先日の早朝のＪアラート「北朝鮮がミサイルを発射しました。地下室か頑丈な建物に避難してください！」にもエッ戦争か？！と驚かせられましたが、安倍総理の国会解散発表にもビックリさせられました。
散々引き伸ばしてきた「森友・加計問題」の臨時国会を、国民に約束した説明もしないでいきなり冒頭解散だというのですから呆れるほかありません。安倍さんのいう解散の理由が、こともあろうに「消費税の使途変更を国民に問う」という今まで議論にもなっていない課題をいきなりもっともらしく持ち出してくる感覚を疑います。国会でも嘘を重ね、証拠をことごとく隠し、破棄し、それでも出てきた証拠文書さえ「怪文書」と切り捨てる態度はもはや民主主義国の政府とは思えません。どこぞの独裁政権と一緒です。。「国難突破解散」という安倍さん、違うでしょ！「森友・加計問題突破」・「憲法改悪強行」解散と言ったほうが私たちにはストンと納得です。
自分の意にあわないとなるとさっさと首をすげ替える手法も民主主義とはかけ離れています。日銀総裁、NHK会長、内閣法制局長官などを入れ替え、国の大切な部門の運営を数の力に任せて強引に進めるやり方は国の将来を誤ります。先ほどのＪアラートの話になりますが、北朝鮮のICBMと思われるロケットの日本上空通過にしても「上空」は宇宙空間です、専門家も日本本土に落下することはないと断言しています。さも日本が標的にされているかのような警告、長野から北海道に至る広域です。日米韓の軍事関係組織では数日前から北朝鮮のロケット発射準備を捉えていました。自衛隊はこれに対する迎撃体制を整えていたのですから発射直後からロケットを補足しその速度・軌道などを正確に把握していたに違いありません。長野から北海道のどこを通るか分かりません。などと言っていたのでは２０分ほどで５０００Kmも飛んでいくロケットを打ち落とすことなど不可能でしょう。アラートを発出する時間には安倍さんにはすっかりわかっていたことでしょう。分かっていながらこれほど「不安をあおり人心を動揺させる」目的は自己のための選挙対策情報操作と言われても仕方がありません。流石に気が引けたのかＪアラートの文章を少し修正したようですが・・・。その後の安倍さん自身の記者会見が振るっています「私たちは北朝鮮のロケットを発射直後から完全に把握していました」。なんだ、やっぱり分かっていたんじゃん。私には北朝鮮より自己都合で暴走する安倍さんのほうがよほど怖い存在です。