無精髭

無精者の日記です

今年も相馬野馬追いがやってきた

2013-07-22 16:33:50 | 日記

 今年も野馬追いの季節になりました。

相馬中村神社境内は祭りの準備が進んでいます。

祭りは27日(土)、28日(日)、29日(月)に開催されます。

開催日を土日にするかどうか長年議論があったのですが、結局観光客の集まりやすい土日に落ち着いたようです。

詳しくはこちらhttp://www6.ocn.ne.jp/~nomaoi/をご覧ください。

 

相馬中村神社正門前には相馬氏の御旗が翻る

 

 

    出陣を待つ旗指物

 

 

  馬具(鞍)

 


甲状腺被曝者 公表の10倍・・・・朝日新聞1面

2013-07-19 07:47:27 | 日記
 福島第一作業員の被曝線量が100mSVを超えた人員が2000人になりました。
東電のデータの提供を受けた国連科学委員会が報告された被曝線量を疑問視、厚労省も東電と関係企業に内部被曝線量の見直しを指示し判明したということです。

 外部から圧力がかからないと動かない国、何でも都合の悪いことは隠蔽してしまう東電と関連企業。 100mSVを超えると健康被害が出始めることは「ミスター100mSV」と批判された高名な学者でさえ認めていたレベルです。 東電の報告では178人となっていましたから、実態はその10倍以上です。
いかに人命を軽視しているか、組織がどこまで腐っているのかを象徴する出来事です。

 前にこのブログで紹介した小出さんの講演会で、彼は今回公表されている事故による放出放射線量は広島原爆の160?倍とか発表されているが実態はその何十倍でしょう。 と話していました。 当時は寒波が到来し幸いにも放射能の多くは太平洋側に流れました。 不幸中の幸いというほかありません。

 未だに被害がどの程度なのかさえ確定できず、廃炉作業も手探りで原子炉の冷却作業さえ四苦八苦している有様で、今後福島はどうなってしまうのでしょう。
このままでは福島はチェルノブイリの原子炉のようにコンクリートの棺に入れられてしまうでしょう。 

 経済界はもとより労働団体さえ原発再稼動に前のめりです。
恐ろしいことに、経済団体も労働団体も電力会社や電力労連がその中枢をになっています。 世の中の空気が原発再稼動に徐々に変わってくるのも事故の風化とともにこの力が徐々に影響力を発揮しているからでしょう。
再稼動は彼らにとっても劇薬物と知りつつ破滅に向う道筋を変えられないのです。

 滅びの道へまっしぐらの彼らに合掌。

 道連れは固くお断りします。



節電してくれる花達に期待

2013-07-16 08:11:37 | 日記









 日本の電気料金は非常に高くアメリカのなんと3倍の値段です。 日本より高いのはイタリアくらいです。

 また原発をやめると燃料費がかさんで電気料金を値上げせざるを得ないと電力会社や安倍さんは声高に叫んでいますが、当たり前です。日本はアメリカの9倍の値段で天然ガスを買っているのです。 いくら安定供給のためとはいえ2~3割増というのなら納得もしますが、ヨーロッパやアメリカの数倍というのでは異常というほかありません。

 こういうことがまかり通るのは日本の電気料金の算定方法が必要経費+利益00%という決まりになっているからです。 経費をかければかけるほど儲けが増えるわけですから電力各社は節約など無駄なわけです。 (それなのに原発の安全対策をケチったのはなぜなんだろう。)

 アメリカではシェールガスの生産に成功しガスの値段が暴落し、生産費の高価な原発は廃炉に向っています。 ところが燃料資源がないといわれてきた日本にもガス資源は豊富にあるらしくメタンハイドレードなどの形で100年や200年分埋もれているといいます。 化石燃料でも再生可能エネルギーに移行する時間稼ぎは十分出来るということでしょう。

 そうはいっても現実は簡単にはいきません。 準備が整うまで選挙でドンキホーテ的時代遅れのエネルギー政策を転換させ、家にはゴウヤや朝顔を植えて涼と心の癒しを手に入れましょう。







吉田昌郎さん逝く (前福島第一原発所長)

2013-07-13 00:06:19 | 日記
 福島第一原発事故を現地で指揮した当時の所長吉田昌郎さんが9日食道がんのため亡くなりました(享年58歳)。 2011年11月? 会社の人間ドックの検診でガンが発見され療養していました。

 吉田さんにはもっと長生きして事故の真相、安全神話をつくりあげてきた国や東電の内部の経緯、今後のエネルギー政策などについて語ってほしかったと思います。

 吉田さんについては以前のこのブログにも書きましたので読んでいただけるといいのですが、腹の据わったサムライだったようです。 ただ2008年の頃に非常に高い津波を予想する試算が出された時に、「実際にはそんな津波は来ないだろうと、具体的な対策をとる事に反対したとか」現場を知り尽くした吉田さんにしても「原発の安全神話」のなかから抜け出せなかったということでしょうか。 

 世界史に残る大事故を起こしながら、その収束もままならないなか再稼動に走り出した安倍内閣に吉田さんの一喝が聞けないのが残念です。

 ご冥福をお祈りいたします。






二枚舌はやめて-あきれた安倍総理の無責任

2013-07-12 07:17:59 | 日記
 「除染予算の6割未消化」、「市町村分 東電に配慮、国が抑制」今日の朝日の見出しです。 つい先日安倍総理は福島に来て「除染の加速化」や「早期復興」を訴えました。 しかし、一方、実務の方では除染後の高線量地の再除染を否定したり、医療費の無料化を拒否したり、いまだ事故の原因究明も道半ばにもかかわらず「原発再稼動」や「原発輸出」に奔走するなど、全く国民をはなから馬鹿にしてかかっています。 それに環をかけているのが、自民党福島県連の態度です。 自民党のかたがたも「全炉廃炉」を主張しています。 この主張は本音の気持ちであると信じたいのですが、公党である以上党の方針に逆らい自分たちの公約を実現できるのでしょうか? 小泉元首相なら除名の上刺客まで送られるのです。 それが政党としての公約に対する責任というものでしょう。 沖縄でも同様なのですから、この政党は戦略的にウソを通して選挙に勝とうとしているのでしょう。 それでも支持率が40%を超えるのですから、騙されている国民もウソと知りつつだまされていたいというかすかな希望に託す思いがあるのでしょう。

 心配なのは選挙のあとです。 民主党政権に失望し、選挙に大勝した自民党が福島をなかったものにして原発再稼動に突き進み、TPPを批准し、札束をばら撒いて値上げした株価の暴落、円安による物価の上昇、消費税値上げ、労働者の首切り法案、最後の仕上げが平和や文化的生活権や基本的人権を規定した憲法の改悪です。
しかもこのやり方が今の自民党・安倍総理の体質を見事にあらわしています。 やりたいことの本質を議論せず外堀を埋めるように改憲の発議要件の緩和からはじめて、誰もがそうと考えている「9条改悪、廃止」などおくびにも出しません。
民主主義は騙しの政治といわんばかりです。
張子のトラの仮面がはがれた時の失望した私たちは、民主主義にも失望しまたもやいつか来た悲惨な歴史を再現しかねません。 戦争を体験し多くの犠牲を払った人々は次々と冥界に旅立ち、戦後世代の威勢のよいナショナリズムの声が日増しに強くなっています。 戦後の平和と経済成長を享受してきた私たちの責任として若者の将来に大きなお荷物を残すわけにはいきません。