Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

テキーラの黄銅が、後輩と「操業、操業、操業」。

2006-07-29 23:50:16 | LatinSoul / LatinRock
ジョニー・リヴェラ&テキーラ・ブラス(Johnny Rivera & The Tequila Brass)
『Johnny Rivera And The Tequila Brass』(1967)

このアルバムをネットで調べてまして、まぁ、日本語での情報なんてある訳もないんで、当然、英語ページに辿り着きますワな。そんで、今日は、テキスト翻訳じゃメンドーなので、ウェブページ自動翻訳に掛けてみたんです。
したっけ、面白い、オモシロイ。いつも以上に笑えました。

クレジットの部分をそのまんま載っけてみます。

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

【信用】
Ronジョンソン(エンジニア)
ジョージGoldner (生産者)
チャールズStewart (写真撮影)
Winston Tormos (低音)
Manuel Tormos (ギター)
Wilfredo Vazquez (トロンボーン)
ロバートRoldan (トロンボーン)
Raymond Monserrat (Vocals)
Corozoの後輩(Vocals)
ジョニーリベラ(Timbales)
ジョニーリベラ(生産者)
ジョニーリベラ(主要な実行者)
ルイスZuchman (はさみ金のノート)
ジョンMurello (設計)

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

イキナリ、「信用」ですからね。
流石に文脈完全無視の自動翻訳です。

それにしても、ボカールのクレジットの「Corozoの後輩」には爆笑。(元語は「Corozo Junior」)

主要なトコでは、「生産者」はプロデューサー、「設計」はデザイナーです。
「はさみ金のノート」は・・・。調べてみて下さい。

本題に入る前に、既に750文字以上を費やしてしまいまして恐縮です。

では、本題へ。¡Vamos!

さて、このアルバムは、ブーガルーの名盤の一つだそうで、ジョニー・リヴェラは(同姓同名のサルサ・シンガーと間違わんでね)、コノ道では結構知られているとは思いますが、ジョー・キューバやジョニー・コローン程には有名ではない気がする。ジョー・バターンのように、ラテン外からも知られている、って感じもしないし。

と、そんな渋い位置にあるジョニー・リヴェラでありますが、サウンドも中々に渋い。ブーガルーらしさ、つまり、チープな空気は勿論キープしつつも、アレンジなんか意外にしっかりしている。リズム・チェンジなんて、ブーガルーじゃあんまりやらん事もやっているし、これは中々に耐久性が高いブーガルー・アルバムですね。

サウンドの特徴は、ギター+トロンボーン。

このアルバムはキーボート類が入っていないんで、ギターが大活躍です。まぁ、モチロン、ラテンなんでカッティングなんて全然やらないで、ピアノのワヘオをギターに置き換えた(ってか、元来、ソンだとギターですな)、アルペジオ系フレーズが渋い。そんで、時々やるベースとのユニゾンが実にカッコいい。コレがグルーヴの元。

5枚目に買うブーガルー・アルバムとしてオススメします。

最後に、もっかい自動翻訳ネタですが、曲目もアホ翻訳が強烈でした。
「Run, Run, Run」という曲が「操業、操業、操業」ですからね。

まぁ、ブーガルーはNY下町の小さな工場とか、そういうトコで働くヒト達が楽しんだ音楽ではありましょうから、イイっちゃ、イイんですけどね。


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R&Bの椀子そばブーガルー。

2006-07-29 12:06:40 | LatinSoul / LatinRock



昨日はテレビで「となりのトトロ」をやってましたね。
そんで、思い出したのがこのジャケットなのです。
分かりますね?

リカルド・レイ(Ricardo Ray)
『Let´s Get Down To The Real Nitty Gritty』(1968)

さて。
リカルド・レイは、異様なテンションと、トホホな脱力を両立させる、神ワザ野郎であります。
ワタシはある意味、オマヌケな、そんなリカルド・レイのサウンドが大好きでして、あんまりCD持ってないんですけど、その中では、このアルバムは、「超」がつくほど大好きです。
真剣さが感じられないトコロが最高ね。

内容的には、R&B名曲集です。
「Soul Man」「Shout」「Sookie Sookie」「Ya,Ya」「Fanny Mae」などなど、次から次へと、ヒット曲の椀子そば状態。
コレらの有名曲を、エイヤっと3秒でラテン・ブーガルー化したんですね、きっと。そんな空気がツツツとゆる~く漂ってきまして、ワタシ的には最高のアルバムです。

サウンド・アレンジ的には、ティンバレスが入っていないなど、「ブーガルー」とは言えないくらいにラテン色は薄め。もちろん、ラテン・ミュージシャンとしては、と言う話の中での「薄め」ですけどね。
ま、このヒトがやると、どんなアレンジであっても、一般的に言うところの「ラテン」な脱力感は3秒で滲み出て来るでしょう。
天晴なハナシです。

それにしても楽しいアルバムです。
妙なテンションの高さと、緊張を強いない緩さの両立がステキ過ぎ。
そんなサウンドが、もしお好きなら、オススメです。

AY NAMA!(ええで~!)


そ~れっとお願いします。  
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