カナムグラ・1~雄花

 藪に蔓延るクワ科カラハナソウ属の「カナムグラ(鉄葎・金葎)」。引きちぎろうとしても繊維が強いので、除草には苦労しそうだ。ムグラ(葎)は、つる性の雑草が茂るさまを表わすということで、カナムグラは鉄のように強いつる性植物という意味になる。雌雄異株でこれは雄花。色は目立たないがたくさん提灯をぶら下げているように咲いている。花を指でつついてみると黄色い花粉が舞い、これも花粉症の犯人の一人。ビールの苦味に使用されるホップがこれと同じ仲間だが、カナムグラには苦味成分は無いようだ。
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イヌサフラン

 別所やまざくら公園の石段は雑草が生い茂りとても花壇の雰囲気は無い。去年ここで見つけた花はゼフィランサスの仲間だと思っていたが、今年咲いた花をよく見てみると、これはユリ科コルチカム属の「イヌサフラン」。ところでサフランはアヤメ科クロッカス属で全く別の種類。イヌサフランは花の時には葉がないが、サフランは花の時に葉がある。
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イタドリ・6~雌花

 道端にまだまだ蔓延っている「イタドリ(虎杖)」。白いのは雄花が多いように思えるが、雌花は少し赤味掛かっているのをよく見かける。雄花は雄蕊が花の外に出ていてにぎやかだが、雌花では雄蕊が退化していて、花後に写真のように花被片が翼状になってそう果を包み込む。
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