」
チャカことパラシオスは01年~04年に湘南に在籍した
元コロンビア代表(フランスW杯にも出場)でもあるCB。
ベルマーレ(フジタ時代を除く)では最も長く在籍した
外国人選手だ。
田路氏によると、少なくとも自分が携わった選手で
最も日本に順応した外国人選手がチャカだという。

(1)チャカは合宿所に入るとすぐに日本食を食べ、納豆まで口にした。
(2)練習も真面目に取り組み、選手からも信頼を得た。
(3)夫人は来日後、時間を無駄にしたくないし、友人を探したいという
理由でわざわざ近くの工場に働きに出て、近所付き合いも得た。
(4)チャカは子供を地元の学校に通わせた。子供は日本語が堪能になり
漢字も書け、チャカの帰国の際には「帰りたくない」と大泣きしたほど。

01年暮れのチャカの一時帰国の際に成田に突撃?したことがある私なので
(STwebのベルマーレコーナーの中にその時のことを記したページあり)
子供や夫人がわずか1年足らずで日本にすっかり馴染んでいたことは
知っていたが
(子供は既に日本語を普通に話せて、「帰りたくない」とまで言っていた)
ここまで順応していたとはね。特に(3)の話はすごい。
(1)(2)はよくある話だが、(3)(4)までできることはそうはないだろう。


外国人選手が本人だけでなく家族までも日本に順応できるかどうか。
こればかりはなかなかわからないことかもしれない。
チャカは01年に湘南に入るまで国外のクラブでプレーしたことはなかった。
それでもこれだけ順応できた。
一方、中国でもプレーしたことのあるカシアーノ
(昨年後半に在籍したパラグアイ人)は家族が全く日本に馴染めず、
本人も無得点のままシーズン終了を待たずに帰国するに至った。

外国人選手皆にチャカ一家のような順応性を求めるのは酷だが、
それでもできることはあるだろう。
出身国・地域を統一する、3人採るなら年齢構成のバランスをとる、など。
外国人選手の言葉が一つなら通訳も替えなくていいだろう。
そしてずっとブラジル人がいるのならサポーターにもポルトガル語を
勉強しよう、彼らと会話しよう、と思う人が増えるだろうし。

あとは・・・星野仙一氏の言葉(彼の著書にある)を借りるなら
「外国人選手には遠慮はいらないが、配慮はしろ」ということだろうか。
かつて中日は他球団に先んじて台湾や韓国から選手を獲得してきたが
その時のポリシーがこの言葉である。

9・17 アウェイ山形にいきましょう!

2006-09-03 23:52:56 | 湘南ベルマーレ(その他)
9月、10月でトップチームの遠方アウェイは
山形だけである。
(ユースはJユースで札幌へ行く)
その9月17日(日)18時開始の山形でのJ2戦に
できれば何人かで私の車で行きたいのだが、
皆さんいかがでしょう?
たまにはグループで行くのもいかがでは?


1.行程は
朝7~8時に出発→13時頃現地到着
→昼食後に少し観光→18時から試合
→20時出発→0~1時に到着

2.集合地は
神奈川県内だと(本)厚木か戸塚にしたい。
高速のIC、出口から遠くなければ
都内や埼玉県内も可。
帰りは、終電終了後に到着なら送ります。
ただ、遅くとも翌日未明2時~3時には帰着したい。
(でないと翌日高円宮杯で高崎にいけなくなる)
※平塚市内だったら、EFSが別途車を出すと思われる。

3.費用は
私1人だと高速代+ガス代で往復27,000円強のようだ。
(都内某所からの往復)これを人数割り。
※試合のチケットは前売1,700円、当日2,000円。

4.観光などは
山寺や、温泉とか。
山寺は個人的にはこの際行っておきたい。


5.人数は
私の車のキャパの関係で、MAX4人(私込み)で。
2人(同)でも新幹線往復よりはかなり安いと思う。


なお、お一人の参加を得られましたので、
今回のせたがや号?ツアーは決行します。
ありがとうございます。
なお参加希望はあと2,3日は受け付けます。
(最大であと2人まで追加可能)
参加希望の方はコメントに記載していただくか
メールをしていただけたらと思います。



ちなみに、公共交通手段だと・・・
(1)新幹線
東京・天童間自由席片道11,260円
土日きっぷ18,000円、3連休パス26,000円
おはよう庄内往復きっぷ16,000円
(行きは東京発716の「つばさ103号利用)
帰りの最終は天童2024→東京2328で
試合終了後すぐタクシーに乗れば間に合う。
(これは去年経験済)

(2)高速バス
新宿・東京・浜松町~山形の夜行バスあり。
浜松町1025→山形1710の昼の便もあり。
片道6,300~6,420円。往復だと12,500円前後。

クラブハウス問題・今日の活動 ~9月の提出へ向けて大詰め~

2006-08-20 23:35:10 | 湘南ベルマーレ(その他)
本日(20日)は「ベルマーレサポーター1万人による
クラブハウスを考える会」が平塚駅前商店街で
行われた「湘南平塚まつり」の協力を得て
署名活動などを行わせていただきました。
拙者は大変恥ずかしいことに(理由も恥ずかしい)
あまり参加できなかったのですが・・・・・
ともあれ、お蔭様で、本日もこの祭りの最中の街中や
大神で署名をいただくことができました。
本当にありがとうございます。

1万人の署名を9月の市議会に請願書に添付して
提出することを目標としていますが、
次のホームゲーム・草津戦(26(土)19時開始)が
恐らく最後の大規模な署名活動の場になると
思います。
最後の追い込みへ向けて
(これをご覧になっている方々からは大体頂いていると思いますが)
ご協力よろしくお願いします。

↓「ベルマーレサポーター1万人によるクラブハウスを考える会」
http://shonan2006.web.fc2.com/
↓「ベルマーレクラブハウス移転問題 まとめサイト」
http://wiki.livedoor.jp/bellmare2006/

素早い物事の進行・決断そして情報公開を求む(第7回クラブカンファレンス)

2006-08-13 04:29:28 | 湘南ベルマーレ(その他)
東京V戦の前、15時半から17時まで
総合体育館のA会議室で第7回クラブカンファレンスが
行われた。
私は昨年11月以来で計4回目の参加。
今回の参加は約40人。
私が参加した中ではダントツで最少だったのは、
雨のせいか、それともこれまでのクラカンから生まれた
クラカン自体への失望ゆえか。
この場そして競技場内で、クラブハウスを考える会で作成した
新しいビラも配らせてもらいました。
(ビラに記載の情報源は、市の記者発表や湘南ジャーナル)
この日、社長からいくつかの点の誤りを指摘されましたが、
「まだ解決していない。2年後の見通しはないに等しい」など
要旨は合致していますので、予定通り配布しました。
来週以降、誤りの点の修正を含めて改めてビラを作成・配布します。


今回は、2日前の夜からとはいえ
事前に質問を受け付けてくれたのは評価したい。
しかし、その質問をそのままパワーポイントに載せるとは
意表を突かれた。辛らつな言葉を書いた者としては(汗)
勿論変に編集するよりはいいのだが、
実際に質問をメールしたほうがびっくりしてしまった。
事前の質問事項の受付を1週間前から前日0時迄にするとかして、
質問者が「皆に見られることを前提に」質問の文章を
考えて書く時間を与えるよう、次回は要望したい。

今回のテーマは大きく3つ。
「強化(ここまでの総括)」「馬入移転」「増資」。
その場の社長の発言すべてをここで紹介はせず、
自分からみて要点だと思うところのみここに記す。


1.強化(ここまでの総括)について
・4位から10位にまで転落した理由としては、
 8連敗中の強化部のレポートを振り返りながら
 「水戸戦の敗戦が深刻だった」と考えているようだ。
・方針を継続することの大切さを訴える。
・10位でも補強をしたのは、上の順位をめざせるという
 見込みがあると思うから。昇格は目指して戦う。
・今年の検証はしっかりするつもり。
 ただ現時点では、シーズン中で目標目指して戦っている最中なので
 詳細な分析は差し控えさせてほしい。
 (シーズン終わりのクラカンでは、是非その報告はしてほしい)

2.馬入移転(クラブハウス問題)について
・馬入への移転は10月初旬。
・市の記者発表の内容は、我々が関与していないところで
行われていて、かつ未決定の部分や既に変わっている部分もあるので
とても心外である。
・実は新拠点の土地(借地)・建物の契約はまだ済んでいない。
そのような状況なので、クラブとしては新拠点(公園に隣接)のことを
発表するわけにはいかないことはわかっていただきたい。
・ユースチームの練習場は、残念ながら馬入ではなく伊勢原の産能大Gに。
計画当初は馬入の人工芝を夜間使えるはずが、市にその計画を変えられてしまい
河川敷の天然芝への照明設置も国交省直轄地のために叶わずに
馬入移転が不可になった。
我々が困っている中、産能大が積極的に誘ってくれて
土のグラウンドを人工芝に改良してくれたりもするのでそれに応じることにした。
(8月1日に、人工芝への改良工事の旨が産能大から発表されている)
ユースチームの移転・受入以上のことも産能大が考えてくれていて、
そのことと合わせて10月に正式発表予定。
父兄には、伊勢原移転による対応策と合わせて先日説明済み。
特に馬入に移転すると思っていた1年生には
申し訳ないことをしたと思っている。

3.増資について
増資の話は昨年のうちから社長も口にしていたし
今年6月の平塚市議会の議案にもなった。
(市は750万円のベルマーレの増資に応じることを決議)
また、7月下旬のベルマーレの臨時株主総会で
増資も決議された模様。
そのことへの事前質問もあったことから
今回増資の内容は明らかにしてもらえた。
ただ、実際のお金の払込は8月中に完了見込みで、
かつ、5%以上の株を持つ株主については
Jリーグ理事会で承認→当該会社で株主総会決議→
Jリーグ実行委で報告、という手続きをとらねばならず、
これが未完でもあることから、このブログでの公開は自粛する。
(万が一、払込未遂等で増資がダメになる、ということもあるから)
ただ、払込や実行委報告が完了次第、
速やかにクラブから発表するようお願いしたい。



情報公開というのは確かに困難が多いと思う。
早ければいいにこしたことはないが、
正式に決まっていない(契約・実際の取引が完了していない)のに
先行して発表するわけにもいかないところもある。
その一方で、クラブの意志とは無関係に先行して
とある筋から情報が流れたりする。
先月27日の平塚市の記者発表などは、
発表元が市であることもあって、
仮にその情報がベルマーレ未承認のものとしても
それがあたかも決まったことのように受け取られる。


この情報化時代に対応した情報公開のあり方は
クラブに是非よく考えてほしいところだ。
ただ、対策はある。
今回のクラブハウス問題限定かもしれないが、
まずは実際の物事の進行をより早くすべきなのである。
10月から使う借地の契約がまだ、とか
10月から練習場所が大きく変わるのに
8月の初旬にユースの父兄に説明会、というのはあまりに遅すぎないか。
ギリギリまで最善の方法を探っていたとはいうものの、
ユースの選手や父兄にとっては不信感は大きいことだろう。
その情報を最終的に受け取る人の立場、気持ちに立って、
物事の進行・見極めを早くして、かつ速やかに情報公開してほしい。


また、関係各所にしっかりと根回しをすべき。
今回、平塚市が先走って未確定情報を先にばらした、という
思いはあるだろうが、毎月27日頃に市が定例的に記者発表をするのは
既にわかっていることだろう。
その一方で今回の新拠点の概要が市に筒抜けになるのは
土地等が絡むことから不可避なことから
市に「言っときますがこれは未確定なのでまだばらさないで」とか
いうくらいの念は入れてほしい。
もしくは、先手を打って「詳細は未定だが決まっている範囲だけでも」
発表してもいいと思う。
これらは、現況を知りたがっている人は一杯いるのだから・・・
これらのことは、知りたがっている人にとってだけでなく、
ベルマーレ自身にとっても得だと思うよ。
それをしないと、今回のように損をするのではないだろうか。

(クラブハウス問題)市の支援策が発表 でも問題は続く

2006-08-02 01:53:32 | 湘南ベルマーレ(その他)
関東の梅雨が明けて数日経つが、本当に夏らしいのはあと2週間ばかり。
その後は海にクラゲが増えるし日も短くなっていく。立秋も近い。
私はド真夏生まれ(といっても立秋の日)だが、日本の本当の夏は短いものだ。
それはともかく、気づくとベルマーレが大神にいるのもあと2ヶ月弱。

そんな中、先月27日に平塚市が記者発表を行い、
「湘南ベルマーレに対する支援策」を明らかにした。

最近特に平日が多忙でなかなかUpできずにいて申し訳なかったが、
私が思う要旨は以下の通り。


(市のアクション)
(1)既存施設の活用によるベルマーレの支援
・ひらつかアリーナ内の「控室3」をベルマーレの筋力トレーニング室に充てる
・サッカー場管理棟南側の1階更衣室をベルマーレの医務室に充てる
・サッカー場管理棟2階の多目的室をベルマーレの選手ロッカー室に充てる
(2)施設増設によるベルマーレの支援
・多目的棟をサッカー場管理棟の西隣(現在は駐車場の植込み)に増設する 
※これを必ずしもベルマーレ専用にするわけではない。
 もともとはサッカー場利用者増に対応する為の施設増設であるが、
 ベルマーレから使用打診があれば協議には応じるとのこと。
※今回のアクションのスタンスは、ベルマーレが自助努力で確保した新拠点
 (公園に隣接)に収容しきれないものを公園内の施設で対応する、というもの。


(馬入移転に伴うベルマーレのアクション)
※記者との質疑応答で明らかになった
・公園と隣接する土地(189坪)を借用。契約は2年。
・そこに2棟を(恐らく仮設で)新設、既存の1棟と合わせて新拠点とする。


(詳細は、平塚市のサイトの↓を参照)
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/2006pres/0607093a.htm

(ベルマーレのコメント)
「ご心配をいただいております、
多くの市民・サポーターの皆さまに心より感謝申し上げます。
また、今後も馬入ふれあい公園でのベルマーレと市民のさらなる共生のために、
よりよい環境づくりを目指していきたいと考えています。」


市がベルマーレの馬入移転(というよりは大神撤退)に対して
支援をしてくれることになったのはとても嬉しいことである。
そして、私の呼びかけに応じて署名してくださった方・
署名を集めてくださった方をはじめ数千もの署名・市への意見があっての
今回の市のアクションだと思う。

もっとも、まだまだ心配の種は尽きない。
例えば選手用の駐車場をどうする、という心配はあるし
(189坪の新拠点の中には3棟もあり、とても車を数十台も停められない)
ユースチームだけが馬入に移ることができず、トップチームと離れてしまう
(恐らく伊勢原の産能大Gへ移転するのだろう)
ことになるのはとても残念ではあるのだが・・・
(人工芝Gの使用時間(夜は一般と混用)と天然芝が照明無なのが痛かったか)


そして、これでクラブハウス問題が終わったわけではない、と
私は思っている。
(理由)
・新拠点の土地借用は2年の契約(2年後どうなる?)
・既存施設の借用で、他の利用者に迷惑をかける
(例:本来審判・役員用の控室3が占有されると、
 アリーナで大きな大会が開きにくい)
・公園自体に便益性施設が不足している状態は変わっていない
(我々が求めているのは便益性施設を備えた市民共有型クラブハウス)
・サッカーをメインとした公園に、市のサッカーのシンボルの棲家が
 ないのは不自然ではないか?

そして、署名活動は今月一杯やっていく方向です。
9月の市議会に請願書に添付して提出します。
引き続き、ご協力お願いします。



・・・なお、ベルマーレのコメントに私は大いなる不満を覚えている。
そりゃ、6月に市議会がベルマーレの増資の市による引受を決議したのに
何も発表がなかったこととかを思うと、ないよりは大分ましなのだが、
これだけ読むと、今回の市の支援策でもう十分、とも思えるし
(ほんとにそれだけでいいのか???)
「サポーターにクラブハウスがなくなる、なんとかしてと泣きつきながら
 一方では自前で仮設とはいえ新拠点を建てる。どういうつもりだ?」
と真意がはっきりしない。
そして、自分たちの新拠点について自分たちの言葉で何も説明無し、
市からの発表に任せっきりとはどういうつもりだろうね。
そんなことだから、朝日・読売には今回の土地借用があくまで
「2年」とか大事なことが書かれないのだ。(神奈新にはあった)

クラブハウス問題を機に開かれた講演会

2006-07-17 02:54:03 | 湘南ベルマーレ(その他)
2006/07/16 14:00~15:30
平塚市大原公民館 集会室(定員80名)
講演会「平塚の誇りJクラブのある町、平塚の未来」
~地域に根差したヨーロッパ型スポーツクラブとは~
主催:平塚市商工会議所青年部
講師:(社)日本プロサッカーリーグ
企画部マネージャー 藤村昇司氏

クラブハウス問題を機にこの講演会は開かれた。
今回主催の平塚市商工会議所青年部は
7年前には第1回Jリーグホームタウンサミットも主催。
当時の中心メンバーの1人が現ベルマーレ社長の真壁氏である。
今回は「クラブハウス問題を考える会」においても
我々実働部隊とは別のところで動いてくださっている。

ここでは今回の講演の中でも自分にとっての要旨を記す。

まずは藤村氏の経歴(含むサポーター歴)から。
氏は1990年イタリアW杯を会社(当時は大日本印刷)を
3週間休んで見にいったとのこと。
その後、91年のバルセロナ五輪1次予選(香港)や
93年のアメリカW杯1次予選(ドバイ)・最終予選(ドーハ)にも
いかれたとのことだから、当時では相当な猛者である。
ドーハの後、「この情熱をもっとサッカーのために生かしたい」と
いう思いが強くなり、Jリーグデータセンターを経て
99年に(社)日本プロサッカーリーグ(Jリーグの運営会社)に
入ったとのこと。
今は企画部マネージャーとしてリーグの将来像の描写、
スタジアム基準の見直し、ホームタウンのあり方、各種研修、
経営諮問委員会の運営をなさっている。


あとは、要旨を箇条書きに。

ア)ホームタウンとは
(1)地元から愛される(地域のクラブとみられる)
(2)クラブが地元に貢献する(クラブの地域とみる)
上記(1)(2)がともになくてはならない
(2)の例:
・観戦経験、地域の人々の間での共通体験、
 地域名を叫ぶことで地域と自分たちの結びつきが強まる
・サッカー指導、スポーツ環境整備で地元に貢献する
・自らの影響力を生かしてプロスポーツ団体として地域貢献
(地域の問題を採り上げてPR(例)人種差別、高齢化など)
 →これが国内ではまだまだ少ないとのこと。もちろん湘南も・・・・

イ)どうしたらホームタウンになれるか
(ただあるだけではダメ。自動的になれるわけではない)
(1)残念ながら、答えは明白ではない
(2)まずは、クラブが地元を愛することから始まるのでは?
※ホームな状態とは・・・
 クラブが町の誇り、生活の一部、応援が楽しみ

ウ)Jクラブの拠点配置の例
(1)本社機能・クラブハウス・下部組織・ショップが一体
・・・鹿島、柏、ガンバ、ヴェルディ、湘南(~04年秋)
(2)本社機能・ショップが市街地でクラブハウス・下部組織が郊外
・・・名古屋、広島 →クラブのアイデンティティ上これでいいのか疑問
※湘南のこれからは本社機能が市街地の予定。
クラブハウスが現在問題、下部組織は一部が馬入に入れそう・・・

エ)クラブハウスの機能
(1)チームのためのPrivate・・・ミーティングルーム、
  ビデオルーム、ロッカー、シャワー、洗濯・乾燥室、
  医務室、マッサージルーム
(2)メディアのためのPrivate・・・プレスルーム
(3)ファンのためのPublic
※便益性・公益性の高いクラブハウスの例
・アルビレッジ(新潟)のオレンジカフェ(選手不使用時はファン使用可)
・ガンバのクラブハウスでJY年代の研修会

オ)愛があればクラブハウスはやってくる?
(1)本来は、自分たちのクラブハウスは自分たちで建てるべき
  クラブが施設整備してそれを自治体に寄付、その代わり優先使用
(自力でつくれないことも問題ではあるのだが・・・・・)
(2)自治体の意思決定プロセスにのっかかる
・法令に沿って説明できる提案にする
・自治体の「スポーツ振興計画」にのっかかる


カ)その他
(1)現在の都市公園法上の問題
・条文上、サッカーが振興の具体的対象となっていない(野球や陸上はある)
・条文上、プロ野球、プロサッカーの施設はつくれないが
なぜか全国あちこちに成立している。
→都市公園自体の改正が急務。Jリーグがもっとプッシュすべき。
(2)海外 (といってもドイツが主)のクラブの例
・ブレーメン・・・スタジアムの一部が貸しオフィス。
 スタジアム内にユースの寮。スタジアムの隣にグラウンド。
・ダウムシュタット(5部)・・・市民と共有スペース(カフェ)
・各クラブで、ユース年代のサッカー大会を主催
 多くの選手が参加し、自らホストとなって料理を提供することで
 交流を図り、その対価で運営費の確保も図る
 (ユースチームの活動に対して市から助成金が出ることも)
(3)湘南地域の難しさ
・湘南は地域的に不利(県内に4チーム、湘南は既にメジャー名、など)
・ただ、勝ち負けに関係なく常に多くの観衆が入るようには
 努力してほしい
・スタジアムにも問題はあると感じる
 

・・・といったところです。
自分としては、頭の中には知識等として
入っていたことをこの場で再確認できたなあと思います。
質問事項まではでてこなくて、ああそうなんだ、と思うばかりであったが。

質疑応答の時間では
甲府からこられた方が
ヴァンフォーレの足跡を踏まえて
ベルマーレに激励をくださったし、
その後には河野太郎議員(前ベルマーレ会長)からも挨拶があった。


今回おこしくださって貴重なお話を
きかせてくださいまして、藤村さんありがとうございました。
そして青年部の皆さんもありがとうございました。

クラブハウス問題に関する私的な近況

2006-07-14 00:18:57 | 湘南ベルマーレ(その他)
W杯期間中、更新が滞っていて恐縮でした。
(J2の観戦記が横浜FC戦から書けていない)
今月はまだ仕事も忙しいので
なかなか頻繁にはいかないかもしれませんが
徐々に追いついていきたく。


プリンスリーグ・桐蔭戦の後、
平塚まで車に乗せてもらえておかげで17時には着いた。
伊藤さんのご協力で
「クラブハウス問題を考える会」で
七夕の時にブースを設けられたので
最終日くらいは・・・とそのお手伝い。
表立って大々的に署名活動やビラ配りができない中
正直なところ成果は・・・だったが
伊藤さんはじめ皆さんお疲れ様でした。


そして、署名はユースの選手の父兄の協力もあって
何人分とはいえませんがけっこうな数を集められています。
特に何枚も署名を集めてくださっている方もいて、
ほんとうに助かります。どうもありがとうございます。

実は日曜の夕方以降、
ブースの前で試合後のユースの選手、関係者数人と
出くわしてその方々にも署名集めをお願いした次第です。
本来はもっとしかるべきを通してから
お願いすべきだったかもしれないし、
また、個人的にはユースの選手たちに過度に強いたくは
なかったところもありますが
(大人の事情で、今頑張っている彼らの環境が不安定になる)
結局は選手自分たちのためのことであるとも思うので、
ご容赦を。そしてできるだけご協力いただけたら・・・。
少なくとも秋津には行きますので、
その時に何らかの形で渡してもらえたら幸いです。

署名活動は8月下旬まで続けて、
9月の市議会に請願書に添付する形で
提出する予定です。

(7/14未明追加)
次回の署名活動は
山形戦(7/16)当日に
・11時~13時 平塚駅前
・恐らく試合開始前(16~17時半?)と
 試合終了直後に競技場周辺
で行います。


また、山形戦の前には以下の内容の活動もありますので、
ご参加いただけたら。

日時:2006年7月16日(日)14:00~
会場:大原公民館3階集会室(大原1-15・競技場の北隣)
講演内容:「平塚の誇りJクラブ湘南ベルマーレのある町、平塚の未来」
      ‐地域に根差したヨーロッパ型スポーツクラブとは‐
講師:社団法人日本プロサッカーリーグ 企画部マネージャー
    藤村昇司氏

参加費:無料
主催:ベルマーレサポーター1万人による
「クラブハウス移転問題」を考える会

ベルマーレの価値、公園の価値を高めるためにも馬入にクラブハウスを!

2006-05-28 23:35:58 | 湘南ベルマーレ(その他)
平塚競技場で早大対専修大を見た後、
ボンボネーラへ顔を出し、1時間以上も店長さんと
お話をした後、馬入ふれあい公園へ。
馬入にはユースの公式戦やトップの練習試合を見に
何度か来たことがあるが、
「どこかクラブハウスを建てられないものか」という目で
この公園を見たことはなかったし、
7月オープン予定の天然芝グラウンド2面(河川敷)が
どんなものかも見たくて、一度みてみることにした。

公園内を1時間弱散策。
晴れて暖かい日曜夕方のこの公園には
家族連れが多く見られ、300台以上収容可能な駐車場は満車。

公園の南端はホテルサンライフガーデンの教会
(グランドビクトリア)に接し、
国道1号の馬入橋、東海道線の相模川鉄橋も近い。
この南端から北端までは徒歩5分の距離。
北端に面するのは第1駐車場と天然芝グラウンド。

河川敷(以前は長瀞スポーツ広場だった)には
天然芝のグラウンド2面が南北方向に既に整備されていた。
ただ、芝はさほど綺麗ではない。
また、水面が大神の時よりも近い為、
高さのあるネットを張らないとボールが川に流される恐れがある。
あと、見学・観戦用のベンチはなし。
堤防の斜面から見るしかない。
ベルマーレが優先的に使用することは整備計画の時から明白だったのだし、
それ以外の使用(例えばそれなりのチームのキャンプなど)に堪えるように
ベンチをつくるなり、またせめて一部分にでもコンクリートの階段を
つくって座りやすくしてくれたらよかったのだが(大神と同様に)・・・

休日だからか、河川敷の南側に隣接の湘南マリーナの
ウォーターバイクの音がうるさい。
また、東海道線の走行音も響く。
しかし、市の中心部から遠くなく、この日のように
人出が多くみこまれる中で練習ができるのはいいことだと思う。
馬入移転は、ベルマーレが市民の生活の中に
もっと溶け込むいいきっかけになるだろう。

第1駐車場の南側にある体育館(ひらつかアリーナ)は立派なつくり。
アリーナ(1階)はバスケコート4面分の広さがあり、可動式観客席もある。
2階には観客席が5段ある。
総合公園にもVリーグやプロレスが催される体育館があるのに、
ここにまた造ってしまう平塚市ってすごいもんだ。お金あんじゃんか・・・
他に会議室、チャイルドルーム、多目的室そして和室(2部屋)がある。

アリーナの南側にあるサッカー場(人工芝1面)は今更いうまでもないだろう。
ピッチはJFA認定のロングパイル人工芝で申し分ない。
しかし以前から感じていたがやはりこの管理棟では手狭。
よくこの施設で2002年の時ナイジェリア代表を迎えたものだ・・・と思う。

そのさらに南側には「はらっぱ」がある。
ジャングルジムもある。しかし、ここが一番人が少ない。
このはらっぱ、中央部は「芝生養成中のため立入禁止」とある。
ただでさえ人が少ない場所、そしてここのすぐ南にはグランドビクトリアがある。
グランドビクトリアはスコットランドから移設してきたレンガ造りの教会で
東海道線からも見え、東京方面から平塚へ入るときの玄関の感もある。



このはらっぱ中央部に何か建ててもいいと思うのだが。
グランドビクトリアとも近いし、駅からも歩ける距離。
中身によっては観光スポットになりうると思うが。

まずこの公園内、ほんとに自販機以外にモノを買えるところがない。
食べ物に至ってはアリーナ内でパンくらいしか買えない。

そして、この馬入ではナイジェリア代表が韓日W杯でキャンプを張った。
平塚にはベルマーレがあり、天皇杯、アジアカップウィナーズを獲り、
フランスW杯には4人の代表を輩出し、ヒデを欧州サッカーへ送り出した。
また、日本リーグ時代から平塚ではサッカーの試合はよく開催されていた。
これらの平塚、ベルマーレのサッカーの軌跡を記念し
後世に伝える資料館は必要ではないか。

ベルマーレのクラブハウス機能は必要だと思う。
あったほうがベルマーレの価値は高まる。
(環境がよくなるから強化面、コンディション調整で有利)

市はベルマーレの筆頭株主だからだけでなく、
ベルマーレの価値が上がったほうが
観客動員も増えて平塚への来訪者が増えて市に経済効果もある、
という視点でもベルマーレの価値向上に取り組んでほしい。
その為に、この公園内に、サッカー資料館と飲食施設OR売店が入った
まさに市民共有型のクラブハウスを建ててほしいのだ。
自助努力でクラブハウスを建てるべき、というのは正論ではある。
しかし、それだけのお金があったらそのお金を好選手獲得に回して
ベルマーレの価値向上に努めてもらったほうがはるかによくないだろうか?
また、クラブハウスの中にベルマーレや2002年のことも含めた
サッカー資料館や飲食施設OR売店があれば馬入ふれあい公園の価値が
高まるだろう。馬入はほかならぬ市の持ち物。
自らの持ち物の価値をさらに高めたいと思いませんか?


そして、ベルマーレにもさらなる奮闘を求む。
ベルマーレがなぜJ2戦での平塚競技場、
そして10月以降の馬入(グラウンド)を優先使用できるか。
それは、「ベルマーレは平塚をはじめとする湘南地域の『代表』として
最も世界的なスポーツ・サッカーのプロの舞台で戦っている」からではないか。
その『代表』という気持ちを常にもってほしい。
クラブハウス建設を求める一方で自らの成績が下降傾向では
市の意向、市民の声も消極的なままであろう。
成績だけでなく、ベルマーレには「クラブハウス建設の可能性を下げる」ことを
自らしないでほしい。
クラブハウスがないと一番困るはずのクラブにそれをされると、
さすがに我々も協力への気持ちが萎えてしまう。