ぶらいやWATTY 探求の泉

人生も残り少なくなってきたので、単なる近況報告となります。

久々に催眠の話 その3

2008年04月06日 02時45分55秒 | 過大な期待(催眠など)
さて、前回書けなかったことを補足しておこう。

正直言って、今でも"催眠"に過大な期待を持っている人がいるのに驚いている。
しかし、そう言うことは私がずっと昔にかなり痛い目にあったことやそれなりの経験をしているから、わかること・言えることなのであり、心理学の専門家が同様な事を言えるのも、大学に入るだけの基礎学力を有し専門的な勉強をして研究に携わっているからであろう。

他分野の仕事に携わっている人達や、(年齢を問わず)人生経験の浅い人達はわからなくて当然なのである。

それならば、催眠を生業(なりわい)としている人達が、大衆に明確に伝えてあげれば良いではないか、とか、医者や心理学等の専門家が、催眠の有効性と限界や代替技術?を教えてあげれば良いではないか、と思われるだろう。

私が取り組んだ時はも今よりもっと酷い状況だったが、今はネットでも良質な情報を提供してくれる人達も増えて、ずいぶんましになった。

生業としてやっている人にそれは無理。
芸能では、自分の米櫃を燃やすような致命的行為である。
療法では、可能な限りそれらを実行している人もいるけれど、説得不可能(過大な期待や妄想に固執している)な場合もあれば、多少依頼者の幻想を利用しなくてはならない場合もあれば、ある意味「詐欺」と割り切って仕事しなければならない場合もある(一部?の健康食品・医療機器みたいなもの)。

今は音信不通のO先生などは、依頼者に「催眠は無意味」と伝えても、「どうして催眠をやってくれないのか?」と怒り出した人もおられた、と書いていた。

そして、もっと良い方法があればとっくの昔に淘汰されていてもおかしくないので、久々に昔を振り返る前には、(催眠は)もう衰退しているのでは思っていたのだが、未だに隆盛しているようだ。

こういう現状だと、医師を含めた専門家は、自分の業務や研究も忙しいのだろうが、啓発不足であり、有効な代替を提供できていないのではないか、と思う。
コメント
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