この3年間、発達障害者、とくに自閉症の方の移行プロセスに関する実践的な整理(研究)をつづけてきました。きたる21日、広島の研究会でそれを2時間かけてお話します。
簡単に言いますと
・般化の特性、応用することの困難さに対する支援
・記憶の特性で修正の困難さに対する支援
・一挙に変える部分とスモールステップの部分の使い分け
・自己決定、自己選択の困難さ(情報の整理統合の困難さを含む)
です。
この視点はTEACCHのトライアングルエフェクトにつながっていますが、
この3年間で、実証したことは、今後広島を拠点に、全国数か所で実践的な経過研究をすすめる計画です。(青森、関東、他)
個別支援計画の目的が今と将来の質の高い自立的な生活づくり(私はそれを『生活デザイン』思考といっていますが。)であるならば、個別支援計画の実践はある意味、ほとんどが移行支援といえます。ある活動への移行、活動の場所の移行、生活の場所の移行などです。
最近、よく話をするのは、私が整理してきた移行支援のやり方は、自閉症の方への支援にとどまらず、他の発達障害者や精神障害の方、高次脳機能障害の方にもかなり有効だということです。
その理由も整理しながらディスカッションしているのですが、
・はやり般化の困難さとスモールステップの重要である点
・自己決定までのプロセスが重要である点
・情報処理の困難さに対する支援である点
があげられます。
※勘違いしないでいただきたいのは、同じように支援するということではなく、プロセスが有効なだけで、それぞれの障害の特性、とくに情報処理に考慮することが前提です。
就労支援に関する部分であれば、梅永先生の本の中に紹介させていただいています。(かなり詳しく、就労支援プロセスを書いています。)
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セミナー以降、こちらのblogを毎日見ながら、
いろんなことを教えていただいたり、確認したり
気づいたり・・・。日々、色々なことを教えていただいています。
20日、楽しみにしています。
明日。よろしくお願いします。
私は、さほど中心的な話ができるかわかりませんが。