久しぶりに、夢を見た。
荒野を眺め渡す丘に、私と彼女と、彼女のお母さんがいた。
何の疑いもなく、マントヒヒを探す気持ちになっている。
茶色の草原に、同色のマントを背負ったサルを見つけるのは困難なはず。
だけれど、サル好きな私ならすぐ発見し、同行者に自慢できる!
待つことしばし。ほとんど編集したかのように、草陰を移動する群れを発見。
あそこだ!と叫んで振り返ったら、なんと。
彼女と母は、まるでペットの犬と戯れるように、私のすぐ後ろでマントヒヒを手なずけている。
ああ・・・で、朝4時に目が覚めた。
朝8時30分、本物の彼女から自宅に電話が入った。
ナンバーディスプレイに現れた発信番号を見て、ああ、ふさおまき(めす)だと嬉しくなる。
受話器をあげると、
「今、成田。税関、いやバッケージクレームの前」
名詞の羅列。フランスに行っている間に日本語を忘れたわけではない。
だいたいいつもそうだ。用件のみ。事実の確認連絡。
私の気分は、ほとんど高倉 健演じる無骨な男からの電話を受ける、
待つことになれた倍賞智恵子にしかできない昭和の女。
だから私は言う。
「気をつけて帰ってきて」
やはり映画っていいモンですね。
何の話をしたいんだか。
初夏とは思えぬ冷たい雨に、せっかく早起きしても走りに行けず、
読書と洗濯と朝ご飯にいそしんでいる間の、頭の中の夢時間でした。
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