無精髭

無精者の日記です

赤橋にどんぐりが・・・懐かしいリス君

2013-10-31 00:15:54 | 日記

  中村城跡の赤橋を渡っていると足下にどんぐりが転がっていました。  おやおやどんぐりの季節、そういえば以前原町に居た頃の散歩道ではいまごろ日本リスくんが時々顔をみせたっけ。

 

 ここ中村城跡にもリスくんは居るのですがなかなか顔を見せてくれません。  たまに見つけるのは蓮池の西から入った相馬中村神社の裏の薄暗い森のなかです。  また向こうを回って探してみようかしら。  下の写真は原町で出会ったリス君です。 かわいらしいですね。  どんぐりはどれくらいの線量なんでしょう、リス君たちも無事でいるといいんですが。

 

 震災前はこの季節望遠レンズをつけたカメラでいつも頭上の木の枝を探していたっけ。

 

 

 

 


鹿狼山に登る

2013-10-28 22:53:05 | 日記

 地区の秋のイベントで鹿狼山に登ってきました。  登山口から頂上まで20分から40分くらいのコースです。  小さな子供から年配の方まで登れる手頃の登山ができます。  この日はまさに登山日より、空は青く木々の間を通り抜けて吹く風はひんやりしていて汗ばむ身体を気持ちよく冷やしてくれます。

 頂上は開けていて眼下に新地町と相馬市が箱庭のように見えます。  目でみるともっときれいなのですが写真にするとうっすらと下界を覆う朝霧が邪魔をしてすっきり写ってくれません。  午後だといいかもしれませんね。  このあとは芋煮会、冷たいビールと芋煮をたっぷりいただきました。 


恐怖の深夜地震

2013-10-26 11:57:56 | 日記

 草木も眠るという丑三つ時、突然の縦振動、そう3.11と同じ強力な地震が我が家を揺さぶりました。 その時間もとても長く感じられました。  急いでTVをつけると「朝まで生テレビ」で原発事故の討論中。 なんというタイミングでしょう。

 ここしばらく津波警報などは出ていなかったのですが、今回は福島県沿岸一帯に警報が出てしまいました。 原発は今のところ異常は報告されていないこと、福島第一原発の作業員は高台に避難したことなどが報道されていました。 寝ている場合ではないと起きて居間のTVで状況を見ることに。 幸い震度は「3」、強いところで震度「4」、津波も1mという予想で少し安心しました。 しかし海岸線は堤防が壊れたままで、相馬市松川浦辺りは先日の台風でも基幹道路が冠水する有様ですから台風と津波のWパンチなので心配で眠れず「朝まで生テレビ」を見ながら地震報道を注視していました。

 番組内容:激論!止まらない汚染水&ド~する?原発

出演:田原総一朗、渡辺宜嗣、村上祐子、塩崎恭久、馬淵澄夫、東浩紀、飯田哲也、池田信夫、澤昭裕、野村修也、長谷川幸洋、松井康真、森園和重

 このリンクでいつまで視聴できるのか分かりませんがとりあえず掲載します。  この間の度重なる台風の襲来や大雨ごとに汚染水流出が報じられ、安倍総理の「完全にコントロール」発言を信じる人はもはやいないだろうと思われますが、問題はなぜこのような垂れ流し状態が事故以来つづいて放置されていたのかという問題です。  TV討論のなかで根本的な問題点が指摘されています。 「実質倒産状態の東電」をごまかして維持しているということです。  政府が膨大な国費を投入しても東電は一企業に過ぎずその使い道にはおのずと規制がかかるため、本当に必要な対策に資金を投入できないというのです。  たとえば汚染地下水をとめるための「凍土壁」ですが大金を投入する割にはその効果がはじめから疑われており、高額な維持費もかかるので導入には批判が少なくありません。  それより安価で高い効果が期待されている「粘土壁」という選択技もあるのにこちらには国費が使えないのです。  また漏れ続ける汚染水タンクこれもボルトとパッキンで組み立てるタイプの漏れやすいもので、溶接型のものに変えたいところなのですが、こちらにも使えないというものです。  

 つまり「東電の破たん処理」をきちんとしてからでないと安倍さんがいくら政府が責任をもって対処するといっても、貴重な税金を無駄にすてるようなものです。  この点に関しては出演者のほとんどが合意するところでなのに番組の中でも「東電の破たん処理」をいうのはマスコミではタブーで、こんなことをいえるのはこの番組くらいといっているのですから、電力資本のマスコミ支配は相変わらずつづいているのです。  残念ながらこれが民主主義日本の現実なのですね。  詳しくは上記リンクから番組をご覧ください。

 

 

 


除染廃棄物 試験焼却はじまる(民報続報)

2013-10-11 22:24:22 | 日記

 9日、相馬市山間部の除染作業で出た除染廃棄物の光陽工業団地に設置された震災瓦礫仮設焼却炉で焼却処分することに関して続報が福島民報がらでましたので紹介します。

------ここから民報記事---------

9日から試験焼却 相馬、除染作業で発生の枝葉

東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業で生じた相馬市内の枝葉廃棄物の試験焼却が、9日から12日まで同市光陽に環境省が仮設している震災がれき焼却炉で行われる。
 除染実施地域の住民の要望などを踏まえ、市が東日本大震災で生じたがれき焼却を代行処理している同省と連携して試験的に取り組む。
 山上地区の家屋の除染作業で出た枝木約100トンを4日間、他の震災がれきと混合して焼却する。排出煙の放射性濃度の検査で「検出下限値未満」が続くことを確認する。同設備では技術的に可能とされている。
 試験結果は一週間程度で判明するという。試験結果を踏まえ、市は区長会や市議会などと同施設で廃棄物焼却の本格導入について検討する方針。市内では除染で出る枝木や牧草など約7500トンの処理が必要と見込まれている。

--------ここまで民報記事-------

 


これでいいの?除染廃棄物 瓦礫焼却炉へ

2013-10-08 22:10:49 | 日記

  相馬市光陽の仮設焼却炉 建設タクマ IHI製排気筒は右端の煙突です。 煙が出ているように見えるのは排気冷却用の蒸気と思われます。

 焼却炉は3基あります。

 10月8日付の河北新報によりますと 「相馬市が市内で出た原発事故の除染廃棄物を、同市光陽工業団地にある環境省が建設した震災瓦礫仮設焼却炉で焼却処分する方向で検討中で9日に試験焼却する。  償却対象は山間部の住宅、農地の除染で出た枝木や牧草など約7500トン。 約100トンを試験焼却して本処分するかどうかを決める。   3炉で570トン/日の処理能力があります。   相馬市は除染廃棄物の専用焼却炉を市の山間部に建設する計画を立てたが住民の反対で設置場所の選定が難航し、計画が行き詰まっていた。」 と伝えています。

 除染廃棄物はその貯蔵施設が決まらずどこでも頭を悩ましている問題です。  結局どこも引き受けてがなく地域ごとに小さな仮設の中間貯蔵場所を設けているのが実態です。  さて今度の相馬市の決定ですがいささか性急ではないでしょうか。  そもそも現在の仮設焼却施設は低線量の瓦礫焼却を前提に作られた設備です。  津波で大量に発生した膨大な瓦礫の処理のためやむなく急造したものです。  除染廃棄物の焼却に使用して支障が出ないか十分な検討がされたのでしょうか。  現状焼却施設、及び周辺地域の放射線量は測定されまた相馬市のホームページで公表されており、データを見る限り、焼却主灰で500~1000ベクレル/kg、 焼却飛灰中(バグフィルターに引っかかった部分でしょうか?)で1500~4000ベクレル/kg、 焼却炉排ガス中ではNDとなっています。(測定器検出能力下限値は不明)  周辺地区の空間放射線量は割合低く0.1μSV前後で推移しています。  しかし測定されている核子はセシウム134と137だけで他の核子は全く不明ですし、排煙の冷却やバグフィルターですべての放射能が取り除けるのかは不明です。 バグフィルターでは取り除けないとする見解もあります。(下記動画参照)。     詳しい分析の上検討すべき問題ではないでしょうか。  焼却によって出てくる灰も高線量になる可能性も高く、その灰の処分にも困ることにはならないでしょうか。  十分な安全性が確認されるまで多少かさばっても低線量廃棄物のまま保管する方がより安全なのではないでしょうか。  焼却によって放射能を再拡散しては何のための除染なのか分かりません。  環境省は「技術的には可能」としているようですが、県民に「20mSVまでは大丈夫」などといって被曝を容認してしまうのですから信用できません。  除染廃棄物の焼却処理については慎重な対応をお願いしたいものです。    

   時間が許す方はこちらもご覧下さい。 除染廃棄物焼却の問題点を論じた動画