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クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

3年生最後の試合・・・(Jユース最終戦)

2008-11-17 00:05:13 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第8戦=最終戦)
2008/11/16 13:30開始 平塚市・馬入ふれあい公園サッカー場(天然芝)
湘南ベルマーレユース 1-9(前半1-2) FC東京U-18
【得点】8分(東京)7山浦公裕(FK)、36分頃(湘南)4天野勇太(PK)、39分(東京)7山浦公裕、
55分(東京)10岩渕良太、58分(東京)10岩渕良太、63分(東京)17大貫彰悟、
66分(東京)10岩渕良太、71分(東京)10岩渕良太、72分(東京)10岩渕良太、75分(東京)9山村佑樹



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

              1柳川祐哉(2)

      13坪井港(3)  25遠藤航(1)  12甲斐健斗(2) 

         20新村賢祐(2)    4天野勇太(3)
24渡邊敬也(1)                     22山根一真(2)

           
      5中澤高也(2)  18藤松聖弥(2)  23関谷祐(1)   


選手交代は
5中澤→11亀井直(3)、1柳川→16松本健太郎(3)、20新村→3安藤潤哉(3)、
24渡邊→17岡崎大輔(2)、25遠藤→18藤松聖弥(2)、
監督:チョウ・キジェ



ベルマーレユースは前節1・2年生の力で久しぶりの勝利を収めた。
その流れをこの試合に持ち込むべく、1・2年生のメンバー主体で来るか。
一方、この試合は今年最後の公式戦。3年生を使うか。
実際は後者であった。
なお、この試合では亮平、古林、正樹の3人が警告累積で出場停止。
3年生はケガの義恭、曽我の2人を除く全6人が出場した。


湘南の布陣は登録上は4-4-2だったが、実際は上記のような3-4-3に見えた。
前節と同様の3バック。
一方、相手の布陣は4-4-2。
どのように相手の攻撃に対応するのかと注目していたが、
実際は恐れていたとおりに両サイドMFが相手の両サイドMFに押し込まれる(付き合う)時間がとても長く、
実質5-2-3となってカウンター攻撃も容易ではなかった。

そんな中、35分過ぎにカウンターから山根がPA内に侵入して相手のファウルを誘いPK獲得。
そのPKをキャプテン天野が決めて同点にする。
これが東京の闘志をさらに燃えさせたか、直後に相手選手2人が交代。
そして39分に相手2番の左サイド突破からクロスをあげ、そのクロスめがけてファーサイドで7番が頭から飛び込んで勝ち越し点を得る。
この試合の相手の得点の多くはサイド突破からファーサイドへのクロスからという形だった。
(恐らく4点はそうだった)
来季、湘南が最終的にどういう布陣で公式戦に挑むかはわからないが、
3バックでいくならばなおさらサイド突破とその後のクロス等への対策が強く求められる。
相手がサイドを押し込んできた場合はサイドMFではなく中央MFが下がって対応する形も考えられるはずだ。サイドの攻撃力を活かしたいならばなおさら。

後半になると中盤での相手への寄せとDFの相手へのマークが甘くなり、自陣裏にスルーパスを通されてそのままシュート、という形も多くなる。
そして立て続けの失点を食らい、後半30分には1-9というスコアに。
とはいえ、さすがに今季2度目の2桁失点は避けてほしかった。
その思いが通じたか守備陣がなんとか踏ん張りを取り戻し、失点は9で止まった。
その後はゴール目指して最後の力を振り絞っての攻撃を仕掛けるが、残念ながらゴールはならず。
ロスタイム3分の末、この試合、そして今年公式戦25試合目、さらにはここ3年間の公式戦合計で78試合目の終わりを告げるタイムアップの笛が鳴った。
(公式戦には県CYを含まず。06年は26試合、07年は27試合)



松本健太郎、伊藤義恭、安藤潤哉、曽我洋右、斉藤聖也、亀井直、坪井港、そして主将・天野勇太。
1年生の春から公式戦スタメンを続け、得点をあげた選手もいる。
しかしその選手たちも含め、期間の長短問わずケガに泣かされた選手も多い。
(重症の為に3年になる前に泣く泣く去った鹿山隼平もその1人)
3年間フルに公式戦で活躍できた選手は結局いなかったといっていい。
さらにはユース加入内定当時から指導者も練習場も変わった。
その影響もあってか2年前の新春には15人いたはずの新1年生が1年も経たないうちに10人になり、そして最後まで残ったのはこの8人だけだった。
この8人の選手は本当によく頑張ったと思う。特に3年生の途中・最後までずっと公式戦出場機会を与えられなくてもこのチームで頑張り抜いた2人の選手は。
皆大学へ進学することになりそうだが、この経験を胸に次のステージでサッカーを上達させてほしい。



・・・そして、ベルマーレユースも、この1年間の25試合で3勝3分19敗、32得点71失点という成績を今後の成長の糧にしてほしい。
この成績は決して最上級生だけの責任ではないはず。年が変われば自ずと好転するとは思ってほしくない。
この成績を機に、指導法の抜本的見直しも必要だろう。
特に、なぜこんなにけが人(しかも長期離脱)がいつも多いのか・・・選手本人だけのせいではないはずだ・・・
もちろん、選手の個々の意識も大きく変わらないといけない。
もっと個人能力を高めないといけない。
来年4月から始まるであろうプリンスリーグ2部も決して楽な舞台ではないはずだ。
プリンス1部復帰、そしてクラブユース全国出場をめざす新チームがこれからの4ヶ月半「臥薪嘗胆」を期してチーム力、個人能力を上げてきてくれることを切に願う。

有言実行で久しぶりの勝利!(Jユース・1-0山形)

2008-11-10 02:16:20 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第7戦)
2008/11/09 14:00開始 天童市・山形県総合運動公園第3運動広場(天然芝)
モンテディオ山形ユース 0-1(前半0-1) 湘南ベルマーレユース
【得点】33分頃(湘南)20新村賢祐



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

              1柳川祐哉(2)

      26岡崎亮平(1)  25遠藤航(1)  12甲斐健斗(2) 

         20新村賢祐(2)    19吉野順貴(2)
24渡邊敬也(1)                     22山根一真(2)
              8古林将太(2)
           
        10鶴見正樹(2)      23関谷祐(1)   


選手交代は
23関谷→18藤松聖弥(2)
監督:チョウ・キジェ


2週間ぶりに訪れたべにばなスポーツパーク(県総合運動公園)。
周囲の山々は色づき、やはり空気はより冷たく、乾いていたが、思っていたほどではなかった。
スタメン11人中6人(と私)は半袖であった。
今回のベルマーレ側応援者は父兄の方2組4人+3人。
私は父兄の1組と共に昨夕の水戸戦の後に平塚を出てその日のうちに天童入りしていた。

一方、今回の遠征メンバーは1・2年生計17人+中3生1人という構成。
このメンバーとスタッフが試合前に我々の前(ネット越しだが)に一斉に走ってきて
「今日は遠いところありがとうございました。絶対勝ちますので応援よろしくお願いします」という旨ゲームキャプテンが挨拶をした。
嬉しかったし、驚きもした。(少なくとも私にとってはユースを9年見てきて初めてだ)
3年生を皆残してきたが、それでも勝つ。相当な決意を込めての言葉だと思う。
(これで勝てなかったら産能大Gに戻れない、というくらい・・・?)

変わったのはメンバー構成だけでなく、布陣もそうであった。
公式戦では恐らく2年半ぶりではないかと思われる3-5-2。
しかし、今回のメンバーの多くの特徴(長所)を最大限に生かす、という視点からは最適な布陣かもしれない。
今回の試合は皆がそれぞれ良さを見せた。それは相手のチーム力との関係もあるかもしれない。また、1得点どまりであったのも確か。でも、内容がとても良かったから、交代は90分の中で終盤にわずか1人にとどまったといえよう。
特に3バックの中央に入ってカバーリングを何度もみせた遠藤、今までのサイドから中央に移り運動量を生かして最後まで相手のボールの出所を抑えにいった吉野は、今年公式戦に何度も出ながらも今まで思うようにいかなかったことが多かっただろうだけに試合後は人一倍嬉しそうに見えた。また、Jユースでは初の先発出場となった柳川も試合中的確なコーチングを続け、失点が続いた日々からの復調そして成長を印象付けた。
なお、この試合唯一の得点は前半33分ごろ敵陣に攻め込んで中央でマイナスのボールが入ったところを新村がミドルシュートを決めたもの。新村は前の試合でも遠目の距離からGKを襲うシュートを打っていたし、その姿勢が報われたといえる。



有言実行を果たした今回のユースチーム。
公式戦では今年6月以来の勝利。今年初のJユース勢からの勝利。
Jユース勢からの勝利は昨年7月のプリンスリーグ・鹿島ユース戦以来(その試合でも新村が得点)。
そして、Jユース杯ではなんと2年3ヶ月ぶり=18戦ぶりの勝利=拠点が産能大Gに移ってから初勝利!
その喜びが爆発したのが試合終了後、今回の画像の様子の通り。
こっちもほんとに嬉しかったね。やっと勝ち試合を見れて。

久しぶりの勝利を今年中にあげることはできた。
今年最後の公式戦は次の日曜の馬入、13時半から。
相手は奇しくも今年の初戦の相手・東京。
もちろん難敵(昨年Jユース王者&今年のプリンス関東&全クラ王者)であり、どの布陣でいっても恐らくは的確にその布陣特有の弱点は突いてくるだろうが、それを乗り越えての勝利を目指してほしい。そして・・・3年生の引退を勝利で飾ってほしい。

なりふり構わず勝ちに行ってほしいのだが・・・(Jユース・0-1山形)

2008-11-02 22:49:50 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第6戦)
2008/11/02 13:30開始 平塚市・馬入ふれあい公園サッカー場(天然芝)
湘南ベルマーレユース 0-1(前半0-0) モンテディオ山形ユース
【得点】61分頃(山形)8井関諒司



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             21黒沢隼(1)

17岡崎大輔(2) 25遠藤航(1)    12甲斐健斗(2) 22山根一真(2) 

       20新村賢祐(2)    14磯村朋宏(1)
8古林将太(2)                   30忠地紀明(1)
           
        23関谷祐(1)    10鶴見正樹(2)   


なお、亮平、中澤、吉野の3人は警告累積等で出場停止。

選手交代は
17岡崎→24渡邊敬也(1)、30忠地→31田中進之介(1)、20新村→32金子京平(1)、
23関谷→7吉澤迅矢(1)、14磯村→13坪井港(3)
監督:チョウ・キジェ



山形とは公式戦で(練習試合を入れても)おそらく初対戦。
山形側の観戦者も数少ないとはいえいらっしゃった。
試合は、湘南が優勢にすすめていた・・・失点のシーンまでは。
個人技で上だったし、決定機もいくつもあった。上隅へのロングシュートで相手GKを2回は襲った。失点の数分前には湘南の前線の選手が敵陣をかき回した間隙を縫って右SBがゴール前に出没してGKと1対1というシーンもあった。
山形側にはチャンスこそ何度かつくられたが決定的なシュートは打たれていなかった・・・失点のシーン以外は。

失点は、湘南の左サイドの裏を突かれる→ファーサイドへ山なりのクロス→相手のFW9番が折り返したボールがバーの上辺にあたってピッチ内へ跳ね返る→相手の8番が押し込む、という形。
攻撃的なSBの裏を突かれること、突かれた後の中央の対応が不十分だったこと(前半に一度対応できたのだが・・・)・・・サイドの裏を突くパスを出されていることも含めて、修正点は以前と変わっていない。

ただ、この試合で一番の問題は、1点とられたことよりも1点もとれなかったことではないか。
特に、失点の後は決定機すらあったかどうか、という状況。
失点の直後のキックオフをあっさり相手にわたしてしまう。
前半は何度かみせていた左でキープ→左SBのオーバーラップを引き出す、という動きが(選手交代もあってか)見えなくなる。
それだけでなく、終盤には選手交代で貴重なパサー・キッカーが引っ込んでしまった上、CBを入れたかと思えばパワープレーに出ることもなく、ボール運びも遅く、予想外にも4分以上もあったロスタイムを活かせずにタイムアップを迎えてしまった。
山形はJユース2勝目。確かに個人技では湘南に劣る面もあったが、前述の1対1のシーン以外では攻守にわたって要点はしっかり押さえていたように思う。



もうJユースもこの試合入れて残り3試合という状況であった。
それにもかかわらず、なりふりかまわず勝ちに行くという姿勢が見えなかったのはとても残念である。
来年を見据えてほぼ1・2年のメンバーにしているとしても、勝てなければ、
勝ちへのこだわりを指導陣が伝えられなければ、意味がないではないか。
3年生になってやっと公式戦出場を果たせた選手が複数いるが、このままではその選手は勝つ味を十分に知ることなく引退してしまう。
幸い、3年生の進路は皆ほぼ決定した模様。それでも3年生は今のチームをなんとかしたくてチームに集うのではないか。

次の試合は9日(日)14時から山形県総合運動公園第三運動広場(早い話がNDスタの駐車場の近く)で山形とのアウェイゲーム。
来年どうこう以前に、まずは今年の勝利を掴みにいってほしい。

ロスタイムの失点で惜しくも敗戦・・・来週はリベンジだ!(Jユース・0-1横浜FC)

2008-10-13 23:32:38 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第3戦)
2008/10/13 13:30開始 平塚市・馬入ふれあい公園サッカー場(天然芝)
湘南ベルマーレユース 0-1(前半0-0) 横浜FCユース
【得点】89分(横C)11岩渕大輔



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             21黒沢隼(1)

17岡崎大輔(2) 13坪井港(3)    12甲斐健斗(2) 22山根一真(2) 

             20新村賢祐(2)
                
24渡邊敬也(1) 8古林将太(2)    5中澤高也(2) 19吉野順貴(2)
           
             10鶴見正樹(2)   

選手交代は
17岡崎→23関谷祐(1)、20新村→4天野勇太(3)、19吉野→14磯村朋宏(1)、
13坪井→26岡崎亮平(1)、8古林→30忠地紀明(1)
監督:チョウ・キジェ


今年のJユース・ホームゲーム4試合はいずれも馬入・天然芝で開催される。
ありがたいことです。一見さん含めてギャラリーも多くなるし、
トップチームのスタッフも見やすい。
しかもキレイな芝でプレーできた。
(あの大神の今の荒れ具合には首をかしげる・・・)

前半は横浜FCが優勢(湘南も決定機があったが)、後半は湘南が優勢。
しかし、後半ロスタイムの失点で苦杯をなめた。
失点は、横浜FCが敵陣中央で受けたファウルから。相手はそれを横目に素早く左に展開。
ボールはさらに右へと振られ、最後はその右サイド深くからゴール前へ入ったクロスを押し込まれた。
これは味方の切り替えが遅かったというよりは、相手の動きが速く、しかも前半から再三攻めていた右サイド(湘南からみた左サイド)をロスタイムでも的確に攻めてきた相手が一枚上だったと言ったほうがいいように思う。
また、相手は守備に切り替える時の戻りが速く感じた。

4-1-4-1という布陣は中盤でのパスの出しどころを増やす為だったように感じる。
試合の途中からは、右サイドからのラストパスを受けようと逆サイドの選手がゴール前に入ってくることも2回でてきた。さらに前半はGKとの1対1が2回あり、後半はポスト、バーを1回ずつ叩いた。
それでも無得点だったのは技術や運不運だけでなく相手の裏をかききれなかったこともあるのではないかと思う(位置取り、選手の数、タイミングなど)。得点力向上の為にできることはまだあるはずだ。

あとは45分、90分を通しての試合運びをどううまくしていくか。
攻撃の時、守備の時の人数のかけ方はその一つ。
守備では前からプレスにいってボールを奪いにいくべき時もあれば、
自陣深めに陣取ってスペースを消したほうがいい時もある。
また、人数かけた攻撃をするためにどうしたらいいか?キープ力をあげるのも手だし、サイドチェンジを増やすのも手ではないか。


なぜか今回のJユースは同一相手とのホーム&アウェイの連戦が2回(横浜FC、山形)ある。
それは今回のような試合の後にはうってつけ。横浜FCには翌週(19日)のアウェイ(みなとみらい)でぜひリベンジしてほしい。
相手のほうが上だった面があることは確かだが、試合の勝敗はどちらに転んでもおかしくなかったのも確かなのだから。

守備だけでなく、守備から攻撃にどう切り替えるか・・・(Jユース・0-1東京)

2008-10-01 01:17:18 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第2戦)
2008/09/28 13:00開始 江東区・東京ガス深川グランド
FC東京U-18 1-0(前半0-0) 湘南ベルマーレユース
【得点】63分(東京)7山浦公裕(FK)



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             21黒沢隼(1)

24渡邊敬也(1) 12甲斐健斗(2)  13坪井港(3)   22山根一真(2) 

       5中澤高也(2)   20新村賢祐(2)     
8古林将太(2)                   19吉野順貴(2)
           
       10鶴見正樹(2)   23関谷祐(1)

選手交代は
19吉野→30忠地紀明(1)、23関谷→18藤松聖弥(2)、20新村→3安藤潤哉(3)、
5中澤→14磯村朋宏(1)、24渡邊→32金子京平(1)
監督:チョウ・キジェ


2年前のプリンスリーグの時とはまるで勝手が違い、
ピッチ端で死角の多い4段のスタンドからの観戦で、鳴り物の使用も禁止。
やむをえずスタンド上段から手拍子中心の応援。

今年のプリンスリーグでの対戦の時は終盤まで圧倒的な守勢を耐え抜くも
最後に失点してしまった。
前回とはお互いにメンバーが変わっているといえども今回も湘南が守勢に回る。
何度黒沢の攻守と相手のシュートミスに助けられたか。
その中でも、前回よりは湘南は攻勢にでれた。やや遠目ながらもGKを襲うシュートもあった。
しかし・・・PAすぐ外の直接FKから失点。
相手が湘南の壁の前で蹴るコースを隠した上で正確に蹴ってきてはどうしようもなかった。

展開がほぼ事前の予想通りの守勢の展開とはいえ、
大宮戦よりも守備の質は高かったといえる。1点とられても失点が続くことはなかったし。
ただし、練習で守備に力を入れすぎたのか、実戦では一度もPA内で決定機をつくるところまでいかなかった。
仮に直近では練習していなかったにせよ、夏休みには相当な練習時間を割いてきたはずだし、
味方が中盤でフリーでボールをもてるときは周囲が連動して動いてほしかったものだが・・・
この試合の敗因は、1点とられたことよりも1点もとれなかった、とれるチャンスすらなかったことだと思う。
大宮戦では後半立て続けに4失点したことをまずは問題(最優先で解決すべき)だと思ったが、攻撃がとりたてていいわけでもなかった。次の試合こそはすばらしい攻撃をみせてほしいが、かといって1点とられたら前がかりになってその裏を突かれる、という形は避けたい。
守備だけ、攻撃だけ、というよりも・・・ボールを得て守備から攻撃に移るときにどうするか、そしてどうシュートまでもっていくか。そしてボールを失って攻撃から守備に切り替えるときにどうするかを徹底させること。そういう攻守の一連の流れをつかむことが今のチームに一番望まれるように感じるのは私だけだろうか。

今年こそはJユースをすばらしい大会にしてほしい。
ピッチ上の選手たちも同じ気持ちだと思う。
次の試合まで2週間空いているのはこれが最後。
第3戦(13日13時半~対横浜FC@馬入天然芝)の後は毎週試合となり、
課題の解決もそう容易ではなくなるだろう。この2週間に今のチームの課題の解決を済ませてほしいところ。

連続失点をどう乗り越え、勝利に近づくか(Jユース・1-4大宮)

2008-09-20 02:49:25 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第1戦)
2008/09/15 14:00開始 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
大宮アルディージャユース4-1(前半0-1)湘南ベルマーレユース
【得点】22分頃(湘南)8古林将太、48分(大宮)9野崎桂太、
53分(大宮)9野崎桂太、81分(大宮)8今井智基、86分(大宮)8今井智基



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             21黒沢隼(1)

24渡邊敬也(1) 12甲斐健斗(2)  13坪井港(3)   22山根一真(2) 

       20新村賢祐(2)   4天野勇太(3)     
19吉野順貴(2)                  8古林将太(2)
           
       18藤松聖弥(2)   10鶴見正樹(2)

選手交代は
12甲斐→26岡崎亮平(1)、19吉野→6曽我洋右(3)、24渡邊→3安藤潤哉(3)、
18藤松→5中澤高也(2)、20新村→23関谷祐(1)
監督:チョウ・キジェ

東京、大宮、横浜FC、山形と同組となった湘南のJユース杯予選リーグ。
2ヶ月にわたる8試合のリーグ戦。5チーム中2位以上に入れば決勝トーナメント進出。
さらに1位になれば、(恐らく)決勝トーナメント初戦(2回戦)をホームで迎えられる。
今年最後の公式戦、なんとしてもこの大会こそは結果は出したいところ。


初戦のスタメンは、現時点の調子を考えるとこれがベストなんだろうな、と思わせるもの。
後半開始早々に1点取られた直後から選手交代が相次いだが、次の試合の少なくとも前半一杯は今回のスタメンで戦ってもいいのではないだろうか。選手の特徴をより生かすために選手配置は一部入れ替えがあってもいいとは思うが。

22分の先制点の形はよかった。古林の相手DF裏への走りこみに対してハーフウェイ付近中央から吉野が浮いたタテパスを出し、裏に抜け出した古林は苦しい態勢ながらもうまくそのパスをワントラップしてシュートし先制点を得た。
それ以外でも前半は湘南が優勢で、相手にロングボールを放り込まれるも決定機を許さない一方で中盤より前では相手を押し込んでいた。しかし、敵陣を崩してさらに決定機を得るまではいかなかった。

後半開始10分以内でセットプレーから2失点したのは痛かった。
そして、1点取られると立て続けに失点する、という悪癖がこの試合でもでてしまった。
終盤にも追加点を与えてしまい、終わってみれば1-4の敗戦。



連続失点の原因・・・
何かの一言で片付けるのは簡単だが、一言で片付くくらい簡単に問題が解決できるほど簡単ではない。
まずは基本の徹底が必要ではないか。
2失点目では右CK(速いクロス)を受けるゴール前中央(GKのまん前)の相手CBがフリーでヘディングしていたが、そんなことがあっていいわけがない。このシーンではGKがクリアに行こうとしていたが、その前に味方の誰かが相手CBをきっちりマーク、少なくとも身体をしっかりぶつけるべきだ。ニア~中央への速いクロスではGKでは反応・飛び出ししきれないこともあるのだから。
4失点目ではCBの1人が前に出たところから自分たちの陣形が崩れていき、最後は中央に寄った左SBがあけたスペースを使われて失点した。自陣深くで構えている時は無難にみえるが、変に前に出たりサイドに開いてかわされてから崩れるなんて自滅もいいところだ。まずは中盤から後ろが基本陣形をしっかり守ってほしい。その為には、なぜCBが動きたがるか、中盤にも問題があるのではないか、の究明も必要だろう。

そして、気持ちの持ち方はどうか。
ひょっとしたら、無失点でいくことにこだわり「すぎて」いないだろうか?
「1失点は仕方ない」くらいの気持ちの切り替えがあってもいいと思うのだが。

あとは、走り勝てなかったのもつらく感じる。
この原因はペース配分や選手交代の仕方(途中出場選手の位置も含む)などが考えられるが、原因を問わずして大会開幕戦で躍動感があまり感じられないのは残念だった。



少なくとも、この試合を終えた結果、
2ヶ月間のオフの間に自分たちだけでなく相手も進歩している、自分たちが決してグループで図抜けた存在ではない、先制したからといって楽に勝てることはない、ということは認識せざるをえない。
救いなのは次の試合(28日13時~対東京@深川)まで少し時間があること。
もちろん相手は目下関東2冠、全国でも冬夏連覇中。さらに亮平が国体選抜で不在で、その上に古林がサテライト@みなとみらいに召集される懸念はある。
(古林はプリンスリーグの東京戦に出場していないので、是非今回東京との試合にでてほしいところだが・)
しかし、「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」。
この試合のメンバーでもやり方次第で十分相手の特徴を消した上で自分たちの攻撃をある程度はできるはずだ。

県CY初戦・3-1川崎@産能大G

2008-09-20 01:00:10 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
平成20年度神奈川県クラブユースリーグ 1部 (湘南は第1戦)
湘南ベルマーレユース3-1川崎フロンターレU-18
【得点】41分頃(湘南)30忠地紀明、48分頃(湘南)32金子京平、64分頃(川崎)、72分頃(湘南)32金子京平

今年の県クラブユースリーグ・1部は
横浜、川崎、湘南、横浜FC、FC川崎栗の木、フットワークの全6チーム。
湘南にとっての初戦が13日に開催された。
試合は40分ハーフ。Jユース勢はBチーム主体だが、それでも5位だと2部との入れ替え戦、6位(最下位)だと2部へ自動降格と、緊張感は少なからずあるリーグ戦である。


前半開始時の布陣:
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           16松本健太郎(3)

15臼井健太(1) 25遠藤航(1)  26岡崎亮平(1)  27松田景吾(1) 

       30忠地紀明(1)  31田中進之介(1)
28濱崎風大(1)                 33吉澤迅矢(1)  
           
       32金子京平(1)    23関谷祐(1)

選手交代は
40分:26岡崎・27松田・33吉澤→
5中澤高也(2)・17岡崎大輔(2)・21吉田直人(中3)
52分頃:23関谷→6大野成輝(中3)

1年生主体のメンバー。相手選手の背番号も30~40番台だった。
前半はやや劣勢。川崎の小柄な攻撃的選手のドリブルをなかなか止められない。
そんな中、25分頃に湘南陣内深くで相手選手が侮辱の言動(しか考えられない)から主審に退場を命じられる。
後半開始早々にはなぜか高也らが登場。そして亮平は前半だけの出場。「あれ?」と思ったが、その理由は2日後のJユース杯で自分なりに察することはできた。
後半の早いうちに2得点できたのが大きく効き、3-1で勝利。
しかし、2-0の時に1人少ない相手にカウンターから数的有利そして得点を与えたのはいただけない。
一方、相手のこういう攻撃の姿勢は自分たちの参考にもなるはず。
相手のクチの悪さは見習う必要はないが・・・

内容は課題少なからず、という印象ではあるが、3得点、そして県CYの川崎戦で3年ぶりの勝利はうれしいものであった。

08/7/20 練習試合 対新潟選抜U-16@産能大G

2008-07-25 01:15:32 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
Upするのが遅くなってしまったが、20日12時から産能大Gで
練習試合が行われた。
私は長良川での岐阜戦の後に現地の友人とビールをカブのみした後に
名古屋のカプセルホテルに泊まり、
翌朝6時発の東名ハイウェイバスで東名伊勢原まで乗って産能大へ向かう。
東名伊勢原バス停からは徒歩20~25分かな、と思って歩いていたら
とある父兄の方に道中見つけて拾ってもらえて助かった。


練習予定をみていたら「新潟国体 U-16戦」とあったので
てっきり「(翌日トレセンの試合のある)神奈川県選抜U-16(新潟開催の国体向け)のスパーリング相手」
と思っていた私だが、
(U-16日本代表と勘違いされた方もいたようで・・・)
実際はU-16新潟選抜(国体向けチーム)との35分3本の対戦であった。
(ちなみに、今年の国体開催地は大分だとついさっき調べて知った)
なお、3年生は全員姿をみせていたが、翌日の鹿島ユースとの練習試合に備えてこの日の出場はなし。

1本目のベルマーレユースのメンバーは・・・右SBとFW1人を除いて全員2年生。
ただし、25分ごろに失点を許して0-1で終了。
2本目はGKと左SB(ともに練習生?)を除けば全員1年生。
相手は2人入れ替わったが9人が1本目から続いてプレーし、疲れた状態とはいえ
FWが2得点して2-1で終了。
3本目は1,2本目に出たメンバーの混成で、相手は半数以上が新しいメンバー。
3本目も2-1。

この試合の一番の発見は1年生FWの2得点かな。
1点目は右サイドMFがPA内をタテに突破→そこからの折り返しを決めたもので
2点目は中盤中央のMFからのスルーパスに反応して抜け出して決めたもの。
攻撃陣の層は厚いので、得点したからといって即Aチームとはいかないかもしれないが、
ゴールの形をじっくりつくって、かつ決定率をあげていってほしいところ。
また、周囲も相手を崩す形をしっかりもった上でその応用をしていってほしい。

また、スローインひとつとってももっと基本をきっちり押さえていってほしい。
最初のうちは基本の徹底がめんどくさくなるかもしれないが、
基本が十分押さえられたらそのうち応用がきくはずなので、じっくりやっていってほしい。
Jユースまでの2ヶ月弱を有意義に使ってほしい。

カプセル内の睡眠4時間+バスで疲れた後だったが、帰りは川崎市内在住の父兄の方に
登戸まで送っていただき助かりました。
公式戦再開までは時間がありますが、その間もちょくちょく様子をみておきたいところ。

「3ない」は誰の問題か・・・(プリンス・2-2武南)

2008-07-14 02:21:18 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグU-18関東2008 1部リーグ第11節
2008/07/13 11:00開始 伊勢原市・産業能率大学第2グラウンド
湘南ベルマーレユース2-2(前半0-0)武南高校
【得点】46分(湘南)5中澤高也、50分(武南)15岡部佑允、63分(湘南)7菊池大介、
76分(武南)10甲田真生

(7/25未明 メンバー、得点シーンを追記)
この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             1柳川祐哉(2)

24渡邊敬也(1) 2伊藤義恭(3)  12甲斐健斗(2) 22山根一真(2) 

        6曽我洋右(3)   20新村賢祐(2)     
8古林将太(2)                  5中澤高也(2)
           
       10鶴見正樹(2)    7菊池大介(2)

選手交代は
20新村→9斉藤聖也(3)、24渡邊→13坪井港(3)、10鶴見→11亀井直(3)、
5中澤→23関谷祐(1)、22山根→3安藤潤哉(3)
監督:チョウ・キジェ


先制点は中澤のPA外からのシュート。
その4分後の相手の同点ゴールはミドルレンジからのループ状のシュート(GKの上を抜かれる)。
菊池のゴールはPA内左の角度のあまりないところまで持ち込んでからのシュート。
その後の相手の同点ゴールは相手のシュートのクリアが小さくPA内の相手にわたってしまって再度シュートを許したことによるもの。


この試合は「得点しても追いつかれる」を2回繰り返した末、結局勝利を掴めず。
そして未勝利・最少得点・最多失点・最下位で今年のプリンスリーグ1部11試合を終了。
ゴールに近めの位置で前を向けた時はだいたいシュートにいけたし、
これが現状の精一杯・・・だと痛感した試合であった。


さて、産能大のクラブハウス内にかかげられている(パワーポイントの)スライドの写しの1つに
「3ない」がある。
3ない=(攻守に)かかわらない(をなくす)、考えない(をなくす)、さめない・・・
恐らく、指導側から選手側とその保護者側に示されたものだろう。
選手側にそう訴えるのはわかる。確かにその「3ない」に関係する選手はいるかもしれない。

しかし・・・一方で、そういう指導を実際にできているのか、を指導側は省みれているのか。
指導の姿勢や言い方によっては、かかわりたくない、考えようとしない、
熱くならない(むしろ冷める)選手もでてくるだろう。
自分が1年生のときからかわいがってきたはずの選手の1人が姿をみせなくなって1ヶ月近くになろうとしているが、どうするのだろうか。
自分が中3のときからみてきたはずの選手たちの進路はどうなるのだろうか。
「3ない」が、指導する側にも蔓延していないことを切に祈る。
ちなみに、相手の監督・大山さんは、試合終了後に1人で武南応援席に挨拶をしていた。

彼我の実力差と、トップレベルで生き残る厳しさを痛感させられた試合(プリンス・1-3桐光学園)

2008-07-07 01:50:38 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグU-18関東2008 1部リーグ第10節
2008/07/06 11:00開始 伊勢原市・産業能率大学第2グラウンド
桐光学園高校3-1(前半3-1)湘南ベルマーレユース
【得点】04分(桐光)9寺内渉、07分(桐光)12佐竹陸、25分(桐光)11瀬沼優司、
39分(湘南)10鶴見正樹


この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             1柳川祐哉(2)

17岡崎大輔(2) 26岡崎亮平(1)  31田中進之介(1) 22山根一真(2) 

        6曽我洋右(3)   20新村賢祐(2)     
8古林将太(2)                   7菊池大介(2)
           
       10鶴見正樹(2)    9斉藤聖也(3)

選手交代は
17岡崎→2伊藤義恭(3)、31田中→3安藤潤哉(3)、22山根→13坪井港(3)、
10鶴見→23関谷祐(1)、9斉藤→33吉澤迅矢(1)
監督:チョウ・キジェ


2年前の1月、ベルマーレユースは大神グラウンドで桐光学園を退けて
チーム初のプリンスリーグ参入を決めた。そしてその勢いのままに高円宮杯出場。
桐光は2006シーズンこそ県U-17リーグに甘んじたが1年でプリンスリーグに復帰して、
今年はU-19代表FWも擁しながら高円宮杯を狙う。
そんな相手との対戦は、一言でいえば、実力差が如実に出た内容と結果となった。
2年前に逆転したと思っていた彼我の力関係は、また逆転されてしまっていた。

まずは得点経過から。
1失点目は自陣左サイドで裏に抜かれて、ゴールライン近くからの角度のないところからのシュートがGKを抜いてファーサイドのゴールネットへ突き刺さったもの。
2失点目は敵陣でのCKからの相手のカウンターからで、敵陣ゴール前から戻った岡崎を振り切りながら相手選手が自陣からドリブルで突進してシュートし、最後はそのこぼれ球を押し込まれたもの。
3失点目は自陣浅い位置で与えたFKを相手が一旦つないでからゴール前へ放り込んだボールのこぼれ球を押し込まれたもの。
鶴見の得点は、敵陣左サイドからゴールマウス右上目がけて放った弾丸ミドルシュート。


敗因はいくつか。
まず、3年生の多くがテスト休み明け間もなかったからとはいえ、
1年生・2年生で前の試合から始めた4人のDFラインでは、
高円宮杯圏内(5位以内)にいるチームに立ち向かうにはムリがあったのは否めないだろう・・・
それは攻守両面において。攻撃面ではビルドアップすら慎重にいかざるを得なかった。
そして守備面では前半25分までのチャンスのほとんどをゴールまでもっていかれた。
(GKも前半は本調子からほど遠く感じた。後半は持ち直したけどね・・・)
次に、判断・ポジショニングのレベル(速さ、精度)の違い。これはピッチ上のほぼ全てにおいて。
特に攻撃面でワンタッチでつなぎながら局面を突破することを指向する湘南にとっては
ここで劣っているのは痛かった。
サイドで相手の裏をとれても、ゴール前正面で相手の裏をとることは結局できず、
PA周辺で思うような態勢でシュートできなかった。
(それでももっと打ってほしいが・・・PA周辺正面がムリなら遠目や、サイドの角度のないところからでも)
そして蒸し暑さもあるだろう。
(でも、これは両チーム共通。もっというと、こういう天候こそ2年前の湘南は得意だったが・・・)
以上の点が重なって、前半は鶴見の得点があるまでの出来はあまりによくなかった。
交替枠9つあるなら9つとも前半途中で使ってしまってもいいくらいに、といえばおおげさだろうか。
(実際にそういうことはたとえ1つでもしてほしくなかったし、実際なかったけどね・・・それくらいひどく感じた、ということで)
後半は持ち直して互角に近かったが、それでも得点を奪うに至らず。
一方で失点をGKの攻守もあってゼロに抑え、「試合」を続けることはできた。



チーム再構築中の今の湘南にとっては、こういう相手と真剣勝負ができたことはとても収穫になると思う。
こういうチームと90分を通して互角に戦えて、それを11試合通して実践して
初めてプリンスリーグ1部残留が果たせる、ということがわかっただろうから。
1部リーグに戻るのも大変だが、1部リーグに定着するのはさらに大変なこと。
高いレベルを目指して日々精進していってほしい。選手のプレーも、指導も、そしてスカウトも。

プリンスリーグ1部は来週日曜が最終節。
13日(日)11時から産能大Gで武南との対戦。
湘南と武南は2年前一緒に昇格してきて、この2チームがそのまま2006年のBブロックの1,2位となった。
しかし、今年はこの2チームがボトム2、既に2部への降格決定・・・ 
原因はともあれ、チームづくりで悩みを抱えるのは他も同じようだ。
湘南も武南も今季未勝利で勝ち点差は1。
最終節で唯一高円宮杯も1部残留も懸からない試合とはなったが、
両チームの初勝利と最下位回避が懸かった試合ではある。
そして、3年生にとっては泣いても笑っても最後のプリンスリーグの機会。
3年生の意地をぜひ見せてほしい。見させてほしい。