アセビ・2~実

 「アセビ(馬酔木)」の花序があちこちで観察できるが、この時期に同時に見られる果実を撮っていなかったので、小山内裏公園の50センチほどの高さの石垣を登って撮影。背景に花序が見える。この花もきちんと確認できていなかったので春の開花が待ち遠しい。
 今日は朝から数名のアルバイトらしき若い衆がアンケート板を持って散歩中の人に、『この公園はどうですか?』 なんて聞いている。こっちに聞いてくれれば、『この公園のお陰でブログを作っちゃいました!!』 と真面目に答えてあげるのに。こちらから、『私がお答えしましょう。』 などと声を掛ける図々しさはさすがに持ち合わせていない。もしかしたら、さっき石垣に登ってゴソゴソしていたのを、不審者と見間違われて敬遠されていたのかもしれない。
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リョウブ・2~実

 「リョウブ(令法)」はダラリと実をぶら下げているので雑木林でもすぐに見つけられる。新芽は “リョウブ飯” として食べられるらしい。炊き込みご飯には目が無いが、どうしてもこれを食べてみたいという気にはならない。というのも『リョウブ飯は実に美味い!』 なんてあまり聞いたことがない。大昔、飢饉の時にとりあえずお腹に入るものとして植えられたとか・・。まずは誰かが試したのを聞いてからでも遅くはない。『そんなことで植物記として許されるのか!!』 というどこからか聞こえてくる声はとりあえず無視して・・・名前は漢字で「令法」。なにやら律令制度の時代にさかのぼるらしい。
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クヌギ・2~黄葉

 首都大学の雑木林は紅葉、黄葉のオンパレード。あっちを見てはパチリ、こっちを見てはパチリで、きりがない。昔のフィルムカメラと違ってデジカメは何度も撮り直しができるので重宝している。お陰でデジカメの乾電池はあっという間に交換の破目。積もる電池の残骸を見ると、決して地球にやさしい行動ではない。(もちろん分別ゴミにしてますが)。何とか1回で綺麗な写真を撮れるように腕を磨く努力をするとして・・。
 陽を浴びて鮮やかな金色に輝いていた「クヌギ(椚・橡)」。クヌギの葉はまず明るい黄色から次第に褐色に変化するとのこと。今が一番綺麗な時期だろう。
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ソヨゴ・1~実

 ようやく見つけたモチノキ科の「ソヨゴ(冬青)」。カナメモチ、クロガネモチ、ピラカンサ(トキワサンザシとタチバナモドキ)と解明してきて、何とか探したかった樹。ソヨゴのお陰でこの二日間のウォーキング距離はいつも以上。早速、樹を揺すってみると確かにサラサラと音はするが、特別に変わった音でもない。まあしかしこのサラサラという音を感じる感性が大切。そう思い直してさらに揺すっていると、横をご年配のご夫婦が不審そうな目で通り過ぎていった。ここは鑓水のマンションに囲まれた遊歩道。公園の中ならいざ知らず、日曜日の朝からマンションの前の樹を揺すっている中年のオジサンはどう見てもおかしい。『強請っていません。揺すっているだけです。』(前にも同じようなオヤジギャグがあった。)
 
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シナノキ・3~実

 首都大学で見つけた「シナノキ(科の木・級の木)」の実。葉をすっかり落としていたが、苞だけはきちんと日傘代わりにつけていた。北海道土産の熊の木彫りはこのシナノキを使うらしいが、我が家にもひとつくらいあったはず。いやあれは南国の木彫りだったか? ここから少し先にハマヒサカキが臭気を漂わせているので、このシナノキの初夏の芳香がなつかしい。
 北海道といえば、今年から札幌で一人住まいの我が家の次男坊。これから寒くなるので大変だろうが自分で選んだ道だから我慢するしかない。こちらから見れば、 “豊かな自然” に “美味いもの” でうらやましい限り。『北海道植物記』 だか、『北海道食物記』 がすぐにできてしまう。まあ冗談はさておき青春を謳歌してもらいたいもの。ところで去年の台風で被害を受けたポプラ並木もきちんと再生された様子。良かった、良かった。
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キブシ・3~蕾

 少し前まで黒い実をつけていたがすっかり落ちてしまったと思ったら、今度はもう蕾を準備している「キブシ(木五倍子)」。まだ見たことがないこの花を図鑑で見ると何とも魅力的。春には何としても逃してはならない。またまた待ち遠しい花ができた。
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ヤマハンノキ・2~茶色の実

 2回目の登場の「ヤマハンノキ(山榛の木)」。夏に初めて見つけた時は緑色の実だったが、葉をすべて落として実はすごい姿になっていた。
 小山内裏公園の説明板にハンノキの説明があったのでご紹介。“一般に湿地の水位が下がり乾燥してくると、最初にハンノキやヤナギなどのパイオニアプランツ(先駆植物)の樹木が進入します。” とあった。
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エノキ・1~黄葉

 小山内裏公園草地広場の大木についていた赤い実。調べてみるとこれがニレ科の「エノキ(榎)」。名前は知っていても実物は知らなかった。こういう樹を見つけるとまだまだ植物記としては先が長いと改めて実感する。幹に横線があるのが特徴とのことで確かにそのとおり。同じニレ科のムクノキの果実は美味しかったが、エノキも甘みがあるらしい。しまった。食べ損ねた。
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イロハカエデ・3~首都大学

 日毎に色が濃くなっていく首都大学の「イロハカエデ(伊呂波楓)」。くすんだ紫色になるモミジが多いが、この樹は鮮やかな赤。天気が良いのでさらに輝いて見える。トウカエデはアヒルと書いたが、これはまさに蛙の手。イロハニホヘトで葉裂は7片。ここまではいいが、実はヤマモミジとの違いが分からない。イロハカエデよりひとまわり大きいとのことだが、同じ樹でも葉の大きさがさまざまで判断が難しい。
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トウカエデ・2~秋

 “紅葉” と言っていいのか “黄葉” と言っていいのか表現が難しいが、色づいてきた首都大学の「トウカエデ(唐楓)」。山間部と比べると色づきは劣るが近所で楽しむには十分。子供の頃からイロハカエデの形を見慣れていたためか、このトウカエデの形はとても新鮮な感じ。 “アヒルの水かき” というのを見つけて、まさにピッタリな表現だとひとしきり感心。
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