犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

台湾便り~高雄

2019-06-28 23:56:19 | その他アジア諸国便り
 3か月ぶりの台湾出張です。

 今回は、台北ではなく高雄。高雄に行くのは初めてです。

 「高くて雄大」という文字づらから、内陸の高原都市を想像していましたが、港町でした。

 日本の植民地時代に貿易や軍事的役割のために大発展したところは、韓国の釜山に似ています。

 台北に次ぐ台湾第二の都市だそうですが、最近、台中の人口が増えていて、「第二の都市」の地位をめぐる対抗意識が高まっているとのこと。

 初日は夜遅くに到着したので食事は機内食のみでしたが、二日目の夜は、台湾の社員といっしょに海鮮中心の中華料理をいただきました。

 牡蛎や貝類の炒め物、白身魚の揚げ物、海鮮鍋に、ウニの炒め物などという珍しい一品もあり、大満足。

 飲み物は「台湾啤酒」。ビールの漢字表記は麦酒ではなく、啤酒なのですね。

「やっぱり、中華料理なら紹興酒が飲みたいなあ」

「じゃあ、買ってきましょう」

「えっ、この店にはないの?」

「大丈夫です。コンビニで売ってるはずですから」


 台湾の人によると、台湾では紹興酒は料理に使う酒のイメージで、そのまま飲む人は少ないそうなのです。

(そうなんだ。今まで料理酒をありがたがって飲んでたのか)


 台湾の社員の中には日本語に堪能な人が2人いて、通訳をしてくれました。

 一人は男性で、日本の歴史に興味があって、年に一度は日本に行き名所旧跡を回っているらしい。

「なんで歴史に興味があるの」

「歴史を素材にした
ゲームにハマっちゃったんです」

「ああ、
信長の野望とか?」

「そういうやつです」

「あなたは?」


 女性の社員のほうに聞きました。

「私は
アニメコスプレが好きなんです」

「コスプレ! 
セーラームーンとか?」

「古い! でもセーラームーンはコスプレの古典です」


 日本語を学習するきっかけはさまざまです。

 10人で飲んで食って、2万円ほどということですから、日本の3分の1ぐらいでしょうか。大満足でした。
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