ここでちょっと休憩

ビーチリゾートが大好きな私の旅行記

大橋邸

2010-05-12 | 国内な旅

日航倉敷のお部屋から見下ろされる、大橋邸。

 ”僕はいいです・・・”

 朝ごはんを頂き、2時間半美観地区を散策して・・・・そろそろお昼寝時間の

 よしおさん。

 

 ”まぁ、折角来たんだから、見ていきなさいよ。”

 ”見ようよ!”

 ”いいよー人の家なんて見なくて・・・・”

 

 なんでだろう?男は人の家に興味が無いのか?

 母の誘いを断れるほど、眠いのか?

 そんな、よしおさんをホテルの駐車場に残し・・・女どもは人の家を見学。

 

入場料を払って、5分ほど説明を聞いたら、自由に見学。

靴を脱いでお部屋の中を歩き回れる。

家の中は風通りが良く、少し汗ばむ気温のこの日はとても、気持ち良かった。

  

”冬は寒いだろうねぇ・・・”なんて現実的な発言しか出てこない私達。

今は、開け放してるから明るいけど、暗いだろうねぇ・・・・

  

  

    しかし、中庭を何箇所も設けた、眺めは素晴らしい。

  ここからゆったり、日の流れを眺めるのは、心安らかな生活だろう。

   

 

   不思議だ、記憶は溢れるように蘇る。

   おばあちゃんの家には、ごえもん風呂もかまどもあった。

   今はそこは、空き家になってしまっているけれど。

   私は、小さい頃おばあちゃんがお風呂を沸かすのを見ていた。

   杉の燃える匂いが好きだった。

  

   おばあちゃんが、竹筒で息を吹きかけ火を大きくするのを・・・魔法使いだと

   思った。

    ごえもん風呂は、次の日のお昼まで暖かい。

   そう言えば、おばあちゃんは料理の上手な人だった。

   おばあちゃんの手打ちうどんは絶品で、おじいちゃんが私達が帰るたび

   ”うどん打ってやれ”って言ってくれてた。

    トマトジュース缶は、トマトジュースでは無いと教えてくれたのもおばあちゃん。

   おじいちゃんの育てた、桃太郎トマトを湯むきして、ミキサーでぐるぐる。

   これが本当のトマトジュースの味だ。

   おじいちゃんは、チャイナマーブルが大好きだった。

    いつも、ごろごろさせて、私の口にポンと入れてくれた。

   

  我が家は商売を営んでいて、盆正月関係なしだから、年に2回必ず帰るなんて

  事は無かったから。

  私は、本当はあまり岡山の祖父母には会ったことが無い。

   おじいちゃんは、私が6年生の時に亡くなったからもっと、思い出が少ない。

   だけど、今もちゃんと覚えてる。たぶん、古いものを見たら又思い出す。

   そして、その思い出は、心を暖かくする。

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿