雷魚と言いながら睡蓮です。 ここは中村城跡、二の丸のお堀です。
この西手にある蓮池は以前、蓮に覆われていましたがなぜか全滅しました。 今は北側の外堀に残るばかりですが、睡蓮の一塊がここにあります。
水面を見ながらあるいているとぎょっとするこの模様、そう蛇にそっくりの斑です。 以前に田んぼの排水掘りで大物を見つけ網ですくい上げた時にこの雷魚が入っていてその気味悪さにぞっとした記憶が今も鮮明に蘇ります。 水中なのでよく表情がわかりませんが、まともに見たら大抵の人は蛇だと思うでしょう。 雷魚は小魚を食べつくすといわれ嫌われ者でしたが、最近はバスなどに負けたのかほとんどみかけませんでした。
この雷魚のそばに幼魚の一群が右へ左へと泳いでいます。 雷魚はこの幼魚を狙っていたものか、この幼魚が雷魚の子供なのかはわかりませんが、ネットで調べると幼魚を守って一緒に泳いでいる様子も撮影されているので後者なのかもしれません。
幼魚と一緒に写っている緑の葉は菱だそうで、ここ3年くらいでお堀の一面を覆うほどになりこまったことに水面全体がこの葉っぱで覆われたせいで酸欠になって鯉が葉っぱの隙間から口を出してパクパクしていましたし、弱って死んで浮かんでいるいる鯉も多数でました。
NPOの人たちが毎年苦労して排除しているのですが種子が泥の中に残っているので毎年水面はこの葉っぱに征服されてしまいます。 しかし不思議なことに蓮池のほうには今のところ全く生えていません。 不思議ですね。