犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

バギオの英語学校2

2019-06-22 23:49:40 | フィリピン
 ダニエルは、フィリピンで日本語を勉強して日本語能力試験のN3をとり、来日して日本で働く計画のようです。

 でも、フィリピンで日本語を勉強する間、無収入でいるわけにはいかない。

 以前、高校の英語教師をしていたこともあるので、バギオにある英語学校の講師に応募しました。その学校は日本人経営。面接も日本人が行った。

 ダニエルは英語に自信を持っているので、落ちるわけがないと思っていたそうです。

 ところが、面接のFBでは、やれ発音が悪い、とか、表現がスラングっぽいとか、酷評された。それでも人手不足なんでしょう。「研修生として採用」になりました。

 昨年、娘が通っていた韓国資本の英語学校は、講師の給料が安く、自由時間に先生が生徒(娘)にぼやいていたそうです。

 1コマ(50分)で75ペソ(日本円で150円)!

 経営者の韓国人が搾取していたのでしょうか。

 ダニエルが勤め始めた学校は日本人経営だからマシかと思ったら、なんと時給25ペソ(50円)!

 研修生だからか。ただ、食費や寮に泊まる場合の宿泊費は無料だそうですが。

 ダニエルの不満の種は、英語の授業以外の仕事を頼まれること。

 自動車を持っているのをいいことに、駅まで行って生徒をピックアップしたり、何かを買い物を頼まれる。その場合の給料はなし(ガソリン代のみ支給)。

 英語の教師ならば、たとえ薄給でも「教育者」としてのプライドを持てるけど、「運転手」がわりに使われるのは我慢ならない。

 近く、待遇改善を学校側に求め、それが通らなければ辞めるということです。
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