Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

生で聴いたら多分死にます。爆走する「Giant Steps」。

2006-07-08 23:34:06 | Latin Jazz
トルー(Tolú)
『Rumbero's Poetry』(1998)

アレックス・アクーニャとフスト・アルマリオの双頭ラテン・ジャズ・バンド。
ルイス・コンテも居るぞ。

なんだ?
ラテン・フュージョンか?

と思ったら、ヴァラエティに富みやがったラテン・ジャズでしたのよ。

1曲目!
「Giant Steps / Paso Gigantes」!
要するにコルトレーンのアレですが、メレンゲのリズムで演っていて、とんでもなくスんゲぇグルーヴです。

オープニングはイキナリのベースソロ。
イキナリ凄い。スピードだらけのベースソロ!
カ~っ。
来ますね~っ。

例のチョー難しいコード進行に乗ったテーマと、その後の、管とピアノのソロ廻しは割とフツーなんですが、曲の半ばから、2コードの繰り返しのパートになって、そこからの打楽器群のグルーヴはハンパじゃないです。ココらへんは、メレンゲと言うよりは、モザンビーケな感じのリズムになってますが、空気、震えまくり。踊る祝祭空間。空気、走る。空気、飛ぶ。

凄いです。

これは、大音量で掛ければ多分ゴキブリの除去にも効果があるでしょう。
CDで聴いてコレなんですから、生演奏で聴いたら多分ワタシも死にます。

二曲目以降は、今日のトコロは省略!
(ナカナカに聴きドコロ多数なので、いつか書きます。)

ぢゃ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イーグルスのベスト盤はマズイナー。

2006-07-08 08:53:35 | West Coast Rock
イーグルスを初めて聴くなら、ベスト盤は避けて頂きたい。
恐縮ながら、『Desperado』(1973)と、『Hotel California』(1976)を聴く方が、二枚組のベスト盤を聴くより良いと進言申し上げます。

理由は二つ。

一つ目の理由は、言わずと知れた「ベスト盤の選曲の問題」でありまして、要するに「アルバム聴かねえでイーグルスの良さが分かるかッ、ギーっ。」と言う事ですね。ベスト盤だと、どうしても、グレン・フライ=ドン・ヘンリー作品ばっかりになって、バーニー・リードンやランディ・マイズナーのスンバラシイ曲が聴けないのよ。「そりゃ、マズイナー」とマイズナーも言った筈です。

で、もう一つは、「ヤツらの(と言うよりレコード会社のか)ベスト盤商法にゲンコツだコノヤローッ」という事であります。
大体、何なんだ、2003年に出た『The Complete Greatest Hits』と言うムダに二枚組のヤツは。

 コレです。↓↓↓↓↓


アマゾンによると「このCD2枚組は、すでに定盤となっている『Eagles - Their Greatest Hits 1971-1975』と『The Eagles Greatest Hits, Vol. 2』では物足らず、ボックス・セット『Selected Works: 1972-1999』では持て余してしまうというファンのためのコンパクトなオプション」だそうですが、6枚しかアルバム出してないバンドに二枚組のベストなんか要るもんか。しかも、選曲がヘン。「Love Will Keep Us Alive」なんて、ベスト盤に入れる曲かっての、ギーっ。コンナもん買う暇があったら、オリジナル・アルバムに着手しましょうね。


『Desperado』(1973)


「Doolin-Dalton」と「Tequila Sunrise」と「Desperado」しか入っていないアルバムと思われているフシがある。確かに、それらはスンバラシイ曲だが、真の素晴らしさは、ベスト盤選曲から毎回漏れる「Twenty-One」「Out Of Control」「Certain Kind Of Fool」「Saturday Night」「Bitter Creek」を聴かなければ分からない。
なんと言っても「Twenty-One」だ。最高にスカっとするカントリー・ロック。いや、ブルー・グラス・ロックと言うべきか。「Desperado(instrumental)」と共にバーニー・リードンのバンジョーのグルーヴを見せつけられる。たまらん。
ランディ・マイズナーのハイトーン・ヴォーカルがスバラシイ「Certain Kind Of Fool」も外してはイケナイ一曲。埃っぽい西部の景色と銃が見事に見えて来る。そして、強調しておきますが、ランディ・マイズナーは素晴らしい歌い手です。この曲を聴かずにイーグルスを聴いた気になってはいけない。
フライ=ヘンリーのコンビの曲でも、「Out Of Control」がいつも選に漏れるのは何故だ?この曲は、どう聴いても、イーグルス史上最高のR&Rなのに。同じR&R路線でも「James Dean」とか「Heartache Tonight」とかの方が、シングルだからイイってか?そんなコトもあるまいに。
この曲では、コーラスを活かしたアレンジのセンスの良さも光る。3コーラス目にだけ入る、ギターのリフの如きコーラス。決して難しいコトはやっていないが、Cメロ後に高揚感が持続するのは、この声によるリフの効き目がデカイ。

と、このように、アルバムを聴けば「やるじゃないか、イーグルス」と、なるのでありますが、ベスト盤選曲ではこうはならない。
だからイーグルスはアルバムを聴くべし。

『Hotel California』(1976)

↑コチラの問答無用系名盤については、五ヶ月後に書きますので、今日は割愛させて頂きます。

本日は、文章に少々ナカヤマヤスキ風が見えましたね。
恐縮です。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする