前回、前々回で宗教について触れたが、私も多少は知識はある。単なる情報としてだが。
私は無能、低能だから微細な知識はない。
自分の宗教観は「本地垂迹説」はまだしも「悪人正機説」等の方便のような極論は除外した仏教がベースである。それにスウェデンボルグの霊界を付加したものがおおよそ考えているものだ。
人間の生命に関することは、長期は因果律の下、短期は偶然+予定説である。
世の中を振り返ってみると、不公平、理不尽なことばかりである。
近年は整形技術や痩身技術が発達しているが、容貌の美醜は死ぬまでついてまわる。
頭の良さや特殊な才能もそうである。美しい人や頭の良い人、卓越した能力ある人が幸せな人生を過ごすかといえば必ずしもそうではないが、利点の多い人が良い人生を過ごす可能性が高いだろう。
そうなると、人間の人生は予め決まっていると言っても不思議とは思わない。人生の終着駅に辿るまでのルートは幾通りもあり選択の余地はあるし、人間の体は諸々の衝撃や病気にも弱く、偶然の災害死・事故死もあり、本来あるべきだった人生を全うすることはできないかもしれない。
悪い奴は徹底的に悪賢く暴利を貪り、最後まで恵まれた人生を送る。よくある話である。
死んだ後、霊というものがあるのかどうか私にはわからないが、「霊界」というものがあるとしよう。昔は、幼少の頃は「地獄」に落ちるということが恐ろしい時期もあったが、今は落ちるならしょうがないと思っている。自分の「霊格」に相応しいところにしか行けないのならしょうがない。
因果応報を突き詰めるなら「仏罰」というものも信じない。そんなのは池田先生にでもお任せするよ。
スウェデンボルグの「天国」は他の幸せのために働き続ける多忙なところで、とても自分に相応しいところと思えない。私は鬼畜、人非人、守銭奴、怠け者、女の子好きだし、逆にそんなところに落ち着けないだろう。
私にも聖霊か"あいつ"かどちらでも良いが、導いてくれれば良いが、人間にも詐欺師がいるように、そのような何かにも悪徳なものはいるだろう。だから導きに来ても信じないかもしれない(笑)。
悪徳宗教家、淫祠邪教の輩は、キリスト教と仏教、その他の宗教を統合したなどというが、厳密に解釈するならそれはありえない。人格の薫りがする神は、人間よりは遥かに能力が高いが「狭い」エリアの神と私には思わざるを得ない。