草木も眠るという丑三つ時、突然の縦振動、そう3.11と同じ強力な地震が我が家を揺さぶりました。 その時間もとても長く感じられました。 急いでTVをつけると「朝まで生テレビ」で原発事故の討論中。 なんというタイミングでしょう。
ここしばらく津波警報などは出ていなかったのですが、今回は福島県沿岸一帯に警報が出てしまいました。 原発は今のところ異常は報告されていないこと、福島第一原発の作業員は高台に避難したことなどが報道されていました。 寝ている場合ではないと起きて居間のTVで状況を見ることに。 幸い震度は「3」、強いところで震度「4」、津波も1mという予想で少し安心しました。 しかし海岸線は堤防が壊れたままで、相馬市松川浦辺りは先日の台風でも基幹道路が冠水する有様ですから台風と津波のWパンチなので心配で眠れず「朝まで生テレビ」を見ながら地震報道を注視していました。
番組内容:激論!止まらない汚染水&ド~する?原発
出演:田原総一朗、渡辺宜嗣、村上祐子、塩崎恭久、馬淵澄夫、東浩紀、飯田哲也、池田信夫、澤昭裕、野村修也、長谷川幸洋、松井康真、森園和重
このリンクでいつまで視聴できるのか分かりませんがとりあえず掲載します。 この間の度重なる台風の襲来や大雨ごとに汚染水流出が報じられ、安倍総理の「完全にコントロール」発言を信じる人はもはやいないだろうと思われますが、問題はなぜこのような垂れ流し状態が事故以来つづいて放置されていたのかという問題です。 TV討論のなかで根本的な問題点が指摘されています。 「実質倒産状態の東電」をごまかして維持しているということです。 政府が膨大な国費を投入しても東電は一企業に過ぎずその使い道にはおのずと規制がかかるため、本当に必要な対策に資金を投入できないというのです。 たとえば汚染地下水をとめるための「凍土壁」ですが大金を投入する割にはその効果がはじめから疑われており、高額な維持費もかかるので導入には批判が少なくありません。 それより安価で高い効果が期待されている「粘土壁」という選択技もあるのにこちらには国費が使えないのです。 また漏れ続ける汚染水タンクこれもボルトとパッキンで組み立てるタイプの漏れやすいもので、溶接型のものに変えたいところなのですが、こちらにも使えないというものです。
つまり「東電の破たん処理」をきちんとしてからでないと安倍さんがいくら政府が責任をもって対処するといっても、貴重な税金を無駄にすてるようなものです。 この点に関しては出演者のほとんどが合意するところでなのに番組の中でも「東電の破たん処理」をいうのはマスコミではタブーで、こんなことをいえるのはこの番組くらいといっているのですから、電力資本のマスコミ支配は相変わらずつづいているのです。 残念ながらこれが民主主義日本の現実なのですね。 詳しくは上記リンクから番組をご覧ください。