無精髭

無精者の日記です

トリチウムの分離が可能に!

2018-06-30 21:35:44 | 日記

 福島第一原発にたまり続けるトリチウム水ですが、原子力規制委員会はトリチウムを取り除く現実的な方法がないので「早く海洋投棄するよう」東電にせまってきましたが、このニュースによれば近畿大学で新たな方法が開発されたそうです。 これが実用化されるにはもう少し時間がかかるのかもしれませんが嬉しいニュースです。 大量の放射能を海に捨てていいはずがありません。 


福島第2原発廃炉へ

2018-06-15 15:49:04 | 日記

 2011年の原発事故以来、福島県民の願いであった「第2原発の全基廃炉の方向で具体的検討に入る」と小早川東電社長が表明しました。
世界の歴史に残る未曾有の大事故から7年、裁判では東電幹部3被告は無罪を主張し、第2原発も再稼働を目指すなどとは誰も納得できるものではありません。
それをここまで引きずってきた東電の真意はなんだったのでしょうか。

 一方原子力規制委員会は県内に約3000台設置されているモニタリングポスト(リアルタイム放射線監視装置)のうち2400台を2021年3月末までに撤去すると発表しました。
これでは私たち県民は不安を抱かざるを得ません。 事故原発の廃炉作業はまだまだこれからです。3号機のがれき撤去作業では60kmも離れた宮城県の丸森まで放射性粉塵が飛散し、南相馬市では汚染基準を超えるコメを発生させました。事故原発からは放射性ガスが現在でも500万Bq/hも排出されています。昨年発生した浪江町十万山の火災では高濃度に汚染された山林が75ヘクタールも消失しました。放射線量に大きな変化はないと発表されましたが、放射性粉塵のあたいは平常時の20~40倍に上昇しました。汚染地帯の木材などを燃やした場合どれほどの放射能が発生するかは、環境省が富岡町などに設置した仮設焼却炉(減容化施設)のデータをみるとおおよその見当がつきます。
それによると高いもので主灰で35000Bq/kg、飛灰で120000Bq/kg(セシウム134・137合計)に達します。これらの灰がおりからの強風(西風)により太平洋に飛ばされました。もしこの時に雨により陸地に定着するようなことがあれば再汚染されていたはずです。(幸か不幸か雨が降らず、そのため消火に手間取ったが、モニタリングポストの値に大きな変化はありませんでした。しかし、西からの強風が吹いた日のモニタリングの値は「調整中のため欠測」となっていて、これが強風のデータとよく一致しているので、強烈な放射性プルームの通過により異常値が検出されていたのではないかと勘ぐっています。

 いずれにしてもモニタリングポストは放射能を見せてくれる安心の設備ですし、廃炉作業を実施する東電にとっては放射能漏れを監視する全国民の目です。福島県民にとって廃止を決定した規制委員会の姿勢は容認できるものではありません。