ススキ・2~花

 イネ科多年生草本の「ススキ(薄)」。秋の七草のひとつで、お月見のお団子にはよく似合う。日本人はこの秋の風物詩とも言える侘しさが大好き。ところでススキはイネと同じで、雄蕊と雌蕊だけの花。
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イタドリ・7~紅色

 白い花とは明らかに違うのでベニイタドリとしたいところだが、図鑑で見ると名月草と呼ばれるベニイタドリは高山性で、色はもっと濃い赤。ここは低地なのでとりあえず「イタドリ(虎杖)」としておこう。イタドリは色々な花の段階があるようなので区別が難しい。雌花はこのように赤いのをよく見かけるが、雄花はこの界隈ではみんな白。
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コセンダングサ・2~花

 ひっつき虫が秋の野原に続々と登場してくるが、これは「コセンダングサ(小栴檀草)」。キク科らしい筒状花で舌状花は無いが、仲間には白い舌状花があるコシロノセンダングサなどもある。子供の頃に写真の種子を投げてセーターなどにつけた記憶があるが、これはまだ完全なひっつき虫でなない。
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ネコハギ

 藪の中でヤブマメと並んであったので最初は気づかなかったが、よく見ると葉の形も花の形も違う。これはマメ科ハギ属の「ネコハギ(猫萩)」。旗弁の基部に紫色の斑紋があるのはメドハギと同じだが、そのクローバーのような丸い葉に毛が密生している。どうやらこれが “猫” の名前をつけられた由縁のようだ。
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ヤブマメ

 マメ科の花が色々咲く季節だが、これは長池公園の藪の中の「ヤブマメ(藪豆)」。花は地味な色合いで下向きに咲くので、とてもおとなしそうな感じの花。ところがその成長力たるや、なかなかのもので、つるを巻きつけてあっという間に広がるようだ。
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オオイヌタデ・3~開花

 高さは1メートル以上なので「オオイヌタデ(大犬蓼)」としておこう。オオイヌタデは高さ1.5メートルほどになり、花色はこの白色や淡紅色。これよりももっと大きくなるオオケダテは、葉が丸い。
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カナムグラ・1~雄花

 藪に蔓延るクワ科カラハナソウ属の「カナムグラ(鉄葎・金葎)」。引きちぎろうとしても繊維が強いので、除草には苦労しそうだ。ムグラ(葎)は、つる性の雑草が茂るさまを表わすということで、カナムグラは鉄のように強いつる性植物という意味になる。雌雄異株でこれは雄花。色は目立たないがたくさん提灯をぶら下げているように咲いている。花を指でつついてみると黄色い花粉が舞い、これも花粉症の犯人の一人。ビールの苦味に使用されるホップがこれと同じ仲間だが、カナムグラには苦味成分は無いようだ。
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イヌサフラン

 別所やまざくら公園の石段は雑草が生い茂りとても花壇の雰囲気は無い。去年ここで見つけた花はゼフィランサスの仲間だと思っていたが、今年咲いた花をよく見てみると、これはユリ科コルチカム属の「イヌサフラン」。ところでサフランはアヤメ科クロッカス属で全く別の種類。イヌサフランは花の時には葉がないが、サフランは花の時に葉がある。
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イタドリ・6~雌花

 道端にまだまだ蔓延っている「イタドリ(虎杖)」。白いのは雄花が多いように思えるが、雌花は少し赤味掛かっているのをよく見かける。雄花は雄蕊が花の外に出ていてにぎやかだが、雌花では雄蕊が退化していて、花後に写真のように花被片が翼状になってそう果を包み込む。
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タヌキマメ・1~名前

 長池公園にあった「タヌキマメ(狸豆)」。これはレッドデータブックの絶滅危惧種で、ここでは花壇できちんと保護されている。その名前の通りタヌキを髣髴とさせる姿で、命名者のセンスには感服するばかり。たまたま午後に通ったので花が開いていたが、この花は午後開いて夕方には萎むらしい。
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