犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

台湾便り~台南

2019-06-30 23:02:12 | その他アジア諸国便り
 三日目の夜は、台南。

 高雄から台南までは、新幹線があり、10分ほどであっけなく着いてしまいます。東海道新幹線の、東京―横浜みたいな距離です。

 高雄にしろ、台南にしろ、台北にくらべると「南国」という感じが強まります。街路樹なども、椰子のような熱帯の樹種が増えるような。

 台南は、日本の植民地になる前(鄭成功のころ)は、台湾の中心都市で、台湾の中では「古都」と呼ばれるそうです。

「食べ物で、名物は何ですか」

「そうですね、タンツーメンかな」

「タンツーメン?」

擔仔麺。タンタンメン(担麺)みたいなやつです」

 擔は担の旧字体というか、本字。台湾は、大陸と違い、簡体字になる前の昔の字を相変わらず使っているのです。台湾の漢字は、簡体字との対比で繁体字と言ったりもします。

「食べたいなあ」

「あっ、新幹線の駅にありますよ」


 仕事を終えた後、お土産物屋さんと食堂を兼ねたような店で、タンツーメンのセットを食べました。

 タンツーメン(汁なし)以外に、魚のすり身のスープ、揚げ物ののようなものがついて日本円で500円ちょっと。タンツーメンは、ひき肉に魚のすり身団子、小エビが乗っていて、日本で食べるタンタンメンのように辛くはなく、あっさりした味付けでした。

「同じものがあっちで売ってますよ」

 即席タンツーメンが、お土産売り場にありましたが、家族6人分を買っていくのは重いしかさばるしで、やめておきました。
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