Jユースカップ2008 予選リーグ Cグループ (湘南は第8戦=最終戦)
2008/11/16 13:30開始 平塚市・馬入ふれあい公園サッカー場(天然芝)
湘南ベルマーレユース 1-9(前半1-2) FC東京U-18
【得点】8分(東京)7山浦公裕(FK)、36分頃(湘南)4天野勇太(PK)、39分(東京)7山浦公裕、
55分(東京)10岩渕良太、58分(東京)10岩渕良太、63分(東京)17大貫彰悟、
66分(東京)10岩渕良太、71分(東京)10岩渕良太、72分(東京)10岩渕良太、75分(東京)9山村佑樹
この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。
1柳川祐哉(2)
13坪井港(3) 25遠藤航(1) 12甲斐健斗(2)
20新村賢祐(2) 4天野勇太(3)
24渡邊敬也(1) 22山根一真(2)
5中澤高也(2) 18藤松聖弥(2) 23関谷祐(1)
選手交代は
5中澤→11亀井直(3)、1柳川→16松本健太郎(3)、20新村→3安藤潤哉(3)、
24渡邊→17岡崎大輔(2)、25遠藤→18藤松聖弥(2)、
監督:チョウ・キジェ
ベルマーレユースは前節1・2年生の力で久しぶりの勝利を収めた。
その流れをこの試合に持ち込むべく、1・2年生のメンバー主体で来るか。
一方、この試合は今年最後の公式戦。3年生を使うか。
実際は後者であった。
なお、この試合では亮平、古林、正樹の3人が警告累積で出場停止。
3年生はケガの義恭、曽我の2人を除く全6人が出場した。
湘南の布陣は登録上は4-4-2だったが、実際は上記のような3-4-3に見えた。
前節と同様の3バック。
一方、相手の布陣は4-4-2。
どのように相手の攻撃に対応するのかと注目していたが、
実際は恐れていたとおりに両サイドMFが相手の両サイドMFに押し込まれる(付き合う)時間がとても長く、
実質5-2-3となってカウンター攻撃も容易ではなかった。
そんな中、35分過ぎにカウンターから山根がPA内に侵入して相手のファウルを誘いPK獲得。
そのPKをキャプテン天野が決めて同点にする。
これが東京の闘志をさらに燃えさせたか、直後に相手選手2人が交代。
そして39分に相手2番の左サイド突破からクロスをあげ、そのクロスめがけてファーサイドで7番が頭から飛び込んで勝ち越し点を得る。
この試合の相手の得点の多くはサイド突破からファーサイドへのクロスからという形だった。
(恐らく4点はそうだった)
来季、湘南が最終的にどういう布陣で公式戦に挑むかはわからないが、
3バックでいくならばなおさらサイド突破とその後のクロス等への対策が強く求められる。
相手がサイドを押し込んできた場合はサイドMFではなく中央MFが下がって対応する形も考えられるはずだ。サイドの攻撃力を活かしたいならばなおさら。
後半になると中盤での相手への寄せとDFの相手へのマークが甘くなり、自陣裏にスルーパスを通されてそのままシュート、という形も多くなる。
そして立て続けの失点を食らい、後半30分には1-9というスコアに。
とはいえ、さすがに今季2度目の2桁失点は避けてほしかった。
その思いが通じたか守備陣がなんとか踏ん張りを取り戻し、失点は9で止まった。
その後はゴール目指して最後の力を振り絞っての攻撃を仕掛けるが、残念ながらゴールはならず。
ロスタイム3分の末、この試合、そして今年公式戦25試合目、さらにはここ3年間の公式戦合計で78試合目の終わりを告げるタイムアップの笛が鳴った。
(公式戦には県CYを含まず。06年は26試合、07年は27試合)
松本健太郎、伊藤義恭、安藤潤哉、曽我洋右、斉藤聖也、亀井直、坪井港、そして主将・天野勇太。
1年生の春から公式戦スタメンを続け、得点をあげた選手もいる。
しかしその選手たちも含め、期間の長短問わずケガに泣かされた選手も多い。
(重症の為に3年になる前に泣く泣く去った鹿山隼平もその1人)
3年間フルに公式戦で活躍できた選手は結局いなかったといっていい。
さらにはユース加入内定当時から指導者も練習場も変わった。
その影響もあってか2年前の新春には15人いたはずの新1年生が1年も経たないうちに10人になり、そして最後まで残ったのはこの8人だけだった。
この8人の選手は本当によく頑張ったと思う。特に3年生の途中・最後までずっと公式戦出場機会を与えられなくてもこのチームで頑張り抜いた2人の選手は。
皆大学へ進学することになりそうだが、この経験を胸に次のステージでサッカーを上達させてほしい。
・・・そして、ベルマーレユースも、この1年間の25試合で3勝3分19敗、32得点71失点という成績を今後の成長の糧にしてほしい。
この成績は決して最上級生だけの責任ではないはず。年が変われば自ずと好転するとは思ってほしくない。
この成績を機に、指導法の抜本的見直しも必要だろう。
特に、なぜこんなにけが人(しかも長期離脱)がいつも多いのか・・・選手本人だけのせいではないはずだ・・・
もちろん、選手の個々の意識も大きく変わらないといけない。
もっと個人能力を高めないといけない。
来年4月から始まるであろうプリンスリーグ2部も決して楽な舞台ではないはずだ。
プリンス1部復帰、そしてクラブユース全国出場をめざす新チームがこれからの4ヶ月半「臥薪嘗胆」を期してチーム力、個人能力を上げてきてくれることを切に願う。
2008/11/16 13:30開始 平塚市・馬入ふれあい公園サッカー場(天然芝)
湘南ベルマーレユース 1-9(前半1-2) FC東京U-18
【得点】8分(東京)7山浦公裕(FK)、36分頃(湘南)4天野勇太(PK)、39分(東京)7山浦公裕、
55分(東京)10岩渕良太、58分(東京)10岩渕良太、63分(東京)17大貫彰悟、
66分(東京)10岩渕良太、71分(東京)10岩渕良太、72分(東京)10岩渕良太、75分(東京)9山村佑樹
この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。
1柳川祐哉(2)
13坪井港(3) 25遠藤航(1) 12甲斐健斗(2)
20新村賢祐(2) 4天野勇太(3)
24渡邊敬也(1) 22山根一真(2)
5中澤高也(2) 18藤松聖弥(2) 23関谷祐(1)
選手交代は
5中澤→11亀井直(3)、1柳川→16松本健太郎(3)、20新村→3安藤潤哉(3)、
24渡邊→17岡崎大輔(2)、25遠藤→18藤松聖弥(2)、
監督:チョウ・キジェ
ベルマーレユースは前節1・2年生の力で久しぶりの勝利を収めた。
その流れをこの試合に持ち込むべく、1・2年生のメンバー主体で来るか。
一方、この試合は今年最後の公式戦。3年生を使うか。
実際は後者であった。
なお、この試合では亮平、古林、正樹の3人が警告累積で出場停止。
3年生はケガの義恭、曽我の2人を除く全6人が出場した。
湘南の布陣は登録上は4-4-2だったが、実際は上記のような3-4-3に見えた。
前節と同様の3バック。
一方、相手の布陣は4-4-2。
どのように相手の攻撃に対応するのかと注目していたが、
実際は恐れていたとおりに両サイドMFが相手の両サイドMFに押し込まれる(付き合う)時間がとても長く、
実質5-2-3となってカウンター攻撃も容易ではなかった。
そんな中、35分過ぎにカウンターから山根がPA内に侵入して相手のファウルを誘いPK獲得。
そのPKをキャプテン天野が決めて同点にする。
これが東京の闘志をさらに燃えさせたか、直後に相手選手2人が交代。
そして39分に相手2番の左サイド突破からクロスをあげ、そのクロスめがけてファーサイドで7番が頭から飛び込んで勝ち越し点を得る。
この試合の相手の得点の多くはサイド突破からファーサイドへのクロスからという形だった。
(恐らく4点はそうだった)
来季、湘南が最終的にどういう布陣で公式戦に挑むかはわからないが、
3バックでいくならばなおさらサイド突破とその後のクロス等への対策が強く求められる。
相手がサイドを押し込んできた場合はサイドMFではなく中央MFが下がって対応する形も考えられるはずだ。サイドの攻撃力を活かしたいならばなおさら。
後半になると中盤での相手への寄せとDFの相手へのマークが甘くなり、自陣裏にスルーパスを通されてそのままシュート、という形も多くなる。
そして立て続けの失点を食らい、後半30分には1-9というスコアに。
とはいえ、さすがに今季2度目の2桁失点は避けてほしかった。
その思いが通じたか守備陣がなんとか踏ん張りを取り戻し、失点は9で止まった。
その後はゴール目指して最後の力を振り絞っての攻撃を仕掛けるが、残念ながらゴールはならず。
ロスタイム3分の末、この試合、そして今年公式戦25試合目、さらにはここ3年間の公式戦合計で78試合目の終わりを告げるタイムアップの笛が鳴った。
(公式戦には県CYを含まず。06年は26試合、07年は27試合)
松本健太郎、伊藤義恭、安藤潤哉、曽我洋右、斉藤聖也、亀井直、坪井港、そして主将・天野勇太。
1年生の春から公式戦スタメンを続け、得点をあげた選手もいる。
しかしその選手たちも含め、期間の長短問わずケガに泣かされた選手も多い。
(重症の為に3年になる前に泣く泣く去った鹿山隼平もその1人)
3年間フルに公式戦で活躍できた選手は結局いなかったといっていい。
さらにはユース加入内定当時から指導者も練習場も変わった。
その影響もあってか2年前の新春には15人いたはずの新1年生が1年も経たないうちに10人になり、そして最後まで残ったのはこの8人だけだった。
この8人の選手は本当によく頑張ったと思う。特に3年生の途中・最後までずっと公式戦出場機会を与えられなくてもこのチームで頑張り抜いた2人の選手は。
皆大学へ進学することになりそうだが、この経験を胸に次のステージでサッカーを上達させてほしい。
・・・そして、ベルマーレユースも、この1年間の25試合で3勝3分19敗、32得点71失点という成績を今後の成長の糧にしてほしい。
この成績は決して最上級生だけの責任ではないはず。年が変われば自ずと好転するとは思ってほしくない。
この成績を機に、指導法の抜本的見直しも必要だろう。
特に、なぜこんなにけが人(しかも長期離脱)がいつも多いのか・・・選手本人だけのせいではないはずだ・・・
もちろん、選手の個々の意識も大きく変わらないといけない。
もっと個人能力を高めないといけない。
来年4月から始まるであろうプリンスリーグ2部も決して楽な舞台ではないはずだ。
プリンス1部復帰、そしてクラブユース全国出場をめざす新チームがこれからの4ヶ月半「臥薪嘗胆」を期してチーム力、個人能力を上げてきてくれることを切に願う。