イヌツゲ・1~蓮生寺

 蓮生寺公園の「イヌツゲ(犬黄楊)」は高さ3メートルほど。地味に黒い実をつけていた。我が家の門前のマメツゲは高さ40センチほどで、丸く刈り込まれている。この公園の樹のように自由奔放に育ててやりたいが、そうもいかない。『じっと我慢するのだよ。』 と、頭をなでるようにまた刈り込む。
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ナンテン・1~赤い実

 長池公園の「ナンテン(南天)」の赤い実。ここにはたくさんのナンテンがあり、あちこちでたわわに実らせている。 “難を転ずる” で、拙庭に植えているが今年も実をつけない。『雌雄の違い?』 ということで、昨年冬にきちんと実をつけたナンテンを横に植えたのだが、今度はこれにも実がつかない。考暇が無い。まあ来年は狭い庭でいささか見苦しいのを我慢して、一度実えてみれば、これはすぐに枝をほうぼうに伸ばすものだから、すぐ切られる。つまり実をつけるをつけるのを待ってみるか。
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ユリノキ・2~黄葉

 スヌーピーの顔と勝手に名付けた「ユリノキ(百合の木)」。そろそろ落葉しはじめて歩道が枯葉だらけ。掃除が大変だと思いながら枯葉をザクザクと音を立てて踏んでいく。初夏にチューリップのような花が咲くというので、注意していたつもりだが、高いところに花をつけていたのか、結局今年はお目にかかれなかった。これも来年の宿題ということで、どんどん宿題が増えていく。
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モミジバフウ・2~紅葉

 首都大学の「モミジバフウ(紅葉葉楓)」。去年の文化の日にはかなり紅葉していた記憶があるが、全国各地で紅葉が遅れているというニュースの通り、この多摩も同じ。今日は、首都大学の大学祭だが午後からは生憎の雨模様。このところ四日晴れて、三日雨振りという規則正しい周期(三寒四温はあるが、三雨四晴は聞いたことが無い)で、土日はいつも雨模様。この紅葉も去年は透き通るような青空をバックにできたのだが、曇り空では今ひとつ。
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ドウダンツツジ・1~紅葉

 この季節になるとニシキギと争うように赤く色づく「ドウダンツツジ(満天星躑躅)」。紅葉はこれからだが、ここの樹は既に真っ赤で目立っている。名前の由来を調べてみると、もともとは、“灯台ツツジ” と、“たくさんの白い花を満天の星にたとえた” という組み合わせ。
 “満天星” というと、30年ほど前に読んだ直木賞作家半村良の “妖星伝” (これは、時代劇と宇宙戦争が混ざったような不思議な小説だが)に、この “満天星” の意味が面白く書かれていたのを思い出した。“妖星伝” で印象的なのは、『地球は、動植物だけでなく細胞というミクロの世界まで生命に満ち溢れていて、たくさんの “生命” が殺し合う、極めてまれな醜い星。宇宙の “無” こそ美しい。』 というくだり。確かにそう言われてみると、生命活動は “生と死” が当たり前の世界。生命同士の争いのある地球より、争いのない月のほうがはるかに美しいという考え。“アラビアのロレンス”が、『なぜ砂漠が好きなのか?』 と聞かれて、『砂漠は清潔だから。』 と答えたのにも通じるか。まあ、あまりゴチャゴチャ考えず、この “限られた生命” の美しさを求めて、植物記を綴ろう。
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マユミ・2~長池公園

 「マユミ(檀・真弓)」は、鉢植えでも育てていてお気に入りだが、あちこちの公園でもそれぞれ異なった趣きを見せてくれる。これは長池公園で見つけたマユミの実。我が家の鉢植えと比べるのは可哀想だが、この実の多さは圧巻。
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クコ・2~実

 「クコ(枸杞)」の花の撮り直しに鑓水に出かけたが、残念ながらすでに花は終わっていて赤い実だけパチリ。もしかしたら、赤い実を誰かに取られていないかと心配したのだが、そんなことを考えるのは、クコ酒が頭から離れない自分だけ。『いや、私は取りません。撮るだけです。』
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カラスウリ・3~完熟

 首都大学のフェンスに絡んでいた「カラスウリ(烏瓜)」が赤くなる前に除去されてがっかりしていたが、やっぱり首都大学の雑木林。期待は裏切らない。何やら赤いものに引かれて近づいてみるとこれが熟したカラスウリ。この蔓は高木に絡まっていて、あちこちに赤い実ができている。遠くから見ると柿そっくり。浄瑠璃緑地でも同じように高木に絡んでいるカラスウリを見つけた。そう、今までカラスウリなんて知らなかったので、長い間これは柿だと思っていたのだろう。
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ナギナタコウジュ・2~香り

 先週の「ナギナタコウジュ(薙刀香薷)」の写真とほとんど変わらないが、今度は匂いを嗅いだという報告。この匂いには好き嫌いがあるようなので、それならば何としても自分で確かめてみなければ気がすまない。『まだあるだろうか?』 という不安を胸に小山内裏公園を訪れてみると、きちんと待っていてくれた。人が通り過ぎるのを待って、おもむろに地べたに這いつくばり、匂いを嗅いでみるとシソ科らしい良い香り。しかし人が近づいてきたのでこの体制はちと恥ずかしい。相変わらず人目を気にする小心者。
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