無精髭

無精者の日記です

野菊がきれいです

2013-05-28 22:56:06 | 日記






 中村城跡の二の丸グランドをかこむ桜並木に野菊が咲いています。 野菊の前にはタンポポが一面に咲いていました。 タンポポはすでに綿帽子になってしまいましたが、こんどは野菊です。 真っ白な花のものとほんのりピンクの花があって野菊といえどもなかなかきれいでつい見とれてしまいます。 早朝は花びらがしんなりしていて弱弱しく清楚で疲れたこころを癒してくれます。 花言葉は・・・と調べてみると「障害」とか、この花野菊の一種だと思うのですが、普通の菊よりずっとやさしそうで仏壇とかには似合わないような・・・ 野菊じゃないただの雑草なのかもね・・・汗 。

追 後日妻に聞いたら「ハルジオン」じゃないの、というので調べてみたらどうやらそうらしい。 キク科なので「野菊」でもいいのかなぁ。 そういえば昨年も聞いたような・・・(^^;



共通番号制が成立したらしい

2013-05-27 23:17:43 | 日記
 国民に番号を割り当て個人の様々な情報を一元管理する法案が成立した。 新聞などではニュースになったのですが、ほとんどの人は知らなかったのではないでしょうか。

 今より大分前にやはり国民を番号で管理する法案が提出され「国民総背番号制反対」の声が巷にあふれ断念した経過があります。 朝日新聞によると今度の共通番号で管理される個人情報は90項目を超えるようですから、おおよその個人情報はすべて国家によって管理されることになります。

 国家が個人情報を包括的に管理することも問題が多いと思いますが、今のIT社会のなかでは情報漏えいが日常茶飯事で名だたるIT企業や国家機関の情報さえハッキングされていることです。 同じ日の朝日には「ヤフー パスワード149万件流出」の記事が出ていました。 ヤフーほどのIT企業であればセキュリティは万全なはずでそれでもハッカーの餌食となっているのです。 共通番号制による情報は政府機関および地方自治体その他関連の組織で扱うことになるでしょう。 情報管理に携わる人員は半端な数ではありませんし、データやシステムの維持管理のために企業も多くの人員がかかわるはずで、システム的にも人的要素からも安全に管理するのは不可能でしょう。

 パソコンを使っているひとは誰でもあらゆるソフトがバージョンアップを年中行っていることをご存知でしょう。 ソフトの機能に関することもありますが、今日ではセキュリティ対策の方が多くなっています。 セキュリティを守るためには大変な労力を要することは明白ですし、常に修正しないとデータが守れないことは明らかです。 大金をかけて作った「住其ネット」が国民はほとんど利用されていないのですから共通番号制も同様でしょう。 米国ではこの情報が悪用されカードの偽造などで数兆円もの被害が出ているそうです。

 またIT戦争と言われるように国家間で機密情報へのハッキングが組織的に行われています。 情報を盗むばかりでなくホームページを改ざんしたり、生産機械のプログラムを破壊したりと、ソフト面ばかりでなくハードの破壊まで進んできています。 マスコミでは中国や北朝鮮の攻撃?などと時々騒がれていますが、アメリカはイランの核施設の機器をウイルスによって破壊したとか伝えられているように、国家や企業が本気で取り組めばどんな情報にもアクセス可能と思ったほうがいいでしょう。

 こんな重要な個人情報の管理が国民の気づかないところで法律が作られ実施に移されるなどとはなんて恐ろしい時代でしょう。


最大1400μSV/h 福島第一原発の視察に参加

2013-05-24 23:33:38 | 日記
 福島第一原発の視察に参加する機会があり行って来ました。
広野町と楢葉町の境にあるJビレッジから視察用のバスに乗り込み大熊町の福一を訪問、免震重要棟で説明を受けたあと原発構内をバスで一巡しました。

 Jビレッジの駐車場(本館近く)から玄関付近の放射線量は0.6μSV/hから0.8μSV/h(HORIBA PA-1000)程度でしたが、視察用バスに乗ったら1.4μSV/hに上昇、なぜかと思ったらバスが汚染されていました。 バスの床では2μSV/hを超えています。 後で東電の案内者から説明があったのですが、車両は1万2000カウント/Sくらい?(記憶が定かでない)の許容量で運用しているそうです。 おそらく廃炉処理に当たっている労働者汚染されたバスで毎日原発まで通っていると思われますから、通勤だけでも2μSV/hX通勤時間分余計に被曝することになります。 自家用車で通勤している方も同じでしょう。 労働環境から除染を進めていかないとどんどん積算被曝量が増えるばかりです。 

 楢葉町―富岡町―大熊町と進む道すがら測定を続けていたのですが、バスの中ではあちらこちらから警告音が・・・ 3μSV/h超えで警告音が出るよう設定されている機種が多い?  国道6号線を北上した訳ですが、汚染はまだら模様で切り通しなどで土手や樹木が道路に迫っているところはかなり高いところが多いようです。 富岡町あたりからところどころで線量計がオーバーフロー(9.99μSV/h)するところが出てきました。 あちらこちらでピーピーと警告音が鳴ります。 国道6号線から福島第一原発への進入路交差点から少し入ったところはホットスポットということでこの時は21.9μSV/hということでした。 このあたりから私の線量計はもう役に立たず電源を入れなおしても(測定値が平均化されるため一度オーバーフローするとデータをリセットしないとその場の線量が低くともしばらく待たないとオーバーフローから抜け出せない)9.99μSV/hでした。 原発に到着後すぐに免震重要棟に入ったのですが入り口から少し入ったところでも17μSV/hもありました。 事故を指揮した吉田所長(事故後病に倒れた)に代わった新所長(名前は忘れてしまいμSV/hました)に一通りの説明を受けて構内用のバスに乗り換えて構内を一巡しました。 汚染水をためた膨大な数のタンク群の脇では110μSV/hと報告されました。 4号機の南の高台から事故原子炉を視察、4号機は使用済み燃料を取り出すために外側に大きな鉄製のフレームが組み立てられておりました。 4号機は建物自体が傾き倒壊の危険が騒がれていましたが、東電は燃料プールの水位の測定や光学機器による建物外壁測定によって確認しているようです。 千数百本の燃料棒が保管されているのですから倒壊し冷却不能になれば燃料棒の溶融さえおきかねない危険な状況がつづいているわけで1日も早い使用済み燃料棒の取り出しが必要です。 それにしてもほぼ無傷といわれている燃料棒の取り出しだけでもこんなに大掛かりの工事をしないと無理なのですから、未だにその方法すら今後の研究にゆだねられている1~3号機のメルトダウンして溶け落ちてしまった燃料の取り出しは気の遠くなるような時間と、作業に携わる労働者の大量被曝をもたらすことでしょう。

 1.42mSV/h エッ! ミリシーベルト 3号機建屋の東側を通過した時の線量です。 マイクロシーベルトに直すと1400μSV/hです。 これが私たちの視察時の最大空間線量でした。 ここに1時間留まれば年間許容被曝量の1mSVを超えてしまいます。 こんな過酷な環境で人間は働くことは出来ません。 そういえば4号機の工事も免震重要棟からの遠隔操作でクレーンなどは運転されているということでした。 どんなにすばらしい技術を持っていても放射能は人間を近づけないのですからその困難は計り知れません。 

 増え続ける汚染水、3000人といわれる作業員の被曝、汚染地域の除染などなど、気の遠くなるような膨大な困難、こんなことをいつまで私たちは続けるつもりなのでしょうか。 政府は再稼動にむけて着々準備を進めていますが、その前に今抱えているこの事故処理、事故の評価・検証を行わずにいったい何をしようとしているのか強い憤りを感じます。 

藤棚花開く 中村城跡

2013-05-19 00:17:19 | 日記









 八重桜が散って相馬市中村城跡の藤棚がやっと花開きです。
藤棚の内側に入って神社をいれて見ました。

 下の写真は二の丸のお堀にお出ましのウシガエルと鯉です。 ウシガエルはどこかに穴を掘って冬眠していたのでしょうが、鯉はどこにいたのでしょう。 寒い冬場はどこにもみあたらなかったのですが。 暖かくなったこの頃いたるところでバシャバシャと音をたてて岸近くの草の根を掘りまくっています。 根のあたりに餌がいるのでしょうか。 

 城跡周りにはいろいろな動物がいて先日は蛇にも出くわしました。 蓮池には亀がたくさん棲んでいて天気のよい暖かい日には石や木に上がって甲羅ぼしをしています。
珍しいものではリスなども顔をだします。

 散歩を楽しませてくれる城跡ですが、震災でところどころで石垣が崩れています。 古い城跡の形ををそっくり残したところはあまりないそうなので大事にしたいものです。



 

震災瓦礫火災発生

2013-05-15 21:07:54 | 日記



 去る5月11日相馬市光陽の震災瓦礫置き場で火災が発生しました。
写真は消火作業によりほぼ鎮火したころに現場に行き撮影しました。 後方にみえる奇妙な建造物は仮設の瓦礫焼却炉です。
 
 私は知らなかったのですが実は5日にも同じ場所で火災があったようです。 原因は不明らしいのですが、自然発火ではないかということです。

 南相馬市鹿島区烏崎でも1月18日に20トンほどの瓦礫が燃えました。 可燃物を野積みしておくと発火の危険があるのでしょう。 11日の相馬市の火災の日は前日から小雨模様でした。 適度の湿気が発火を招いたのかもしれません。

 いづれにしても様々な種類の可燃物がごっちゃに混ざり合った瓦礫火災はどんな燃焼ガスが発生しているかわかりませんし、650℃以上の熱になると瓦礫に含まれている放射性セシウムが再気化し近隣に撒き散らされてしまいます。 せっかくセシウム対策をした仮設焼却炉を造ってもこれでは地域住民の被害は避けられません。 しっかりとした管理が必要です。