Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

チョット、そこのおねーサン。ココロから血が流れてますよ。

2006-07-06 23:03:18 | Rock / Pop
ローラ・ニーロ(Laura Nyro)とは。

1. イワユル才女ではない。
2. 職業作曲家には向かない。
3. バンド活動にも向かない。

とか、ローラ・ニーロの質みたいなコトを書こうと思って、書き始めたのですが、『New York Tendaberry』(1969)をかけて、一曲目の「You Don't Love Me When I Cry」を聴いていたら、ソンナ事、書けなくなった。「In the hours of my crying day」という、絶叫に近いリフレインに、アタシャ、身もココロも金縛りですワ。


『New York Tendaberry』(1969)

二曲目も油断できねーしのぉ。
邦題「暗い朝のキャプテン」って、スゲぇな。
当然、曲も、ボーカルも凄い。
本気で凄い。

そんで、三曲目は「Tom Cat Goodbye」。
印刷されている歌詞が終わった後が凄い。
タガの外れた、この声の溢れ方はナンなんダ?
しかも、執拗に繰り返される「kill」という単語。
アンタ、殺す気か?
(大体、曲の半分で歌詞、歌い切ってるって、どういうコトよ?)
音楽でアル事を放棄する一歩手前の、激情ヴォーカル。
スサマジイです。

チョット、そこのおねーサン。
ココロから血が流れてますよ。
さっきまで、笑ってたじゃナイのさぁ。
とか、言う他ありませんね。

(おねーサン、と書きましたが、当時、ローラ・ニーロは、21歳か22歳のコムスメですよ。・・・・・・凄過ぎる。)

全編通して凄いので、小出しで何度でも書きます、このアルバム。

それにしても、まぁ、分かってはいましたが、このヒトには「クール」なんてナイですね。
イヤになるくらい熱い。
いつでも、全部、本気で熱い。
だから、聴いてて疲れると言えば、疲れるんですよね。

しかし、惹き付ける力が強過ぎて、聴き飽きる事もできない。

ローラ・ニーロを聴こう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする