【将来地図について以前書きました】
先日の鳥取の講演に参加された方から将来地図に関して質問をいただきました。
Q:重度の知的障害をもつ自閉症の方の将来地図を書き出す時のポイント
A:ポイントはバランスです!
知的障害を持っても、高機能の自閉症の方でも、生活をデザインすることに対してはサポートが必要だということです。その度合いが違うだけです。それが生活デザイン思考の支援計画です。
大事なことは、本人が自分のハッピーな選択をするのに必要な整理の部分をサポートする意識です。
ある程度の自己判断ができる方には、丁寧に自己評価と他者評価を取り入れながら将来地図を調整する必要があります。
自己判断が難し方は、本人のアセスメント(興味関心など)と家族や後見人のニーズや意見を確認しながら生活をデザインしていきます。その時に大事なのはバランスです。
例えば以下のようなバランスです。
「余暇」と「仕事」のバランス
「年齢にあった内容」と「本人の興味関心」のバランス※
※例えば、本人の興味関心が「トランポリン」とします。その時に成人期の方が公園のトランポリンを計画に入れるでしょうか?(良いかも?)できれば、やはり限定された室内の設定にしたり、ジム・体育館のトランポリンをイメージするわけです。
Q:幼児期でも将来地図をかくのか?
A:わかりません
幼児期に将来地図を描くべきか、どうかは実はまだ整理ができていません。
ただ、今言えるのは以下のことです。
*とても抽象的で、とても曖昧で良い。
*とても現実的な決定ではなく、親さんと夢を語る道具
*目的は親のニーズを描くため
です。
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結局は
制御と統制
という気がします。
やることがハンパないですから・・・
生活デザインをするというプロセスの中では、制御と統制よりも、行動面も含めて、年齢と本人の特性、興味関心、を考慮したバランスが大事と考えています。
実際、佐賀で支援をしてきた成人期の方は、やることは半端なかったですが。
それも上手に活用し、そのとき最善の生活デザインを作ってきました。
個人的には制御はあまりイメージがわきません。
24時間365日
の話だと思っていました。
何にしても
まずは
セミナーを受けてみないと。
ということですね。
なんか噛み合ってないですかね。
では、セミナーで。