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クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

劣勢ながらもやりたいことは少しはできたか・・・今季初の勝ち点を1(プリンス・1-1三菱養和)

2008-06-30 01:08:01 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグU-18関東2008 1部リーグ第9節
2008/06/29 11:00開始 平塚競技場
湘南ベルマーレユース1-1(前半0-0)三菱養和SCユース
【得点】51分(養和)28田中輝希、77分(湘南)8古林将太(FK)


(7/2未明にメンバーUpと少々追加)
この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

             1柳川祐哉(2)

17岡崎大輔(2) 26岡崎亮平(1)  31田中進之介(1) 22山根一真(2) 

             6曽我洋右(3)              

8古林将太(2) 7菊池大介(2)  20新村賢祐(2)   5中澤高也(2)
           
             10鶴見正樹(2)

選手交代は
5中澤→9斉藤聖也(3) 17岡崎→19吉野順貴(2)、
10鶴見→23関谷祐(1)
監督:チョウ・キジェ

テスト対策もあってか、3年生スタメン1人で挑んだこの試合。
そして、終始雨が降り続き、終盤は水を多く含んだ芝がゴール前など随所でボールを止める。
ユースでは2年ぶりの競技場開催を思うと、この2点は残念。
攻守ともに、前半は那須でみせたような形を少なからずみせてくれた。
しかし、後半はなかなかおもうようにいかず、まずは右サイドを破られた上に
クロスの行き先のファーサイドでFWをフリーにしてしまい失点。
攻撃も終盤まではなかなかゴール前で決定機を得るまでにいかず。
古林のFKで同点に追いつき、終盤には湘南も決定機を得るが逆転ならず。
試合を通しての決定機は養和のほうが多かったように思うが、
ハーフのある程度の時間でやりたいことができて、かつ勝ち点1をとれたのは
収穫ではないかと思う。
個人的には、3年生の意地の続きもみたかったけどね。
あと、やりたいことはできたとはまだまだ時間限定。
そういう意味でも、次の6日11時からの桐光戦@産能大・神奈川対決には
さらなる期待をしたい。
・・・以上、小瀬がえりのせたがやが取り急ぎUpしました・・・

追伸(7/2):
攻撃では、局地(サイドなど、密集地帯)でワンタッチでつなぐことで相手を翻弄しようとしている方向については
特に今のまま追求していけばいいのでは、と思う。
あとは、局地から相手の急所への展開力、そして
判断の問題だと思う。例えば中盤でターンしてフリーになった後のプレーの判断(パスでさらなる好位置へ展開か、ドリブルでスペースを突進か)や、局地での相手の人数を見ながらの判断(1対1ならドリブルで、1対2ならパスでいなす、とか)の精度とスピードをどんどんあげていってほしい。
守備は、今回の失点は経験不足によるものであると思うので、公式戦というよりは練習試合でどんどん厳しい経験を積んでいくことでレベルアップしてほしいな、と。
ただ、今日の布陣をみると、どちらのサイドが(より)不慣れかは相手からみてもわかるはず。不慣れな位置だと、1対1よりもスペースのケアのほうが難しいはず。
比較的、守備側が慣れているサイドを(人数かけてでも)崩して不慣れなサイドにラストパスを、
という形でもって攻めてくるのでは(実際そうだったし)、という読みはこの先決してムダではないと思う。

この試合に懸けた思いとプレーを忘れずに!~関クラ9決・2ー2(2PK4)千葉

2008-06-21 14:02:20 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
第32回日本クラブユース(CY)サッカー選手権(U-18)関東大会
9~12位決定戦・第1戦
2008/06/21 10:30開始 大田原市・那須スポーツパーク 中央グランド(天然芝)
ジェフユナイテッド市原・千葉U-18 2-2(前半1-2)湘南ベルマーレユース
【得点】7分頃(千葉)、13分頃(湘南)9斉藤聖也、41分頃(湘南)11亀井直、85分頃(千葉)



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

2伊藤義恭(3) 26岡崎亮平(1)  6曽我洋右(3)   3安藤潤哉(3) 

       20新村賢祐(2)  7菊池大介(2)
8古林将太(2)                   5中澤高也(2) 
           
       9斉藤聖也(3)   11亀井直(3)

選手交代は
11亀井→10鶴見正樹(2) 7菊池→13坪井港(3)
監督:チョウ・キジェ



~一度、帰宅途中に東北線車内から速報としてUpしたものを清書しました~

今朝まで雨の予報だったはずが、一転して晴天になり、
しかも給水タイムが設けられるほどの暑さになった。
個人的には3年ぶりの那須。那須塩原駅からO氏とレンタカーで訪れる。
土曜午前に関東の外れでしかも交通不便なところということもあろうが、
湘南の応援者は父兄の方3人とO氏と私だけ。
(千葉側のほうがはるかに圧倒的に人数は多かった)でも、数じゃない、大事なのは気持ちだよ。
なお、SUBメンバーには、坪井港、そして松本健太郎もいた。
この日、チームはA・Bに分かれていたが、
負傷中の主将・天野勇太も含めて3年生8人全員がこの那須に集っていた。
3年生だけでなく、メンバー・スタッフ全員のこの試合に懸ける思いは相当に強かったはずだ。

まずは得点経過。
序盤、千葉がCKからのルーズボールを制して頭で押し込んで先制。
しかし、その後聖也が敵陣深くでのルーズボールを競り勝って奪って、
かつ競りながら持ち込んでシュートを決めて、同点にする。
さらに、カウンターから左サイドに流れた聖也が中央のスペースに折り返した
ボールを亀井が拾って持ち込んでGKとの1対1を決めてたちまち逆転!
しかし終盤、自陣中央深くで相手選手の突進をDFが後ろからファウルで
止める格好となり、DF1人が退場、しかもPKの宣告。
右に飛んだPKはGKがセーブしたが、そのこぼれ球を相手に押し込まれて同点に持ち込まれる。
1人少ない上に防戦一方の中、ロスタイム3分で湘南はCKのチャンスを連続で得るがそれも得点ならず、
明日の9位決定戦への進出チームはPK方式で決められることになった。
PKは・・・湘南が先攻だったが最初の2人が相手GKに止められてしまう。
対する千葉は4人全員が決めて、千葉が明日の9位決定戦に進出することになった・・・


次いで内容について。まずはいい面を。
攻撃から書くと・・・人がよく動いていた。人が動くから、相手も動かされる。
その相手が動いたところに人やボールも動かせる。
しかも、中央→サイド→中央のボールの動きがスムーズで、タッチ数も少なかった。
(2点目は、その典型。)
はっきりいって、昨年からの1年半で、私がみた中で一番の内容の試合だったと思う。
守備でも、誰かがトライ&別の誰かがカバー、の原則が終盤までよく保たれていた。
(PKを与えるシーンを除いては・・・)
流れの中で失点しなかった最大の要因だと思う。


もちろん、勝てなかったのには原因はある。
まずは、2点目を取った後、ゴールを狙う気持ちが少し(少し、だけどね)
弱くなった、もしくは大事にいきすぎた、と感じることがあった。
例えば、2点目を取った後の前半のうちに、FWが抜け出してGKもかわし、
あとは角度が厳しいながらも「ゴールへパス」するだけ・・・というところで
マイナス方向に持ち直して相手DFの戻る時間をつくってしまって得点ならず・・・という
シーンがあったし、後半もボールを敵陣深くまで持ち込むことにこだわって
少々距離的や角度的に厳しくてもシュートへの選択をとれなかったかな、
というシーンがあった。

もう一つは、後半途中から自らの運動量が落ちて、相手の攻勢を止めれず、
相手のサイド突破から背走するシーンが増えたこと。
・・・最終的には中央でDFが裏をとられてPK献上&DF1人退場してしまった。
それは単に、チーム全体として前半飛ばしすぎたツケがまわってきたからかもしれないし、
いつの間にか個々の選手の試合での持久力(体力、集中力)が
平均以下になっていたからもしれない。
(予想外の暑さは、両チーム平等に堪えたはずなので、理由にはならないはず)
また、相手が、たとえビハインドだからとはいえども4人交代させ、
布陣もより攻撃的に変えてきた(3-4-3になったように見えた)のに対して
湘南側の選手交代は2人にとどまったのも一因でしょう。
・・・とはいえ、この試合内容、展開では「いじりづらかった」部分も
「今のピッチ上の選手を信じる」部分もあったかもしれないので、
これ以上は深く言及しません。
(強いて言えば、相手が3バックにしてきた直後にこっちが3トップにして
「相手を脅かす」手口もあっただろうけど、これは終わったから言える話)



今年の全国大会出場は、クラブユースでも叶わなかった。
プリンスリーグは8連敗で既に降格決定、
去年7月からJユースに関東以上の公式戦で一度も勝っていない。
長い長いトンネルかもしれない。でも・・・今日、その出口が見えたように思う。
個人が面白い攻撃ができている、と思うことは今年でも何度かあるが、
チームとして面白い攻撃ができている、とほんとに久しぶりに思ったから。
個人技も大切だし、今後もより磨きはかけてほしいが・・・
前述したように今日見せた「人が動いて、相手を揺さぶりボールも動かすサッカー」を
もっと成熟させてほしい。
それは、この試合の途中でも監督が叫んでいたように
「相手を困らせるにはどうしたらいいか」にもつながるはず。
個人技で相手が困ることももちろんあるが、
「どこにどうボールが出るかわからない」ことでも相手は相当困るはずだし、
相手にそう思わせるには、アイディア(機転)と何人もの選手の動きが不可欠。

今年は、確かにタレント的には3年前、2年前よりは揃っていないかもしれない。
でも・・・これはイチ県外人の目ではあるけれども、
湘南地域(特に相模川より西)は、もともとが「怪物」が生まれにくい土地柄ではないか。
そういう時だからこそ、本当の意味で湘南(地域)らしい
「全員攻撃、全員守備でどこからでも点をとりに行く、最後まで諦めないサッカー」を実践しやすいのではないか。
(そのための手段の1つが、「人が動いて、相手を揺さぶり・・・」ではないか)
思えば、13~15年前にトップチームが魅せた「湘南の暴れん坊」サッカーも
「全員攻撃、全員守備」がキーワードで実際その通りに感じたし、
それゆえに私もいちベルマーレサポーターになった。



今日のサッカーはもちろんとても見ていてとても面白かったけど、もっと面白くできると思うよ。
両SBをもっと攻撃に絡めることもできるのでは?
そしてそのためにはどうしたらいいか?
ボランチが中央から突っかけてシュートまで持ち込んだり、
サイドからの折り返しをシュートしてもいいのでは?
そしてそのためにはどうしたらいいか?
・・・いくらでも、創造性を発揮できると思う。
個人、そしてチーム・組織での守り方も大事だし、実践できているのも十分感じるけど、
その一方で、見ていて・やっていて面白い攻撃、相手を困らせる・揺さぶる攻撃を
個人、そしてチーム・組織でもっと考え、実践していってほしい。
(もちろん、個人技・個人能力のさらなるUpも必要。
試合を通して、あるいはピッチ上のどこかで、どこかで相手に勝るところがあれば
それだけで数的有利をつくれるし、相手を困らせるから。
ずば抜けていなくてもいいから、皆が「どこかでだれかには上回る」
ポイントというのを、ただスペースに走るだけではない何か1つを、
手にしているほうがいい。)



そのためのチャンスはまだまだ残っている。
プリンスリーグもまだ3試合残っている。
時間は空くかもしれないがJユースカップだって残っている。
勝ち抜けば関東以外の強豪とも試合ができる。
自分の進路との相談もあるだろうけど、
せっかくこれだけのチャンスや環境が揃っているのだから、
それを是非活かしてほしい、と思います。
ひょっとしたら・・・「もうこれで・・・」と思う選手もいるかもしれないが、
試合後の選手からはそうは感じられなかった。
「ここで終わりじゃない、終わってたまるか」・・・少なくとも私は感じた。
(私の感度が鈍いからかもしれないが・・・)

もう来週から早速プリンスリーグが再開する。
29日(日)11時から平塚競技場。ユースでは2年ぶりの競技場使用。
この試合に懸けた思いとプレーを忘れることなく・・・
この試合の続きを是非みせてほしいです。トップチームの主戦場で。

あまりにありえない、そして怒りを覚える大敗(関クラ・2-10浦和)

2008-06-16 01:17:39 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
第32回日本クラブユース(CY)サッカー選手権(U-18)関東大会 
2次予選第5節
2008/06/15 13:00開始 さいたま市・レッズランド(天然芝)
浦和レッドダイヤモンズユース10-2(前半2-1)湘南ベルマーレユース
【得点】4分頃(湘南)6曽我洋右、10分頃(浦和)、37分頃(浦和)、
48分頃(浦和)、49分頃(湘南)9斉藤聖也、50分頃(浦和)、52分頃(浦和)FK、
60分頃(浦和)、70分頃(浦和)、80分頃(浦和)、84分頃(浦和)、85分頃(浦和)



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

2伊藤義恭(3) 12甲斐健斗(2)  26岡崎亮平(1)  3安藤潤哉(3) 

            20新村賢祐(2)

8古林将太(2) 6曽我洋右(3)   7菊池大介(2)  5中澤高也(2) 
           
           10鶴見正樹(2)

選手交代は
12甲斐→25遠藤航(1)、10鶴見→9斉藤聖也(3)、3安藤→14桂川直人(2)、
8古林→24渡辺敬也(1)、20新村→23関谷祐(1)
監督:チョウ・キジェ


スタメンの布陣、そして開始早々の先制点からわかるように
指導陣も選手たちも試合開始の時には相当の決意、思いで試合に挑んでいたはず。
それが・・・終わってみたら2-10。
15時開始の川崎対栗の木の結果を待つまでもなく、9決不可避は決まったものだ。
Jユース同士の対戦による公式戦を、90分11人でしかも現時点でのベストメンバーで
挑んでこのような結果にしてしまったのは
まずは前半途中のCBの交代にも一因あろう。
確かにこの試合では彼の裏を突かれまくったが、
それが後半になってなくなったわけではなかったのは明らかだ。
相手が上手すぎたのもあるし、こちらのCBの代わりの選手が経験豊富なわけでもないのだ。
せっかくこの関クラを通して今の2人CB+GKコンビが慣れてきたのを
ぶち壊しにした感じすら覚える。さらに交代枠も1つ使ってしまったしね。
でも、10失点にまでしてしまったのは、選手たちの(途中からの)ファイト不足だと思うよ。
ほんとにやりきったのか?守備で足止めていなかったか???人のせいにしていないか?
ベルマーレユースの歴史だけでなく自分の経歴にも泥を塗っているのわかるか???
ベルマーレユースの将来だけでなく自分の将来にも響きかねないのわかっているか???
指導陣、選手たちは「○○FC」(○○さんの個人のチームという意味)ではなく
「ベルマーレユース」なんだよ。
俺は少なくとも「ベルマーレユース」だから応援している。
この試合についての言及はもうここまでにします。


言い忘れたことで、一つだけ書くならば、
この試合の2得点はいずれも3年生によるものだということ。
しかも、曽我は今大会に入って2点目
(申し訳ないがそれまで得点には縁遠い印象だった)、
聖也は公式戦でいつ以来?という得点。
ここまでの全てを懸けている選手はやはり火事場のなんとかが
あるのかもしれない。
ここまでの全てを懸けている選手が誰かは、もう明らかなはずだ。
9決は1戦1戦激戦が予想されるが、それをギリギリでも制するためには
そういう選手の力をもっと信頼してもいいのではないか。

川崎に惜敗・・・でも、まだ何も決まっていない!(関東CY2次・0-1川崎)

2008-06-13 02:02:03 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
第32回日本クラブユース(CY)サッカー選手権(U-18)関東大会 
2次予選第3節(延期分)
2008/06/12 19:30開始 伊勢原市・産業能率大学第2グラウンド
湘南ベルマーレユース0-1(前半0-0)川崎フロンターレU-18
【得点】65分頃(川崎)

この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

2伊藤義恭(3) 12甲斐健斗(2)  26岡崎亮平(1)  3安藤潤哉(3) 

       6曽我洋右(3)   7菊池大介(2)
8古林将太(2)                  5中澤高也(2) 
           
       9斉藤聖也(3)   10鶴見正樹(2)

選手交代は
3安藤→14桂川直人(2)、9斉藤→24渡辺敬也(1)、
12甲斐→23関谷祐(1)
監督:チョウ・キジェ


1日の練習試合(1試合目)とあわせて、
川崎相手にこの1週間半でホームで2試合やって、2試合とも1点差の敗戦。
しかも、2回とも相手の得点はすべて中盤の選手によるもの。
川崎の中盤の得点力は既にわかっているはずなのに、ホームなのに、敗戦。
ゴールの時、そして試合後の川崎陣営の喜び方はほんとに派手だった。

でも・・・・まだ何も決まっていない。
ここから、ここから。

初めて日本がW杯出場を決めた時・・・第6戦、ホームでUAEにまさかの引き分けだったが
次戦でアウェイで韓国(私もソウルに行っていた)を倒して
(UAEはホームでウズベキスタンに引き分け)UAEからグループ2位を奪い返し、
後のジョホールバルでの歓喜(第3代表決定戦でイランに勝利)につなげたものだ。
似たようなことはこの後もあちこちで起きているものだ。可能性はある。
例え相手にJ1の公式戦にスタメン出場した選手がいようとも、こちらから何かは起こせるはず。
いや、起こそうよ。

一度対戦して完敗を喫しているし、前述のような選手もいるのだから、
地力の差は認めざるを得ない。
でも・・・サッカーは何が起こるかわからないよね。ボールのバウンド1つでもそうだ。
力の差を認めた上で、「どうやれば勝てるか、勝負ができるか」を
指導陣、選手、みんなで考えてほしい。
90分間試合を圧倒する必要はない。でも、例え数分でも、自分たちの攻撃の時間は必要。
その時間をどうつくるか(選手起用や位置取り、人やボールの動かし方など)、
その時間にどう畳み掛けるか。そしてその時間以外ではどうやって相手の攻撃を抑えるか。

どういう戦術をとろうが、以下の点は今度の試合こそぜひ実践してほしい。
・シュートへの意識をもっと強く!
中盤で敵陣を崩してもシュートまでいけなければ意味がない!詰めをしっかり!
 特に中盤より前の選手。
・攻撃で攻め込めそうならもっとPA付近へ顔を出そう!特にボールと逆サイドや後方の選手。
・守勢に回ったらなりふりかまわず自陣深くに戻ろう!特にボールと逆サイドの選手。
・精根尽きるまで、思いっきり走りきってみようよ、試合後に立てないくらいに。
 全国へのチャンスなんだからさ、プロレベルの選手のいる相手との試合なんだからさ。
・味方を信じよう。でも信じすぎるな。だから声をだそう。



最終節は15(日)13:00~からの浦和戦で、会場はレッズランド。初の訪問になりそう。
行くには埼京線・南与野駅から無料シャトルバスを使うしかなさそうだ。(毎時10分発)
なお、川崎対栗の木は、同日15時から麻生グラウンドで開催。
本当にベストを尽くして、試合中は浦和相手に、試合後は
麻生Gに向かってプレッシャーをかけたいところだ。

関東CY・川崎戦は後日へ延期

2008-06-01 21:57:36 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
本日14時から産能大Gで開催予定だった関東クラブユース2次予選・
川崎戦は以下の事情で急遽延期となった。

・審判団の方の1人ご自身が昨日急逝されたのが今日明らかになった。
(審判団の派遣の段取りは1週間前に決まっており、
 当日ではやりくりが不可能なようだ)
・よって、本日の開催はなし。
・代替日は、8日(日)~15日(日)の間の平日夜を予定。
(個人的見解では、11(水)か12(木)が有力候補ではないかと。
 通常は月曜がオフなのを考えると、木曜のほうがやりやすい?)

公式戦(45分ハーフ)は延期となったが、
40分ハーフの練習試合として湘南対川崎戦は開催された。
湘南のスタメンの布陣は4-4-2、
同じく川崎は3-5-2。
湘南はSBがいつも以上に前方へ攻撃参加し、
川崎は中央MFが得点機・決定機のシュートを何本も放つなど
両者の布陣のマッチング(サイドは湘南が優位だが、中央は川崎が優位)で
優位に立つ部分の選手がより攻撃に絡んでいった。
結果は前半0-0、後半1-2。
まず川崎が中央MFの選手のロングシュートで先制し、
湘南は菊池のドリブル突進からPKを得た後、それを自ら決めて同点に。
しかしその後川崎が敵陣浅めの位置で得たFKから早くスタートさせて
ペナルティエリア内左からのシュートを決めて突き放した。
どちらが勝ってもおかしくない試合に感じたし、
湘南も攻めてはいたが、決定力の差で負けた格好。
今度の公式戦では勝利を収められるよう、必要な部分の修正・レベルアップを図ってほしい。
なお、毎試合のように左SBが後半途中で替わっている。
その交代の狙いを(どちらかというと)前向きに考えてもいいのではないか。
例えば、彼がいなくなると、途端に守備の時に声が消えるという悪癖をピッチ上に認識させ、
(長期的に)解消させよう・・・とか。
すぐに解決する問題ではないのも確かだろうから、今やっている、と。
例えばCBの1人が動きながら声を出して周囲を動かすことを少しずつでもいいから
始める、とか、ピッチ上でも具体的なトレーニング、対応策が求められるのではないか。

その後、35分ハーフのBチーム同士による練習試合。
(これは、もともと練習試合として予定されていたであろうもの)
しかし、結果は前半0-1、後半0-3
(湘南は、前半と後半とではメンバーはまるで入れ替わっていた。後半は中3生も3人登場)
失点はCKのこぼれ球、ゴールキックの競り合いのこぼれ球が素早く自陣ゴール前に
入ったもの、などで、注意不足によるところが大であった。
湘南も攻めてはいたが、相手GKの好守もあって得点ならず。
Bチームといえど、明日のAチームのスタメン候補であるのは確か。
正直なところ、Bチーム同士の試合で川崎相手にこういう内容、結果だったのは
残念である。奮起求む。
ただ、ケガ人がさらに復帰しつつあるのはうれしいこと。
今日も1人復帰したしね。
あと・・・
選手それぞれに希望のポジションはあるだろうが、
サイドの選手が「サイドバックとサイドハーフ、どっちがやりたい?」ときかれた場合
ただなんとなくハーフがいいではなく、
「自分には運動量があるからSB」「自分には得点力があるからハーフ」とか
自分の特徴の裏づけをもって希望することを求めたい。
足の速さ、運動量の多さ、得点感覚、ドリブルのキレなどの特徴は
ある程度は高校生になる時点ではみえているはずだしね。
(私自身の運動面の特性は、運動量が多い、持久力があるということだった)
そして、自分の特徴を最大限に伸ばすことを考えて実践してほしいところ。

最後になりましたが、今日産能大にいらっしゃる予定が果たせず永眠されてしまった
審判の方のご冥福をお祈りしたいと思います。

追い上げを許すも、前半の得点の貯金で勝利を手にし、日曜の川崎戦につなげる(4-2横河武蔵野) 

2008-06-01 01:48:16 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
第32回日本クラブユース(CY)サッカー選手権(U-18)関東大会 
2次予選第2節
2008/05/31 15:00開始 伊勢原市・産業能率大学第2グラウンド
湘南ベルマーレユース4-2(前半3-0)横河武蔵野FCユース
【得点】29分頃(湘南)10鶴見正樹、35分頃(湘南)10鶴見正樹、
43分頃(湘南)12甲斐健斗、51分頃(湘南)26岡崎亮平、
63分頃(横河)、73分頃(横河)

この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

2伊藤義恭(3) 12甲斐健斗(2)  26岡崎亮平(1)  3安藤潤哉(3) 

       6曽我洋右(3)   14桂川直人(2)
9斉藤聖也(3)                  5中澤高也(2) 
           
       7菊池大介(2)   10鶴見正樹(2)

選手交代は
9斉藤→8古林将太(2)、3安藤→11亀井直(3)、
10鶴見→23関谷祐(1)
監督:チョウ・キジェ


雨が降り、風向きが前後半で逆転する(湘南は向かい風の時間がはるかに多かった)
状況での試合。さすが大山の麓・・・

先制点は曽我が敵陣中央へボールを持ち込んだあと左の鶴見へパス、
それから鶴見がシュートして決めたもの。
2点目は古林が左サイドのゴールライン近くからファーサイドへあげたクロスを
義恭が頭で中央へ折り返したのを鶴見がヘッドでゴールへ押し込んだもの。
3点目は桂川の左CKをニアサイドで甲斐が頭で押し込んだもの。
4点目も桂川の左CKからで、CKをファーサイドで亮平が足で押し込んだもの。

4点目が入ったのは後半6分ごろ。
ここまではよかったが、ここから湘南はペースダウン。
自陣右サイドで与えたFKに中央で頭で相手に合わされて失点し、
さらに左CKからのゴール前で混戦になったこぼれ球を
押し込まれて失点。
セットプレーからの2失点はいただけない。
ゴール前で相手のすばしっこい動きを捕まえられなかったことが原因。
徹底的にマンツーマンでいって相手を抑えるか、ゾーンで守って
(1つしかない)ボールをクリアしにいくか、を問わず求められるのは
集中力と(相手やボールに対する)反射的な行動。トレーニング必要だね。
あとは選手の位置取りもね・・・
まずはニアに入れさせないようにする(コースを限定する)には誰をニアにおけばいいとか。

2失点の後、結局5点目を得るチャンスもなく4-2で終了。
得失点差も稼げず、後味もよくないが、この試合の勝ち点3をもって
次節(といっても日曜だが)の川崎戦(14時~産能大)で
グループリーグ勝ち抜けの主導権を争うことはできる。
川崎はフィジカル面で優位に立つからか、
湘南にとってやりづらい相手だが、自分たちの得意な形に
(単に先制点を奪えばいい、ではなく、どうボールや人を動かせば、という点から)
どうすれば持ち込めるかを考えながら挑んでほしいところ。

なお、試合後には、この試合で出場しなかったメンバーを中心とした
35分ハーフの練習試合が行われた。
結果は前半0-0、後半1-0。
得点は、右CK(左足で放たれた)が相手ゴールに向かって巻いて入っていき、
それを相手GKがはじきそこねたことによるもの。
サッカーは11人でするものなので、(個人技も大事だが)連携も大事。
特定の2人にしかわからない連携、ではなく、まずは「普通は」こういう状況で
ヤツがこう動いたらここに出せばいいよな、ということを
着実に体得していってほしい。もっと連携ができてくれば、個人技もさらに活きるはずだ。

今季初、そして10ヶ月ぶりの勝利(関クラ2次・5-0栗の木)とその後の練習試合

2008-05-24 23:57:26 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
第32回日本クラブユース(CY)サッカー選手権(U-18)関東大会 
2次予選第1節
2008/05/24 15:30開始 伊勢原市・産業能率大学第2グラウンド
湘南ベルマーレユース5-0(前半2-0)FC川崎栗の木
【得点】25分頃(湘南)オウンゴール、37分頃(湘南)7菊池大介、
46分頃(湘南)6曽我洋右、65分頃(湘南)10鶴見正樹(PK)、
73分頃(湘南)7菊池大介

この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

2伊藤義恭(3) 12甲斐健斗(2)  26岡崎亮平(1)  3安藤潤哉(3) 

       6曽我洋右(3)   14桂川直人(2)
8古林将太(2)                  5中澤高也(2) 
           
       10鶴見正樹(2)   7菊池大介(2)

選手交代は
12甲斐→25遠藤航(1)、3安藤→23関谷祐(1)、
10鶴見→9斎藤聖也(3)、7菊池→33吉田直人(1)、
8古林→28濱崎風大(1)
監督:チョウ・キジェ

過去の試合結果をみれば、関クラの2次予選の多くの試合が、
Jユースのプリンスリーグ勢にとっては確実に勝利した上で得失点差をいくつ稼ぐか、
という位置づけになっているのは否めないだろう。
しかし、いくらプリンスリーグ所属といえど、勝てないときは勝てないもの。
実際、昨秋には、Aチームで挑んだ県クラブユースリーグ・横浜FC戦で
いいところなく敗れたりもしているし、関東以上の公式戦では昨年7月末以来勝利がない。

関クラでは過去2年、「取りこぼし」こそなけれど思うような内容での勝利を
なかなかみせられずにいた(結果でみても、得失点差5を稼いだ試合は皆無だ)。
それだけに、今季プリンスリーグでああいう成績であった後での
この試合での5-0というスコアと内容は、もちろんまだまだのところはあれど、
チーム建て直しの第一歩であるとはいえる。

先制点は桂川の右CKがゴール前中央やや右で相手にあたってゴールインしたもの。
2点目は、菊池がドリブルからPA外の位置からグラウンダーでシュートしたものが
GKをはじいてゴールインしたもの。
3点目は、後半開始直後に右サイドで得たFK(桂川が蹴る)がゴール前に浮き球で入り、
それを曽我がヘッドで流し込んだもの。曽我はこのゴールを欠場のキャプテンにささげた。
4点目は、鶴見が自らPA内に突進して得たPK(PKを与えた選手は警告2回目で退場)を決めたもの。
5点目は、敵陣中央の関谷→右サイドの古林がクロス→ゴール前ニアサイドに菊池が飛び込み
ボレーで決めたもので、鮮やかなものであった。

危ないシーンもあったが、内容では湘南がかなり優位であったといえる。
なお、後半のCBは1年生2人。プリンスリーグと違って、
今回比較的余裕のある状況でコンビでプレーできたのはよかったのではないか。
(とはいえ、まだまだ課題山積み。これからさらなる精進を・・・)
また、終盤には、中3の吉田君もいい流れの時に試合に入ることができた。

次戦は31日(土)15時から、横河武蔵野と対戦。
初戦に勝てたからといって安心はできない。
実は2年前の9決初戦で、横河に敗戦を喫してしまって全国を逃したことがある。
驕らず怯まず、そして溌剌と次戦にもいどんでほしい。



17時半過ぎからは、Bチームによる練習試合(35分?ハーフ)も行われた。
夕方の試合で、雨も激しくなってきたからか
湘南側のギャラリーは父兄を含めても非常に少なかったが、
Bチームの試合をほぼ全てみれるのはなかなかないし、
スコア・内容とも勝ちゲームだったので、少々記す。

前半開始時の布陣:
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           21黒澤隼(1)

19吉野順貴(2) 13坪井港(3)  31田中進之介(1) 33吉田直人(中3) 

       24吉澤迅矢(1)   20新村賢祐(2)
28濱崎風大(1)                 15臼井健太(1)  
           
       23関谷祐(1)    9斎藤聖也(3)

前半途中の選手交代は
9齊藤→16坪井亮(中3)

後半開始時の布陣:
上がGK、下がFW、背番号、名前、(学年)の順。

           16松本健太郎(3)

22山根一真(2) 13坪井港(3)  31田中進之介(1)  17岡崎大輔(2) 

       16坪井亮(中3)  24吉澤迅矢(1)
30忠地紀明(1)                  27松田景吾(1)  
           
       2見留耀太(中3)  34佐藤慎也(1)

後半途中の選手交代は
13坪井→20新村賢祐(2)

Aチームによる勝利を受けてか、Bチームも勢いに乗った攻守をみせた。
スコアは前半が2-1、後半が2-0。
1点目は右CKのこぼれ球を新村が押し込んだもの、
2点目は敵陣中央で得たFK(関谷が蹴る)をGKがセーブしたこぼれ球を
進之が拾って中央へ折り返したのを坪井港が押し込んだもの。
前半の1失点は(確か)後方からのロングボールの処理を中央で誤って抜け出されたもの。
後半の1点目は見留のドリブルシュート、2点目は右CKを中央で見留?が押し込んだもの。

得点シーン以外でも、CBが中央でボールを得てから一旦他に預けている間に
タテに駆け上がってPA内までいってボールをもらい、シュートまでいったり、
SBがサイドからオーバーラップしてゴール近くまでいってシュートしたし、
サイドMFもJYの時にみせてくれたようなタテのドリブルでの突破をみせたし、
中央MFも、某プログラムに記載どおりの「局面を打開する」ドリブルを何度もみせるなど、
みていても面白いシーンはいくつかあった。
また、特に3年生はCBが1対1で球際に厳しくあたり、GKも1対1を止めるなど試合を締めていたし
中3生も周囲に遜色ないプレーをみせたと思う。
学年や立場、「現在地」はそれぞれ違えど、チームのため、己のために、
皆がそれぞれさらなる奮闘をみせてほしい。

降格という現実・・・ここから這い上がってほしい(プリンス・0-2桐蔭学園)

2008-05-19 03:40:18 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグU-18関東2008 1部リーグ第8節
2008/05/18 11:00開始 横浜市・桐蔭学園高校グラウンド
桐蔭学園高校2-0(前半1-0)湘南ベルマーレユース
【得点】85分(桐蔭)24樋口翔斗(PK)、89分(桐蔭)27善積俊介

この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

2伊藤義恭(3) 26岡崎亮平(1)  6曽我洋右(3)  3安藤潤哉(3) 

       7菊池大介(2)   4天野勇太(3)
8古林将太(2)                 14桂川直人(2)  
           
       9齊藤聖也(3)   10鶴見正樹(2)

選手交代は
14桂川→31田中進之介(1)、3安藤→23関谷祐(1)
監督:チョウ・キジェ


この試合の敗戦でもって、
3年目のプリンスリーグは、11戦中8戦目、3試合を残して
無念の2部降格決定となった。
8戦8敗・得点5・失点25というあまりにも不本意な結果・・・

この試合については
・攻撃の形はできていて、押し気味に試合を進めていたが、
 決定的なシュートは少なかった。そのことが終盤の悲劇につながった。
 攻めている時の迫力(=人数とその位置取り、勢い)をもっと増やしてほしい。
 それは、攻めるのが第一の役割の選手だけでは難しい。後方の選手も必要。
 例えばサイドを深くえぐった時に、逆サイドのPA内に選手が
 少なくともあと1人は顔を出すようにしてほしい。 
・押しながらも得点がない状況だったので、選手交代で
 打開しようとしたのはもちろんわかるのだけど、
 点を取りにいくためならば、最初に関谷を入れたらなあ、と思う。
 彼なら前線で変化をつけられるのだし・・・
・1失点目はCKでのPA内での競り合いの中でのプレーを湘南のファウル=PKと
 とられたもの。反対側のタッチライン外側からはよくわからず・・・
 小さなファウルはあったかもしれないが・・・不運な判定と思う。
 (高校生がプレーしてかつみている前で、判定に異議を大声で唱えたくはない)
 2失点目は前がかりになった(とはいえ、相手を圧倒したわけではない・・・)
 カウンターで、湘南の人数はそろっていたが相手の動きをチェックしきれず失点。
 


この無念の結果に終わった試合の後、選手たちも指導陣も悔しさこそあるだろうが
「ふつうの負け試合」の後の様子だった。
そこには、ベストを尽くしたけどダメだった、という清清しさも悔しさも
みえなかった。
父兄の方の一部からは指導陣に向かって怒りの声も飛び出す。
ここまでは我慢してきたでしょうが、降格という現実を前にその思いは察して余りある。
・・・子供がベストを尽くせている環境だと父兄の方が思っているなら、
怒りではなく「よく頑張った」という声がその場で父兄の方から出ると思うのだけど・・。

チームとして、今は決してうまくいっているとは思えない現実。
本当にベストを尽くしているか(プレーも指導も)?
ベストを尽くせる環境(指導も含めて)か?
お互いが信頼できているか?
このままで「ベルマーレユースにいてよかった」と選手も指導陣も思えるか?

降格という現実を前にして、ここで一度は問いかけざるを得ない。
この窮状から脱してほしいから。もう一度、トップレベルの舞台に立ってほしいから。
そして、今いる選手、指導陣に「やがては来るであろう」チーム卒業の時に
「ここでプレーして、指導してよかった」という思いをもってほしいから。


そして・・・いろんなことを検証してほしい。選手も指導陣も。
人のせいにすることなく。
選手に対しては・・・
「悔しかったら、もっと考えよう、もっとうまくなろう、そして這い上がろう」と。
・選手は選手で、まずは何が自分の長所・短所なのか、それは
 他のチームメイト(ライバル)と比べてどうなのか、をよく見直してほしい。
・特に、1年生が積極起用されているのは、2・3年生にとっては面白くはないと思う。
 もちろん起用するほうの判断もあるが、そのせいだけにせず、
 「自分に何が足りないか、何を伸ばせばいいか」を今一度見直してほしい。
・また、毎試合ビデオを撮っていると思うけど、そのビデオを有効利用してほしい。
 特に、個人のプレーやミスはビデオをみなくても自分でわかるだろうが、
 市船戦の1失点目のように組織的に(みんなで)マズイ状態をつくってしまった場合は
 「みんなで」その場面を「冷静に」検証してこそはじめて今後に生かせると思うから。
・これは前の試合で書いたことでもあるけど、特に攻撃面でもっと意外性を出そうよ。
 練習や形はもちろん大事だが、それにとどまらない発想、判断、動きも大事ではないか。

指導陣に対しては・・・
・まず、ムードづくりができていますか?
 今年、それまで3年間いたコーチがいなくなったけど、
 それが特にチームのムードづくり・気持ちの切り替えでマイナスになっていると
 感じるのは、私だけでしょうか。今いるコーチ陣でその役割を果たしてほしい。 
・起用法について・・・いろいろとあるけど、
 例えば、1年の時に(本職の)CBで公式戦で使っていた3年生DFを、これだけCBが
 いなくて困っている中でこそCBで使ってほしいと思うのは私だけでしょうか。
 彼ならうまく1年生CBをコントロールできるでしょ、と思うだけに。
・ケガ人が多くでているのは、もちろんプレーしている選手の問題もあろうが、
 それだけではないでしょう。成長期のカラダ、人工芝に合った練習をしているか?
 また、いかにも心技体とも疲労がたまりそうでかつそれが抜けない練習や遠征の日程を
 組んでいては、それだけでもケガのもとではないか。
 ただでさえ、平日の選手たちの夜の帰宅は22時半以降、
 しかも朝8時台から学校でしょ・・・

いろいろと書きました。
ここに書いていないことでも、見直すべきことは多くあるでしょう。
「人のせいにしないで」、それぞれが自らを見直してほしいです。
そして・・・
今度の土曜(15時半から産能大で栗の木戦)からの関東CYで
臥薪嘗胆を期して、4戦4勝で全国進出を決めてほしいです。
このままで終わってほしくないです。もう一度、ピッチ上で笑ってほしいです。

気持ちを切り替えて、試合の反省は忘れず・・・今度こそ、勝利を掴もう!(プリンス・0-3市船)

2008-05-12 02:37:22 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグU-18関東2008 1部リーグ第7節
2008/05/11 11:00開始 習志野市秋津総合運動公園サッカー場
市立船橋高校3-0(前半2-0)湘南ベルマーレユース
【得点】01分(市船)29下谷涼、21分(市船)12全原助、25分(市船)19小松桂太



この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

           1柳川祐哉(2)

33磯村朋宏(1) 4天野勇太(3)  6曽我洋右(3)  3安藤潤哉(3) 

       7菊池大介(2)   5中澤高也(2)
8古林将太(2)                 9齊藤聖也(3)  
           
       23関谷祐(1)  10鶴見正樹(2)

選手交代は
23関谷→14桂川直人(2)、9齊藤→31田中進之介(1)、
33磯村→32臼井健太(1)


前半に2失点して、かつ2失点目の直後にも決定機を与えてしまった。
一方で、後半45分中合計40分がベルマーレの攻撃の時間だったと
いっていい状態だったのに結果的に無得点に終わった。
スタメンは、出場停止の1人以外はベストだったのに・・・

1失点目は開始早々の左CKからで、
一旦ニアサイドにボールが入ったところに湘南の選手が引き寄せられた後、
フリーのファーサイドへボールがわたってそこからゴールへ押し込まれた。
2失点目は自陣左サイド(湘南側からみて・以下同様)へ
ボールを持ち込まれた後、素早く左→中へボールをまわされたのに
湘南側がついていけず、最後はやや右へ出されたスルーパスから
GKとの1対1を決められた。
これら1失点目、2失点目はあまりによくない。
それなりに練習を積んだ上で試合に集中して
挑んでいると信じたいんだけどね・・・
前の試合の反省点もちゃんと「皆で」共有できていると
信じたいんだけどね・・・・・

3失点目は、曽我が前線に上がって後方が3バックになって攻勢にでていたときに
食らったカウンターで湘南の右サイドを破られてしまったことから。
点を取りに3バックにするのはやむなしだし、
その1人の交代もやむなしかもしれないが、
そのまま単なる同位置の入れ替えではなく、例えば高也を3バックに入れていたら
まだもう少しは対応できたのかもしれない。



試合を通しては湘南の攻勢だったが、結果は0-3。
市船がソツなく戦っていたのも確かだが、それだけではないでしょう。
もちろん、自らの技術的や戦術的な面が原因の1つなのは確かだろうが・・・

「サッカーは鬼ごっこ」でもあるということ。
そのことを皆が認識しているだろうか?
攻守両面でボールサイドによりすぎていて、
相手選手全員をつかまえ(はずし)そこねているよね。
少なくとも、後半無得点だったのは
決してただの不運だったのではない、
選手自身で改善したり認識を変えないといけない問題も
あったからだと思ってほしい。

言い方を変えると、相手が予想がつかない(対応しにくい)ことをやってほしいのだ。
現状でわかるように、ふつうにやっていたらふつうに対応されて終わってしまうのはもう明らか。
攻撃で押し込んだ時のFWの位置取りはどうだろうか。相手の視界から消えてみようよ?
DFの選手の攻撃関与はどうだ?ただクロスをあげるだけでなく、
いつの間にかボックス近くまできて強烈な「どどん波シュート」とか放ってみないか?
相手に「なんでお前がそこにいるんだ???」と唖然とさせてみようよ。
昨年のプリンスリーグの鹿島戦では、翔雅が突然猛スピードで中央突破したり、
最後は新村が前線に飛び出してゴールを奪ったりしているではないか。
守備でも、もし練習どおりの位置取りやマーク(受け渡し)が難しくなったら
いっそのこととっさに徹底マンツーマンでしのいでもいいのではないか?
中盤で相手のスピードに振り切られそうならば
とりあえずファウルで止めて(止めるように指示して)、建て直す時間稼いでもいいじゃん。



次は桐蔭戦。プリンスリーグの試合ではあるけれども、
県内対決、2年ぶりのスペシャルマッチだと思って気持ちを切り替えて挑もうよ。
(気持ちは切り替えて、過去の反省は忘れず)
湘南地域からはやや行きづらいが、やはり県内。
ユースを応援されている方で、
かえって行きやすい方々もいらっしゃるようにも思います。
次こそ、勝利を掴もう!

今のチーム力を示す6失点 これを糧に次からの残留直接対決へ果敢に挑め(プリンス・3-6流経柏)

2008-05-07 00:35:42 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
JFAプリンスリーグU-18関東2008 1部リーグ第6節
2008/05/06 13:00開始 平塚市馬入ふれあい公園サッカー場(人工芝)
湘南ベルマーレユース3-6(前半2-3)流通経済大学付属柏高校
【得点】07分(流経)7河本明人、13分(湘南)7菊池大介(1)、25分(流経)3小川晃平、
26分(流経)7河本明人、34分(湘南)2伊藤義恭、57分(流経)10田口泰士、
70分(湘南)7菊池大介(2)、79分(流経)21木下匠、84分(流経)21木下匠


この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

           21黒沢隼(1)

33磯村朋宏(1) 2伊藤義恭(3)  6曽我洋右(3)  3安藤潤哉(3) 

       7菊池大介(2)   4天野勇太(3)
8古林将太(2)                 9齊藤聖也(3)  
           
       23関谷祐(1)  10鶴見正樹(2)

選手交代は
21黒沢→1柳川祐哉(2)、3安藤→14桂川直人(2)、
10鶴見→31田中進之介(1)、23関谷→32臼井健太(1)、
33磯村→25吉澤迅矢(1)



馬入3連戦の3試合目。
しかし、この試合だけはJ2戦ともろにかぶっている。
とはいえ、1年生の父兄の方々が一緒に声を出して、
しかもペットボトルで即席の鳴り物もつくったりで今出来る精一杯の応援を皆で試みた。

スタメンは、前節の内容(一部を除けば決して悪くはなかった)と
1人の出場停止への対応、そしてFKキッカーをピッチ内に入れることを
考えれば、この時点ではベストではないかと感じさせるものだった。
菊池、古林、天野、曽我がスタメンに並んで2試合目でもあり、
流経が攻撃的にきすぎていたからとはいえども自らの攻撃力も存分に示すことはできた。
3得点は、聖也のドリブル突破から菊池が2得点、磯村のFKから義恭が1得点と
いずれも今季初めて狙い通りの形の1つから取れたといっていいもの。



しかし・・・失点の形が6失点目を除きいずれもひどすぎた。
1失点目はDFがセーフティにいかなかったことと周囲との連携ミス、
2・3失点目はセットプレーでの対応ミス。
4失点目は相手のプレスを受けてタッチへ逃れた直後の相手の素早いスローインからで
ミスとまではいかないが、
この時間帯に相手が前から人数かけて攻勢にきていたのを味方がもっとよく感じていれば
もっと多くの選手が自陣深くに戻るなどして対応できたのではないだろうか。
5失点目は敵陣CKからの右サイドタテ一本のカウンターで、
味方選手が1人なんとか追いついていけそうなのにGKが飛び出してしまったところで
ダイレクトでシュートまでもっていかれたもの。
6失点目は前がかりのカウンターから右サイドから崩されたもの。
これはただでさえ1人少なかった上に前がかりだったことと
その時の右DF(1年生や本職ではないのに長時間やっていた)のコンディションを
考えればやむなしで、もし手が打てるならば
その時の右DFをもう少し早く替えることだったと思う。

よく頑張った面もある・・・
特に後半20分過ぎにして、湘南のDFの1人が警告2回で退場してしまった後だ。
(この警告2回目は、HW付近で湘南の選手がプレスがきている時に
横パスをだしてしまったのを相手にかっさわれた、不注意ゆえの結果。)
皆1人少ない中でも頑張って1点差に追い上げたし、
その時自陣後方では本職が中央MFの3人
(2年生1人と1年生2人。でも攻撃を重視して3年生MFを前に置いた結果だからやむなしでしょう)が
なんとか頑張っていたのは伝わったよ。

でも、この試合の結果は、自らのミス、特に主力選手のミスや退場によるところが
大きいのは否めない。
より頼りにすべき選手たちのミスや退場が大きな敗因なのは否めないから、
見ている側(父兄の方も含む)はもうなんといっていいかわからない敗戦であった。
ただ・・・同じミスでも、より頼りにすべき選手たちがやってしまったものならば、
まだ私は受け入れられるんだよね。(そうでない選手がやった場合と比べたら)
このチームの今の力を示しているんだと・・・



残念ながら、今年はプリンスリーグ勝ち抜けによる高円宮杯出場は
はるか遠いものになったと、この試合で数字上でも内容でも痛感させられた。
目下の1~5位にすべて敗戦したのだし。
でも・・・プリンスリーグ1部に残るべきかどうかはまだまだ定められていない。
これからの連続する「直接対決」で自らが1つずつ勝利していけば
来季の1部リーグの座を「掴み取る」ことは今からでも決して不可能ではない。
次の対戦相手、市船は目下9位。市船相手でも名前負けせず
「残留をかけた直接対決」なのだと果敢に挑んでほしい。

そのためには、これまでの6戦の課題と収穫を十分に生かしてほしい。
この6戦目一つとったって課題は満載ではないか。
「つなぎ」へのこだわりは大事だがセーフティにいくべきところはあるのでは、
HW付近で相手が何人もきているところをムリにかわそうとすると
相手のカウンターの餌食になりやすいから別の対応をとるべきでは、など。
もっと判断力をあげてほしい。せっかくそれなりの技術があったとしても
判断を間違えれば生かせないよね。
カッターナイフが使い方次第で道具にも凶器にもなりうるのと同じだ。
次の試合(5/11(日)11時~@秋津)までの時間は短いが、
できるだけ多くの準備をして、今度こそ勝利を掴み取ってほしい。