無精髭

無精者の日記です

日本をぶっ壊す自民党

2012-12-15 08:04:33 | 日記
福島第一原発事故 東京電力 原子力ムラ 日本の真実2


 日本人は飽きっぽいのか、もう原発事故は過去のものとなったかのようです。 原発事故の被害を受け避難している人々は家庭や地域社会を絆を精神的にも経済的にも破壊され生活に疲れ果て選挙どころではありません。 もう原発事故のことは考えたくない出来れば忘れたいというのが本音です。 

 しかしこの選挙、そうとばかりいっているわけにはいきません。 先日原子力規制委員会が福井の敦賀原発直下の活断層や青森県の東通原発の活断層を指摘しました。 しかし電力側はこれに異論を唱え続けています。 建設時には御用学者を使ってお墨付きをもらったので政権が変わればまた以前の手法でごまかそうという魂胆が見え見えです。
しかしそんなことで原発事故から逃れられないことは福島の経験ではっきりしたことだったはずです。 ここに紹介したビデオでも現場で働いている人々は本当の危機は依然として去っていないし、もし壊れかけた原発の崩壊が起きたら日本全体が危機に陥ると証言しています。 まともな地震学者は最大600ガル程度で設計された原発は今後想定される4000ガルものエネルギーを持つ地震に耐えられないとはっきり言っています。 しかも600ガルの設計は炉心だけで他の設備はさらに低いレベルなのですから武田教授が指摘しているように「日本の原発は震度5で壊れる」というのはこれまで経験ずみです。 家庭の電気が止まると原発の電気も止まるというのですから唖然とします。 ビデオの中でインタビュアーが「そんなことで事故を未然に防ぐという決意があなたの会社にあるのですか?」と聞かれた応対者はしばらく沈黙し出たことばは「難しい問題です」というものでした。 いまだに反省も安全を守る決意もないと言わざるをえないでしょう。

 自民党の安倍さんは(北朝鮮や中国に負けない)強い国家をつくる、安心して暮らせる日本をつくるなどと声高に喧伝していますが、北朝鮮が核ミサイルを開発する前に地震と原発事故で日本は滅んでしまいます。 自民栄えて国滅ぶという笑えないはなしです。 北朝鮮も中国も韓国もわが日本も政治的に不安定な時期にあります。 アメリカのジョンソンじゃなくても外に敵を作り国民の目を国内の問題からそらして民族主義をあおって人気を上げたいというのが本音です。 本当の愛国者であれば迫り来る重大な危機に決意を持って正面から向き合うべきでしょう。


ガンバレ!オムライス党

2012-12-13 23:42:56 | 日記
 北朝鮮の「ミサイル発射」が大きな話題になっています。 核開発を行っている独裁国家がロケットを開発すれば当然その技術は核ミサイルにも使用されるであろうことは予想されるのですが、では同じことが他の国々ではどうかというとたとえば韓国でも同様の「ミサイル」開発を行っているのですが、こちらはそうは言いません。 では韓国はこのロケットを軍事に使わないかというとそんな保障は全くありません。 韓国とて「ミサイル」開発の一環なのです。 良心が咎めたのか朝日新聞は一面の片隅で「北朝鮮が12日に発射し・・・「ロケット」について、朝日新聞はこれまでの報道と同様、「ミサイル」と表記します。ロケットと弾道ミサイルは技術的に見て、本質的違いはありません。」と言い訳しています。

 また、イランの核開発には危機感をあおる国際社会もインドの核開発は容認しているように見えます。 何のことはないお友達のやることはいいことで嫌いなひとがやることはすべて悪というようなばかばかしい善悪観でしかありません。 こんな二重規準で物事を判断していては本質がぼやけて訳がわからないことになります。 そのいい例がアメリカのジョンソン元大統領です。 就任当初から不人気の彼はなんとか点数を稼ごうと虎視眈々とその機会を窺っていました。 アメリカでは不人気大統領は戦争をはじめます。 なぜか戦争を始めると人気が上がるのです。 しかしアメリカとて錦の御旗なくして戦争を始めるわけには行かないのですが、彼は一方的に「悪の枢軸」とか「悪魔」とか言い募って色分けし、アメリカ自ら資金援助して育て上げた「アルカイダ」を利用して待望の大戦争をはじめました。 もちろん大統領の人気は絶頂に達し落ち目のアメリカも世界のリーダーとして面目躍如・・・しかしやがて化けの皮がはがれあとは皆さんご存知のごとく大国アメリカの威信は地に落ちたばかりか経済的にもその凋落の速度を早め、自国と世界経済を奈落の底におとしめたのです。 単純に白黒色分けしダブルスタンダードの「正義」の行く末にほかなりません。

 こう言ってしまうと私が北朝鮮の肩を持つのかと思われそうですが、そうではありません。 あまりにもやらせ的な報道に危機感を持つからです。 今、衆議院選挙の最中ですが自民党安倍総裁や維新の石原代表などはここぞとばかりに「国軍」だ「強国」だとナショナリズムをあおって威勢のいい発言を繰り返していますが、そんなことで私たちの生活や平和が守れるなら苦労はしません。 彼らの求めるところは経済的には弱肉強食の新自由主義であり格差(消費税を上げる一方で法人税や相続税を減税)の拡大です。 日本銀行に一万円札をどんどん印刷させみんなで山分け、借金は庶民に消費税で払わせようという魂胆でしょう。 安倍さんは正直者ですからすっかり本音をしゃべってしまいました。

 新聞の選挙予想によりますと自民党の大勝、維新がそこそこだそうで、それに民主の改憲派が加わると国会の新勢力は改憲派が圧勝ということになりそうです。 そうなると戦後ずっと平和な日本を作ってきた世界に誇る平和憲法が、原発震災が福島の平和な生活を吹き飛ばしたように、消えてなくなりそうです。 彼らは尖閣の国土を守ることには熱心ですが、いまだに16万人を超える人々が故郷を追われ福島県をはじめ広範な国土を放射能汚染した原発でさえ必要だという人たちです。 こんな政治家に私たちの生活をあずける訳にはいきません。 私は平和憲法と共に消えそうな憲法の守護神、福島さんの「オムライス党」に頑張っていただく他ないと考えていますが、どうでしょうか。