日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2012年1月7日 富良野スキー旅行の2日目 十勝に抱かれて

2012-01-08 21:44:41 | 旅行記

北海道の魅力の一つは、地球を身近に感じることにあると

常々思っております。

快晴に恵まれた今日、特に雲すらほとんど無い午前中には

その思いを強くしました。

 

富良野牛乳とヨーグルトを朝ごはんにいただいて、お腹の中を

昨晩のバイキングに引き続き、ご当地モードに仕上げていく私たち。

ゲレンデに出て富良野スキー場のリフト頂上から見渡すと、

空の向こうに立ち並ぶのが、十勝岳、富良野岳、上ホロカメットクなどの

火山活動が作った山々。眼下に望むのが、空知川が彫り上げた富良野盆地。

そして、その中間に台地状に残された麓郷や八幡丘など。

しかも雪で覆われ、人の営みが平らかにされているため、なんとなく古代でも

同じ風景が見られたに違いないと思うのです。

 

大きな気分で飛び込む斜面は、雪質も上々で、力ずくでスキーを回す癖のある

私でも、それなりにターンを切り、スピード感も味わって滑り降りることができます。

標高差900メートルを何度も往復、2時間滑って太ももと腰が悲鳴を上げ始めたところで、

昼休憩。

そして再びゲレンデに出て、上がっては下るを繰り返します。

頭も真っ白になってきます。いえ、髪の毛ではなく、頭の中です。

空気も綺麗で肺は喜ぶし、よどんだ思考もリセットされそう。

ついでに言うなら、狭い心も広がります。

いいことずくめだア・・・・・

と思うころには、さすがに北の冬です。すぐに陽光は山の端に近づき、

光の力も弱まり、雪面の凹凸が見にくくなってきます。

15時20分終了の最高点行きリフトを、しんがりを勤めるパトロールスタッフの

直前に”滑り込み”一気にゴーダウン。

あれ?急ぎすぎたかコースを間違えて、再度別のリフトに乗って、ようやく

ホテルに戻りました。

 

疲れた体を温泉で緩めた後は夕ご飯です。

今日は「森の時計」と決めていました。

ドラマ”優しい時間”で寺尾聡マスターと、大竹しのぶの魂が語り合う場所となった

喫茶店がそのまま営業しています。

雪の小道を下っていく、しんとした誘いの後にたどりつく木組みの建物がその店です。

コーヒーとオリジナルケーキ3種が見もの味物なのですが、

にんじんカレーときのこシチューもありまして、私たちはそれぞれに

分け合いながらいただいたのでした。

しかも私は、煮込み物+ケーキ+コーヒーの喫茶店フルコース。

ケーキをオーダーせずに、食後はコーヒーだけで済ませる彼女に

こればかりは同調できず、「根雪」という名前の、ホワイトチョコとレモンムースが

分厚く2層に覆った、甘く柔らかいケーキをお願いしました。

ちなみに他のケーキは「初雪」「雪解け」です。

  (クリックすると大きくなります)

値段は750円と少々張りますが、私が写真をとってもこれほどに絵になる

シチュエーションは、どこか現実と非現実の間に身をおける

スポットライトを浴びたような快感も覚えることができ、価値に見合うものだと

思うわけでございます。

 

 

 

 


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