犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

朝鮮半島は何の形?

2022-03-21 23:47:25 | 飲む
 久しぶりに、韓国駐在時代の仲間と飲み会をしました。昨年のお彼岸は、外飲みでしたが、今回はオンライン(リンク)。

 一人は仙台在住なので、16日の福島県沖地震の話に。

S「かなり強烈でした。いろいろなものが落ちました」

犬「震度6弱でしょう? こっちは震度4だから、ものは落ちなかった」

K「蔓延防止が解除されるみたいだから、オンラインじゃなくて、会って飲みたいですね」

S「ゴールデンウィークに東京、行きますよ」

K「仙台と東京の間で、どこか温泉行くっていうのは?」

犬「いいね! 泊まりで行けば、車で行っても酒が飲める」


 いろいろ話しましたが、酔いが回ってからの話は覚えていません。

 最後の頃に、朝鮮半島の形は何に似ているかという話題になりました。

K「韓国人は、ウサギに似てるっていうよね」

S「ぜんぜん似てないけど」

K「虎に似てるっていう人もいる」


 東京オリンピックの時、そんな垂れ幕がありました。(リンク

犬「チ〇ポコに似てるっていうのも読んだことある」

S・K「 チ〇ポコ!?」

犬「確か、椎名誠だったと思う」


 自分のブログを検索して見つけたので、チャット機能で共有。

朝鮮半島チ〇ポコ論リンク

 ソウルで見渡す限り朝鮮人参を売っている店を眺め、それから精力をつけるための犬料理(補身湯)であるとか、ソルロンタンであるとか、葛の根ジュースであるとか、とにかくそういったものばかりを眺め、はっと思い出したのは、朝鮮半島チ〇ポコ論であった。
 地図を逆さにしてみると朝鮮半島はユーラシア大陸からぐわりと屹立したチン〇コの形に見える。国そのものがチンポ〇なのだから男たちは頑張らざるをえない、という妄想的結論がその晩我々の中から出てきたのだ。そしてその後考えていたのだが、北朝鮮と韓国の関係もその〇ンポコ論で解けないのだろうか。
 北朝鮮と韓国に一つの国が分離した。かねがねこの不幸な現実をさまざまな本を読んでいろいろ考えていたのだが、政治問題その他は抜きにしてとにかく徹底チ〇ポコ論でいくと、北朝鮮も韓国も要は同じチン〇コを構成している半島だ。けれど軍事境界線で分かれた先端部分と根元部分とに分裂してしまう。そのことに何かこの両国の不仲の根源が隠されているのではないか。つまり同じ一つのチンポ〇なのに、いい思いをしているのは半分から上、先端部分にある韓国ばかりで、その韓国を支えている根元の部分の北朝鮮は対極としてどうもあまりいい目を見ていない。自分たちがしっかり先端部分の屹立を支えているのに、こっちは寒いところでひもじい思いをしていなくてはならない。このあまりといえばあまりの快楽享受の差が、つまりは北朝鮮の嫉妬的怒りにつながっているのではないか。まあこんなことを書くとどこからどう怒られるかわからないけれど、韓国のいたるところで強壮をテーマにした料理を眺めていると、どうしてもそんな妄想に立ち入ってしまうのである。

(椎名誠『からいはうまい』2001年、小学館)

S・K「 ハハハハ!」

 眠くなってきたので、ゴールデンウィークの再会を期してお開きになりました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 深夜の地震 | トップ | お墓参りとお花見 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

飲む」カテゴリの最新記事