ぶらいやWATTY 探求の泉

人生も残り少なくなってきたので、単なる近況報告となります。

構造的汚職 簡単な例

2023年08月24日 07時11分14秒 | 日常生活
構造的汚職がよくわからないだと。わかった。簡単な例を教えてあげよう。

私はまがりなりにも理系でもあるから、研究者や検査員でもあった。
研究でも検査でも良いが、器具や試薬が不足するということはほとんど無い。
(今はそんなこと無くなったが)、PCが解析用に必要になった。
早急に入手しないと支障が出る。
予算要求をする。なかなか決裁されない。
器具や試薬が大量に購入することにして、PCを購入する。
やっと仕事ができる。
しかし、それは研究費の不正経理、使途目的を偽ることになるから汚職になる。研究者の立場からすれば、私服を肥やしている訳でなく、仕事上必要だから、やむなくそうしたのにと憤慨する。
正式に要求しているのに、いつまで経っても改善されず、そういうことが常習化する。決裁が遅れるのかどうか組織上の問題なのか、もしくは認められないかどうかさえ原因もわからない。。
「清廉潔白」で汚職せずに居たら、仕事ができず無能扱いされ解雇に。 
とてもやりきれない。
私?私は定められた方法で強く要求はするが汚職したくないから放置しておくよ。今は使途変更したくても、そもそも自由にできるお金も無い。権限もないから、そんなこともできませんけど。
水道管が破裂して研究や検査ができなくても放置しておくよ。解雇になったらそれを理由に訴える。人生終わってるから辞めても良いしさ。

真面目に仕事しようとする人ほど馬鹿をみる、損をする社会は滅ぶよ。
今の日本とか。

(参考)
今でもそうなのか知れないが、ソ連だと次のようだった。
工場で機械故障→最初は合法的方法で申請(首都モスクワに書類を整え、ゴスプランの指令を待つ)→決裁がとても遅くいつになるのかどこで止まっているのかもわからない→信頼度の高いサービスが期待できる裏(ヤミ)の経済から購入→めでたしめでたし(山下達郎の中森明菜に言及したとされるライナーノーツの言葉ではないが)
ソ連では非合法の裏経済が無いと、表の経済が動かなかった。

なあ、そっくりだろう。
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