無精髭

無精者の日記です

相馬野馬追い 行列見てきました

2016-07-26 09:21:07 | 日記

 7月23日から25日まで開催された「相馬野馬追い」、ここ数年撮り続けてきたのですが今年は中日、南相馬市のでの行列を観てきました。

 時折小雨が降る悪条件で傘をさしたり閉じたり、武者はただでさえ重い鎧兜がずっしり、炎天下も大変ですが・・・

 目の前で止まった馬がいなないた、ひひ~~ん

 兜飾り?も色々な動物が使われているのですが、タコでしょうね。 今まで気づきませんでした。

 帰りに相馬中村神社に寄ってきました。 やっぱりこの旗を撮らないとね。

 


繰り返された悲劇ーバングラデシュー戦争をしない国へ

2016-07-07 09:57:23 | 日記

 

     -朝日新聞7月1日より―

 バングラデシュの首都ダッカで7月1日に発生したテロ事件は人質20人うち日本人7人死亡という大変痛ましい結果となりました。

 3・11を起点に活発化したテロは世界中で大変悲惨な形で広がっています。 しかしこのような事態を招いた原因は何かをじっくり考えることが必要です。 アメリカがいうようにテロ撲滅のために軍事力に頼って果たしていい結果が出るのでしょうか。

 このブログでも何度も紹介しているように、アルカイダを生み育てたのはアメリカでした。(ソビエトのアフガン侵攻)敵の敵は味方とばかりにアルカイダに資金を提供し軍事訓練し強力なテロ集団に育て上げたのです。 実はIS(イスラム国)にもアメリカの関与が疑われているのです。 ISの資金源は原油の密輸と言われていました。 原油は油田や輸送トラックなど空爆の格好の標的です。 米軍の目をかいくぐってやれるようなことではありません。 ロシアの空爆が始まると潮目が変わりました。 ロシアはトラック輸送部隊を容赦なくたたきました。 密輸はトルコ経由で行われていましたので?ロシア軍機がトルコ軍に撃墜されるという事件も起こりました。 

 イラク戦争には日本の自衛隊も参戦しました。 ろくな議論もなしに多くの国民の反対をよそに小泉政権はアメリカ支持を発表し自衛隊派遣に突き進んだのです。 結果的にはISを跋扈させ今日の世界的テロを招いているのです。 平和国家日本もアメリカと行動を共にするなかで色あせてしまいました。 秘密保護法、集団的自衛権、武器輸出3原則の骨抜き、戦争法案の強行採決と安倍さんは戦争のできる国に突き進んでいます。

 もっとも安倍さんにしてみればこんなことも理想国家の序の口なのかもしれません。 平成24に開催された「創世『日本』東京研修会」のなかで元法務大臣長勢甚遠氏は自民党憲法草案について「国民主権」「基本的人権」「平和主義」の3つをうたっているが、の3つをなくさなければ本当の自主憲法はできない。と発言し安倍さんも含めた参加者から大きな拍手が沸き起こっているのです。 当時外務副大臣は「日本にとって一番大切なのは皇室であり、国体であるといってはばかりません。 彼らにとっては「民主主義」さえ廃止する対象なのですから驚きを禁じえません。 しかも国政の錚々たるメンバーがひな壇に並んでいるのですから、YOUTUBEの投稿者が書いているように彼らは北朝鮮のような独裁国家を夢見ているのでしょうか??

 

 第3者委員会をつくりイラク戦争を検証したイギリス

      -朝日新聞7月7日よりー

    検証作業を進める先進各国

     -朝日新聞7月7日より―


日本が無人偵察機ドローンの導入を決めていた

2016-07-04 22:44:10 | 日記

 朝日新聞に「日本が無人偵察機をアメリカから導入することを決めているのだが、運用や費用面での問題が出ていて、イスラエルとの共同開発案が出ている」という記事が出ていました。

 先日「無人暗殺機ドローンの誕生」という本を買って読んだばかりでしたので、もう日本でも導入を決めているのかと驚きました。

 この本はアメリカが開発した「無人暗殺機プレデター」の知られざる開発史―同誌から―ノンフィクション作品です。

 アメリカは3・11テロを境に国民のプライバシー保護に関する法律、CIAやFBIの秘密活動、通信傍受・暗号解析など、これまで抑制的に運用していた様々な法律を実質的にないがしろにする見直しを進めてきました。 その一つの事件がドイツのメルケル首相の携帯電話の盗聴だったのでしょう(もっと前から当たり前にやっていた?かも)。

 このプレデターもその一つです。 簡単にプレデターがどういうものかを紹介すると、①無人の偵察・小型ミサイルあるいは爆弾による攻撃可能な飛行機。 ②長時間(20~30時間)高空から光学カメラおよび赤外線カメラによりリアルタイムに監視可能  ③海底ケーブル、衛星通信などを駆使することで米国本土の指令室からリアルタイムの監視、攻撃が可能 ④レーザー照準器を備え他の戦闘機によるミサイルを正確に目標に誘導することができる。 というまるで映画や小説の世界のようなことが現実に行われているのです。

 プレデターはアフガン戦争で威力を発揮しました。 制空権を失ったアフガニスタンでは空は誰にも邪魔されずに自由に飛び回れ、また小型の高空を飛ぶプレデターはまず敵に発見されることはありませんでした。 米軍は敵の動きを常に高空から監視し、必要に応じて地上の携帯電話を傍聴し、個人を特定し、小型ミサイルで暗殺できるのです。 

 このような軍事作戦を実施するには米国内の法律や国際法上の様々な制約をクリアーしなければならなかったわけですが、「アルカイダ」や「ビン・ラーディン」という単語によってCIAや米軍による「暗殺」が許容されていったのです。 実は「ウサーマ・ビン・ラーディン」の居住地を発見したのもこの無人偵察(暗殺)機だったようです。暗殺機によるミサイル攻撃で殺害することも可能だったようですが、さすがに思いとどめたようですがいずれにしてもビン・ラーディン氏の殺害に大きな役割を果たし、軍事的に大きな信頼を得ることになりました

 しかし、今でもこのような無人機による軍事作戦が国際的に認められているわけではありませんが、まだ正式に議論の場に上がっていない状態です。 理論的・技術的には世界中で本国から他国の領空から作戦を実行できるわけなので、大変な問題をはらんでいることは間違いありません。 最近話題のドローンなどには航空法上の厳しい制約がかせられて来ましたが、その裏では非常に恐ろしい現実があるのです。 現実的に秘密裏に暗殺を容認している世界最強の国家が「無人暗殺機」を運用しているのですから。

 さて本題はこのプレデターの機能縮小版(攻撃能力を外した)を高額で、アメリカの「ブラックボックス」の中で日本の自衛隊が運用しようというのです。 役立たずのミサイル防衛のおつきあいや欠陥ヘリと言われているオスプレイの大量導入(安倍さんの米国へのお土産1300億円?)と同じ構図でしょうか? 大企業とアメリカに甘い安倍さん、少しは国民の血税を使っているんだという自覚をもっていただきたいものです。