Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

レイ・バレットの「Together」を聴くけこ!

2006-07-28 23:57:16 | Salsa / New York Latin
レイ・バレット(Ray Barretto)
『Together』(1969)

時代の空気と、NYラテン・シーンの盛り上がりと、バレット自身の充実が、クロスしたトコロに生まれたアルバム。
代表作ではないが、悪い訳がない。

1曲目はバレット自作のラテン・ファンク。
人種を超えた連帯を呼びかけている。そんな歌詞。
バレットの長い音楽活動の中でも、重要な一曲だと思います。
素晴らしく力強いベースとピアノのリフに乗って、ボーカルは、珍しくバレット本人。
歌うコトは稀だがセンスが良い。必聴。

2曲目以降は、割とキューバ色の濃いスタイル。
完全なラテン~サルサ・サウンド。
しかし、当然ながら、キューバな音ではなく、紛れも無いニューヨーク・ラテン。
つまり、空気が張り詰めて、冷たい。
これこそがサルサ。
決して「癒し系のトロピカル音楽」ではナイ。

バレットのコンガも、「癒し」な感覚など微塵もなく、ソリッドなグルーヴを叩き出すんでありますね。
「ソリッド」なのね。そんで、「叩き出す」のね。
硬派なのよ。よろしくね。

最後は、ヘヴィーなラテン・ジャズ。
曲目は「Tin Tin Deo」。
ドロドロの血が滲み、次第に勢いを増し、最後には黒い血が吹き出す。
血の濃さが凄い。

必聴!


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「Konda」を聴いてヨロコンダ。

2006-07-28 07:17:01 | Jazz / Cross Over
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『Directions』(1981)

1981年発売ながら、内容は1960年から1970年にかけての未発表曲集。
まぁ、未発表であった理由は色々あるんでしょうが、だからと言って魅力のないモノでは全く無い!

「Direction I」「Direction II」「Duran」「Willie Nelson」のカッコ良さ。
エレクトリック期の初期の、張りつめた空気の中を強烈な電気がビシビシ走る。

「Konda」
何て斬新なサウンド!
やはり、1970年のマイルスの創造力はドンデモナイ。

マイルス道、つづく。
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