あずきちゃんに改名疑惑？

昨日のお昼過ぎの出来事です・・・うちの前に自転車が１台停まりました。

少し油を注せばいいのにと思えるくらい、錆付いたブレーキの音。誰だろう？

おじいさんが身体を半分に折り、かがんでいるのが見えました。具合でも悪くなったのかと慌てる私の耳に・・・

　チョコちゃん、チョコちゃん、チョコ～

はて？チョコって？そのおじいさんは、何度も何度も「チョコちゃん」を繰り返しています。

　チョコちゃん、今日はおらんのか・・・

そう呟いておじいさんはまた、錆び付いたブレーキ音のする自転車に乗って行きました。

　チョコって、私の芸名ですニャン！



なるほど～そういう事ね。お義母さんの話ではそのおじいさん、時々あずきちゃんを見に来ているそうです。

以前のあずきちゃんなら、人の気配だけでピャ～と家の奥に逃げ込んでいましたが、今はそういう事も減ったし。

ある程度の距離を保ったまま、おじいさんのお相手をしているのかしら？



勝手に命名するのが得意な私は、見た目だけで名前を付けちゃう事が多いんですよ。

例えば黒白のハチワレさんは「オセロ」美猫さんには「ヘイ・ボーイ君」鼻の下だけ黒い子には「チョビ」

そのおじいさん、昔「チョコ」って名前の猫を飼っていたのかな～？もしかしてあずきちゃんに似てる子だったのかな～？

　おじいちゃんの前では、チョコになり切る！


　あずきちゃん、すごいぞ！これぞ女優魂だね。

野良猫さんはご飯をくれる人それぞれ、呼ばれる名前は違うけど全部把握しているそうです。

「タマ」でも「ミー」でも、飯の為ならどの名前にも、ちゃんと愛想を振りまく事が出来るんだって。

おじいさんの呼びかけに「ニャ～ン」ってお返事が出来るようになるのな？う～ん、ちょっと複雑だわ。

いつかそのおじいさんと話す機会があれば『この子、あずきって言うんですよ』と教えてあげようか・・・

いやいや、おじいさんには「チョコちゃん」でいいのです。

　大丈夫、本名は忘れニャイから！



その話を聞いたパパさんが「うちはチョコちゃんにも縁があるのかな？」って笑ってた。

　りんごのボーイフレンドもチョコちゃん！


同級生のチョコちゃんとは、とっても仲良しでした。

　「りんごちゃん」「りんご～」と散歩に出るたび、ご近所さんから黄色い声援が飛んだように（やや大袈裟）

「あずきちゃ～ん」と出窓やガラス越しに、声を掛けてくれる人が多くなればいいなあ～。　

　あと５年はかかりそうだ。　りんごより　

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