相馬市の中村城跡にある藤の花が見ごろになりました。 木が弱って年々衰えていたのですが今年は幾分花房が大きくなったように見受けられます。 原発事故がいつまでも収束せず、隠されていた事故の実態が明らかになるにつけ愚かな人間の営みが恨めしくおもえてきます。
国敗れて 山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを恨んで鳥にも心を驚かす
烽火 三月に連なり
家書 万金に抵る
白頭掻けば更に短く
渾て簪に勝えざらんと欲す
ふっと思った杜甫の詩ですがあれから時まさに三月、あらためて読み返してみるとなんと今の心境にしみる言葉でしょうか。
ついでに私のお気に入りのスポット「黒橋付近」と「赤橋」もご覧ください。
黒橋付近
赤橋