大阪出張で、元バンコク駐在員に会いました。私は大阪に泊まり、彼は帰京するということでしたが、ちょっと飲みに行くことに。
梅田のアーケードの250円均一の居酒屋を出たとき、まだ7時半。あと一時間は飲めそうというので、近くのタイバーに。ところが、まだ早すぎてやっていませんでした。
それで、第二候補の店(やはりタイバー)に向かいました。こちらは開いていたけれども、まだ掃除中。
「ちょっと早すぎたかな」
「大丈夫ですよ」
ニューハーフの店員が入れてくれました。
「申し訳ないんですけど、4月からシステムが変わったんですよ」
「えっ?」
「チャージが3000円になったんです」
「うわっ、高い!」
もうビールを飲み始めていたので出るわけにもいきません。
「私も高すぎるって言ったんですけどね。ママが『ほかの店は5000円だ』って」
「そりゃラウンジの話でしょう?」
われわれが帰るころに、今日バンコクから帰ってきたママが入ってきました。
ほかの常連さんも、「ぼったくりかよ」とママを責めます。
「マイペンライ。ほら、お土産買ってきたから」
タイの激辛干鱈を客に配ります。
まあ、憎めないママさんなんですけどね。次回からは財布と相談することになりそうです。
連れの新幹線の時間が来て、別れたあと、最初閉まっていて入れなかった店へ。こちらはママさんがいないかわりに、親戚のおばさん(?)と、ママの娘さんがいました。
ママゆずりの美人ですが、ずっと携帯電話をしていて話すことはできません。
そのうちに奥のほうにいたお客さんと話すようになりました。タイ語が達者なようで、文字も読めるようです。元タイの駐在員で、現地の学校にも通ったとのこと。本格的です。
「ぼくも一時はスカイプで勉強したりしてたんですけど、文字のハードルが高くて…」
「そうですか。でも規則的ですよ」
タイ語は確かに綴りと発音の関係は規則的なのですが、その規則が複雑すぎるところが問題なんですね。
すでに酔いが回っていたので何をしゃべったのかよく覚えていませんが、大阪でまた会いましょうといって別れました。翌日、携帯を確認すると、LINEでこの店の娘さんの美しい写真が送られてきました。
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