無精髭

無精者の日記です

驚き!昨年夏にセシウムが降っていた・・・朝日新聞 その2

2014-07-31 07:12:37 | 日記

 朝日新聞によれば福島第一原発の粉じんが過去7回にわたって宮城県まで届いていたことを報じています。 先日の農水省や京都大学の調査結果につづき東大の研究チームの調査結果です。

 

  2012年からすでに検出されていて、昨年8月は6.7mBq/㎥と通常の50~100倍の放射性セシウムが原発から59kmも離れた宮城県丸森町で検出されていました。

 この調査を行っていた東大大気海洋研究所の中島映至(てるゆき)教授らはこの調査結果を農水省に報告していました。

 詳細な調査データの複数の報告を把握しながら被災地や被災者に注意喚起することもなく、報道発表することもなくひそかに東電に注意をうながすなどの行為はとても許せるものではありません。  事故発生以来の官僚組織の事故対応には憤りを禁じえません。  気象庁は早くから放射性プルームの拡散予測をしていたにも関わらず、国内に隠ぺいし海外に流れた情報を外国メディアが報道して日本に伝わったり、長年調査していた放射能測定を中止させようとしたり、SPEEDIのデータを隠し、被災者の被曝線量測定をしないように全国の医療施設に周知したりとこの国の中枢の官僚組織はことごとく国民の生命を守る使命をかなぐり捨て、事故に対応しようとした現場の職員の行動を禁止したのですから驚くほかありません。

 さらに驚きなのは、このような公務員の最大の任務である「国民の生命・財産を守る」ことを放棄した、いや放棄するように命じた幹部の処分が全くなされず、命令に背いて本来の業務を実施した現場の勇気ある職員が逆に処分されるという異常な状態です。
安倍総理は「国民の生命・財産を守ること」が最大の任務とばかりに特定秘密保護法や集団的自衛権などを着々と進めていますが、いったい彼の目に映っている国民の中に私たちの姿はあるのでしょうか。  中国や韓国でさえ大事故を起こして多くの国民に被害を与えた責任者は厳しくその責任を糾弾され、韓国では事故の最高責任者とされる人物は逃げ切れずに死体となって発見されたではないですか。  日本では原発事故の原因が安全神話に寄りかかった人災と認定されているにも関わらず誰も責任をとらず、検察も立件しません。
このままでは次に事故が起きてもまたまた国民は犠牲にされるでしょう。  現場の公務員は今回以上に委縮し動きが取れなくなるでしょう。  私たちは高い税金を払ってオオカミを買っているようなものです。


野馬追いの季節がやってきた

2014-07-21 11:56:38 | 日記

 今年は7月26日から28日にかけて相馬野馬追い祭りが開催されます。
例年野馬追い祭りの前日まで梅雨の雨が降っていて当日晴れるのですが、近年は少し乱れているようです。

 

 

  参道脇の長友グランドに建てられた旗指物、 ここに騎馬が集結します。

 

 ここは相馬中村神社の社務所です。 ここに藩主を迎え出陣式が執り行われます。

 

 神社の太鼓橋です。 武者達はここを通って隊列を組んで出発します。

 今年は撮影に出かけようかどうかと決めかねています。
一昨年のブログを見てください。

 

 


驚き!昨年夏にセシウムが降っていた・・・朝日新聞

2014-07-17 21:43:05 | 日記

「がれき撤去20キロ先汚染」 7/14 朝日

「50キロ先住宅地にも粉じん」 7/16 朝日

 原発事故は収束したと政府は言い続けているのですが、東電の発表では0.1億ベクレル/時放出(H25年5月)と発表しており事故当初(H23年3月15日)の800兆ベクレル/時と比べて十分に低い値でこれによる影響は自然放射線による年間被曝量(日本平均:約2.09mSv/年)とくらべても約70分の1です。 といっているのですが、昨年夏に福島第一原発で実施したがれき除去作業で、20km先の南相馬市や50km先の相馬市玉野地区まで放射性の粉じんが飛んでいたことが、朝日新聞の報道により明らかになりました。

 この放射能再拡散が明らかになった原因は、昨年収穫された南相馬市のコメ、避難区域外の14ヶ所と避難区域内5ヶ所で基準値100ベクレル/kgを超えるセシウムが検出されたことでした。 農水省が調査したところ放射性物質は8月中旬に出始めた穂などに局所的に付着しており土壌から吸収された場合には均一に検出されることから穂が収穫された9月までのあいだに新たに付着したものと判断されたものです。

 またこの事実は京大大学院医学研究科の調査でも裏付けられています。 この調査では2012年9月以降住民の被曝量を予測するため県内3か所の住宅地に空気集塵機を置いて調査したもので昨年8月15日~22日分から相馬市の玉野地区で他の時期の6倍を超す1立方メートルあたり1.28mベクレル、北北西27kの南相馬市では20~30倍でした。

 これは当時の風向、風力を考慮したSPEEDIによる放射性物質拡散予測(8月19日)とも一致しており、この時期に第一原発で行われたがれき撤去で飛散したことを裏付けています。

 東電は当時の放出量は普段の1万倍以上にのぼり、4時間で最大4兆ベクレル(試算)だったと発表しました。  (この話は計算が合わない、これだと普段の放出量は1億ベクレル/時だ)

 一方で除染を進めながら放射能を放出し続け、しかも大量に放出しても住民には知らせず被曝させる東電と国はいったい何を考えているのでしょう。  高濃度の放射性粉じんが降り注いでいるというのにマスクもつけず生活している私たち。 この粉じんを吸い込んだ子供たちの健康は確保できるのでしょうか?  各地に設置されたリアルタイムモニタはこの変化を察知できていたのでしょうか?  私が調べた限りでは確かに測定値はこの期間(8月10日~25日)わずかに上昇しています。 (SPEEDI予測の方向) しかしその上昇分は0.01μSv/h程度です。   皆さんも試してみてください=>>こちら  (2013年7月1日~10月30日あたりを指定しダウンロードするとエクセルデータとして読み込めます。)
またこちらからは各地のモニターのデータ変化をグラフ表示で1日、1週間、1か月単位でみることができます。

 モニターではほとんど検出できず、警告もなく放射性粉じんを吸い込まざるを得ない状態が放置されていることに憤りを感じます。  こんな状況が改善されないのでは子供たちをこの地に住まわせておくことに大きな不安を覚えます。 

 

 リアルタイムモニターグラフ表示の例

 

 


薔薇の発根こんな手で

2014-07-14 23:35:00 | 日記

 薔薇を殖やすには挿し木が簡単ですが、これが素人にはなかなかうまくいきません。

 私は初心者で、友人からいただいた枝を何本も挿しているのですが、着いたのは家にあったバレリーナ? くらいでこれは鹿沼土に挿しておくだけでほとんど発根してくれるようです。

 そこで以前に植木屋さんで聞いた観葉植物の発根のさせ方を薔薇で試してみました。 ただしこの方法は枝をいただいてきてというわけにはいきません。 枝を切らずに発根させて根がでてから切り落として植え替える方法です。 下の写真が発根した枝です。  半月ほどだと思いますが太い根が4~5本出ていました。

 

 こちらは反対側から見たところです。 5mmほど皮を剥いだ部分の両側にかさぶたのような白い塊ができてそこから発根しているようです。  

 前後が逆になりますが、下の写真は成功した枝の元のほうをつかって2匹めのドジョウをねらおうというものです。 このように枝の一部を5mm位カッターナイフで皮を剥ぎます。

 剥いだ部分に発根剤をつけ、保湿材でつつみます。 しっかり濡らします。

 乾燥を防ぐため三角袋などで包みます。 乾燥しないように時々水をあたえます。  これだけでしっかり発根しました。  枝が元木についたままなので失敗は少ないと思います。  まだ1本だけの成功なので、2匹目のドジョウが捕れてたら自信をもってお勧めしたいとおもいます。  自宅にある薔薇を確実に殖やすにはいい方法だと思いなせんか(^^;

 


雄国沼は今年も楽園でした

2014-07-09 07:53:36 | 日記

 7日月曜日に妻と友人を誘って檜原湖と喜多方市の境にある雄国沼に行ってきました。
週間予報では曇り/晴れの理想的な天気だったはずが当日は時々雨模様だったのですが山の天気はよく変わるのでまあ大丈夫だろうと出かけました。

 ここはほとんど毎年きているのですが、いつ来てもすばらしいところです。 今年は例年より早くキスゲが咲き始めたそうで、最盛期にしては咲き終えた花もあって一面黄色のじゅうたんというわけにはいきませんでしたが、十分綺麗でした。 写真は展望台からのものです。

 

 湖面に突き出た小さな林、今年は水が少ないのかだいぶ地続きになっていますが以前はもっと島のような感じだったような。

 

 展望台からはこの階段(結構長い)を下るか、長い坂道を緩やかに歩くかなのですが、帰りにこの階段をのぼるのはすこしつらいかも。  写真は帰り道、 ずっと登りです。

 日光キスゲのアップです。

 ここに来るには最盛期は専用バスで、自家用車ではこれません。  バスに乗ったころから雨は止んで薄曇りの最高のコンディションでした。

 キスゲを眺めながら木道を歩いていると心が解放されます。

 木道脇には小さなかわいい花たちもいっぱい咲いています。

 頂上のバス停からは箱庭のような喜多方市が展望できます。