おぞましい人間の所業

　連日「イスラム国」にとらわれた後藤さんのニュースが流れていますが、彼のおかれている状況を想像すると背筋が冷たくなる思いです。

　なぜ人間はこれほど酷いことができるのでしょうか。　

　人間以外の動物は自分の命を維持し守るための最低限の命しか奪いません。　　高度に精神が発達した人間は科学技術を発展させ様々な思想を深め文化の華を咲かせてきたのにいまだに人間どおしで大量殺戮を繰り返しています。

　第一次世界大戦の犠牲者数　戦死者１６００万人　負傷者２０００万人

　第二次世界大戦の犠牲者数　戦死者５０００～８０００万人　（軍人２２００～２５００万人、民間人３８００～５５００万人）

　アフガン戦争の犠牲者

　イラク戦争の犠牲者

　「イスラム国」の問題もイラク戦争の続きといえます。

　アメリカは９．１１テロのあとにテロとの戦いと称して上記アフガニスタンでの「不朽の自由」作戦、つづくイラクで「イラクの自由」作戦を展開しました。　結果は皆さん御存じのとおり、「自由と民主主義」をもたらすはずが、悲惨な戦争の際限ない拡大です。　　凶悪な独裁者による統治と「正義の使者」アメリカによる自由のための戦争とどちらが人々の犠牲を強いたのでしょうか。　ましてやブッシュの目的は「父親の遣り損なった仕事の完結と石油利権」だったのですからなおさら「悪魔の所業」です。　　為政者は自らの敵を倒すための大義名分「錦の御旗」を手にしました。　大国は堂々と「テロとの戦い」を始めたではありませんか。　

　どんなに正しいと思われることでもその社会の経済や政治の発達段階と無縁に適用できるものではありません。　　人々の非和解的対立を解消できるだけの歴史的発展がなければ強権的統治もその社会の発展段階として通らなければならない道なのではないでしょうか。

　「自由と民主主義」は私たち先進国と言われる社会に住む者にとっては普遍的価値のように考えられていますが、それは同時に「お金至上主義の資本主義の基本理念」でもあるのです。
人間が自由と民主主義を手にするためにはこの巨大化した資本を手なずけなければなりませんが、今私たちはますます虐げられているように見えます。　

　「イスラム国」を単にテロリストの集団というとらえ方からはいつまでたっても問題は解決しないのではないでしょうか。　イスラム国を産んだイラク戦争、アルカイダを世界に拡散させたアフガン戦争、アルカイダを強力な組織に育て上げたソ連のアフガン侵攻とアメリカによるアルカイダ支援、日本をこの渦の中に巻き込もうとする安倍政権のたくらみ、戦争の歴史をまた繰り返させたくはありません。　　戦後日本の歩んできた道を大事にしたいものです。

　最後に米軍によるすさまじい爆撃、この街には「テロリスト」以外の人はいないのでしょうか、

 

どんと祭・・・相馬市長友グランド

　今日はどんと祭。　写真友人に会うのを楽しみに私も出かけました。
案の定彼はすでにカメラ片手にスタンバイしていました。　

　どんと祭のトップは相馬太鼓？です。　相馬高校の生徒たちが躍動的な演技を披露してくれました。　　いつも遅れて見逃してしまうのですが、今日は何とか開始前につきました。

　動きをだすためシャッター速度優先で１／９０Ｓで撮ったのですがもう少し遅くしたほうが良かったかも。　もっとも決めポーズでは無意味ですが・・・（＾＾；

　太鼓の後に神事がおこなわれ消防車も到着、間もなく点火です。

 

　「点火直後がいちばんいいよ」という助言どおり勢いよく炎が立ち上りました。
炎の右手、こぶしを上げているように見えませんか　（＾＾；

 

　

　「火」の形で燃えています。　火も花火と同じように露出する時間でその表情が変わります。
おもしろいですね。

　燃え上がるほのおに相馬中村神社の親子杉が照らし出されました。

 

ラブジョイ彗星・・・８０００年の周期

　昨日の赤道儀の不調は何のことはないコントローラと合わない赤道儀を使ったためでした。　しばらくサボっていたためですね。　　今日は何とか絵になってくれました。　赤道儀の設置にずれがあって10秒程度の露出しかできないためカメラの感度を上げているので画像が粗くなっています。　まぁ私の技術ではこんなところで妥協するしかありません　（＾＾；　。

 

　

久しぶりに赤道儀をセットしたのでついでにオリオン大星雲M４２もついでに撮ってみました。　　偶然の造形なんでしょうが不思議な形ですね。　残念ながら肉眼では明るい星の固まりのようにしか見えません。

 　

ラブジョイ彗星見つかったけれど・・・

　８０００年に一度みられるという「ラブジョイ彗星」、今が地球に最接近中というので望遠鏡をベランダに持ち出してみたのですが・・・

　ラブジョイ彗星の光度は４等星ほどなので暗い場所で目のいい人なら見つけられるかもしれませんが、老眼の私（遠くは見えるはずなんですが）では肉眼では見つかりませんでした。
双眼鏡を持ち出してオリオン座の底辺の２つの星を結ぶ線を右側に２倍ほど延長したあたりを探すと、しばらくしてやっとそれらしいぼやっと青く光る彗星を見つけました。
一人でみるのももったいないので望遠鏡を持ち出して写真にと頑張ったのですが、なんと赤道儀が不調で動いてくれません。　２０～３０秒くらいの露出なら写ってくれるかとやってみたのですが結果はご覧のとおり星ではなくて線になってしまいました。　くやしい・・・

　今夜も寒風に耐えて再挑戦する予定です。　　　ラブジョイ彗星についてはこちらから

鹿狼山（新地町）に登る

　毎年、正月三ヶ日のいずれかには鹿狼山（４２９．９ｍ）に孫を連れて登っていたのですが、今年はことごとくふられてしまい一人で４日（日）に登ってきました。　といっても登山客は結構多くて登山口の駐車場はいっぱいでした。

　頂上です。　登りは南側の登山道（ゆるやか）をつかって約４０分。

太平洋側を見渡してみました。　１／３

　煙突は相馬共同火力です。　２／３

　中央やや右の煙が見える煙突は原町火力です。　３／３

　原町火力発電所のアップです。

　さらに南には福島第一原発の煙突（正確には排気筒）と工事中のクレーン、右端のほうには広野火力の煙突も見えているはずですが、煙突かどうかはっきりとは見えません。　（曇りだったので）

　鹿狼山のすぐ南の天明はゴルフ場だったのですが、今は太陽光発電所として生まれ変わっています。　灰色にみえるのが太陽光パネルです。

　真下には昨年末に開通したばかりの新地インターが。

　下りは久しぶりに北側登山道をおりてみました。　こちらは傾斜が急でところどころ石の階段になっていますが階段の上り下りはつらいです。

　カメラを提げてのぼっていたら「写真撮ってるの、今朝の朝焼け凄かったんだけどみましたか」と二人の方から声をかけられました。　　本当に真っ赤な朝やけだったんです。　私も気づいてすぐベランダにかけ上り撮影したんですが、太陽は顔を見せず、朝焼けも間もなく雲に隠されてしまいました。　本当にッ真っ赤でした。

　４日の朝焼け（自宅ベランダより）