星に願いを・・・

我が家は貧乏ながら雛祭りや菖蒲湯、豆まきお月見など、季節の行事は父が率先してやっていました。　　

毎年　「七夕」　が近づくと、笹を調達してきた父と飾り付けをします。　

七夕の思い出・・・それは　『鼻血』　です。　

幾つの頃かは忘れましたが、当時流行った　『サマーベッド』　が家にあったんです。　『サマーベッド』　ってご存知？

七夕の夜、父と妹と私は順番に寝転びながら、夜空を眺めていました。　「早くベッドに寝転びたいよ～」

その時　『サマーベッド』　に寝ていたのは父です。父が起き上がるのと、やっと順番が来た私が近寄ったのが同時でした。　

　　　　　　　　　　　ゴツン！　

　「ギャー！痛いやんか～！わあ～鼻血出た～！」　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　「七夕飾ったので、時間があったら見に来て下さい！」　先日、職場のＫさんからメールが入りました。

　　　　　
　　
うちの近所には小さい子がいません。今では七夕を飾ってあるお宅を探す方が大変なんです。

　「七夕を飾ったら教えてネ」　お孫さんがいる職場のＫさんに頼んでおいたの。

この前チラッと言ってた　【仕事前に寄り道をした楽しい場所】　とは、Ｋさんのお宅なんだよ　

　「じてんしゃにのれますように」　　短冊には、５歳のお孫さんの願い事があります。　

１年に１度だけ会える　『織姫』　　　と　『彦星」』　・・・なのに今日は雨です・・・　

　
　「りんごちゃん、犬の国の七夕は賑やかですか？お願い事はしましたか？」

　　　　　　　　　　

Ｋさんに頼んで私も短冊を一枚頂きました。何十年ぶりに七夕を味わいます。　

　「お母さんの願い事はこれだよ。ちゃんと見えますか？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　新婚旅行のタヒチ・・・生れて初めて　「南十字星」　を見ました。

　　　　冬の志賀高原・・・キーンとした夜空から、今にも星が落ちてきそうでした。　

　　　　りんごと歩いた夜道・・・北斗七星とカシオペア座しか分からないけど、一緒に星を眺めたネ。　

　　　　七夕・・・犬の国で、りんごはどんな願い事をしているのでしょうか？　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おうちに帰れますように・・・・りんごより　

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