練習後は麻布十番へ出かけます。
関西在住の父と正月以来のご飯だったはずなのですが、
迫り来る低気圧のため断念。
フサオマキ二匹の宴会となりました。
川上庵さんで、ランチコースをいただきました。
ここ、何より居心地がいい。
地下に降りる入り口から、壁いっぱいにダークな板目が張られて、
イメージは深い森への誘い。
フローリングの床を鳴らして歩いたテーブルも、椅子もしっかりと太い材を使った
木製です。
スタッフはリストランテ風の黒い服を着て、背を伸ばしてお料理を運んできてくれます。
一品目は前菜の盛り合わせ、信州蕎麦のお店の矜持か、野沢菜も一盛り。
フルーツトマトは塩だけで。鞍掛豆はしっとり炊いています。
お野菜自慢なのでしょう。2品目はイタリアン風にバルサミコ酢で引き締まった
炒め物。パプリカをちゃんとシャキシャキさせているし、茄子は程よく味が染みて
しかも食感を残しているので、口にじわっとふくらむ”お茄子の良いとこ”が生きています。
こんなに食べて、最後は野菜の天ぷらと胡桃ダレのせいろが出てきます。
蕎麦はカドが立った蕎麦の割合が高いタイプなので、ちょっと時間がたつと
すぐに乾いてきます。素早くたぐります。
仕上げには杏仁豆腐と珈琲もでて、2310円。
この杏仁豆腐がモッチモチで、手を抜いてないな!という一品なので
あんにん好きは一度食べてみてください。
店を出ると、予報通り雨が降り始めていました。