「がれき撤去20キロ先汚染」 7/14 朝日
「50キロ先住宅地にも粉じん」 7/16 朝日
原発事故は収束したと政府は言い続けているのですが、東電の発表では0.1億ベクレル/時放出(H25年5月)と発表しており事故当初(H23年3月15日)の800兆ベクレル/時と比べて十分に低い値でこれによる影響は自然放射線による年間被曝量(日本平均:約2.09mSv/年)とくらべても約70分の1です。 といっているのですが、昨年夏に福島第一原発で実施したがれき除去作業で、20km先の南相馬市や50km先の相馬市玉野地区まで放射性の粉じんが飛んでいたことが、朝日新聞の報道により明らかになりました。
この放射能再拡散が明らかになった原因は、昨年収穫された南相馬市のコメ、避難区域外の14ヶ所と避難区域内5ヶ所で基準値100ベクレル/kgを超えるセシウムが検出されたことでした。 農水省が調査したところ放射性物質は8月中旬に出始めた穂などに局所的に付着しており土壌から吸収された場合には均一に検出されることから穂が収穫された9月までのあいだに新たに付着したものと判断されたものです。
またこの事実は京大大学院医学研究科の調査でも裏付けられています。 この調査では2012年9月以降住民の被曝量を予測するため県内3か所の住宅地に空気集塵機を置いて調査したもので昨年8月15日~22日分から相馬市の玉野地区で他の時期の6倍を超す1立方メートルあたり1.28mベクレル、北北西27kの南相馬市では20~30倍でした。
これは当時の風向、風力を考慮したSPEEDIによる放射性物質拡散予測(8月19日)とも一致しており、この時期に第一原発で行われたがれき撤去で飛散したことを裏付けています。
東電は当時の放出量は普段の1万倍以上にのぼり、4時間で最大4兆ベクレル(試算)だったと発表しました。 (この話は計算が合わない、これだと普段の放出量は1億ベクレル/時だ)
一方で除染を進めながら放射能を放出し続け、しかも大量に放出しても住民には知らせず被曝させる東電と国はいったい何を考えているのでしょう。 高濃度の放射性粉じんが降り注いでいるというのにマスクもつけず生活している私たち。 この粉じんを吸い込んだ子供たちの健康は確保できるのでしょうか? 各地に設置されたリアルタイムモニタはこの変化を察知できていたのでしょうか? 私が調べた限りでは確かに測定値はこの期間(8月10日~25日)わずかに上昇しています。 (SPEEDI予測の方向) しかしその上昇分は0.01μSv/h程度です。 皆さんも試してみてください=>>こちら (2013年7月1日~10月30日あたりを指定しダウンロードするとエクセルデータとして読み込めます。)
またこちらからは各地のモニターのデータ変化をグラフ表示で1日、1週間、1か月単位でみることができます。
モニターではほとんど検出できず、警告もなく放射性粉じんを吸い込まざるを得ない状態が放置されていることに憤りを感じます。 こんな状況が改善されないのでは子供たちをこの地に住まわせておくことに大きな不安を覚えます。
リアルタイムモニターグラフ表示の例
国民を放射能による被爆させた重罪は未来永劫消せません。
正気の沙汰ではありません(;.;)
こんなでたらめな国!大嫌い!
いつの間にかこの国は中世に戻ってしまったかのようですね。
安倍総理に逆らう者は排除されイエスマンに入れ替えられます。 NHK、法制局、原子力規制委員会の委員ですらです。
安倍さんは「選挙で選ばれたのだから私が法律だ」と思っているのでしょうか。 日本は法治国家ですらなくなったのですね。
しかし、「奢れるもの久しからず」、強大な権力が自己崩壊する条件を自ら整えているではありませんか。