風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

「シロシデ」の花が咲きはじめました

2010年04月06日 | 草や木そして花・実


 先日(2010年4月3日)取り上げたアカシデに対して「シロシデ」です。
最も図鑑などに出てくる正式な名称は、「イヌシデ」ですが、
アカシデとよく似ていても、芽吹きのようすがアカシデほど赤くないので、
こうした通称があるようです。



 垂れ下がっている房が、尾花の集まりで、これをもって花が咲いたと・・・。
雌花は・・・、よくわかりません。
図鑑の絵では、枝の先の雄花序よりずっと小さな、あまり垂れ下がらないもののようですが、
今回撮影した範囲では、確認できませんでした。



 イヌシデは、カバノキ科クマシデ属の落葉高木で、高さが15m、
幹の太さも直径60cmに達するという図鑑の説明でしたが、
このイヌシデの木は、それくらい大きく、そんな大きな木の枝々で、
芽吹きが進んでいるのでした。
なお、花序は、新葉とほぼ同時に出るのだそうです。



 今回取り上げたイヌシデは、丸山塚古墳の墳頂の一角にあって、
例のテッポウムシの害と重たい雪のせいで、太い枝がぽっきり折れた
あのイヌシデでありました。
小さくないダメージを受けたようですが、それでも元気に春を迎えたようです。

(撮影:2010.4.6)

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テンプレートの変更-20100406

2010年04月06日 | このブログに関するメモ


 桜も咲き、ツバメが飛び交うようになりましたので、
そんな時期のテンプレートに変更です。
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桜研究1・・・ソメイヨシノ

2010年04月06日 | 草や木そして花・実


 丸山塚古墳の墳丘上の西端に1本だけあるソメイヨシノです。
ほぼ満開を通り過ぎようとしています。



 手元の図鑑『原色樹木大圖鑑』(北館 1985)の解説では、
オオシマザクラとエドヒガンの間に生まれた雑種なんだそうです。
それが、江戸の染井村(東京都豊島区)から明治初年に「吉野桜」の名称で売り出され、
明治33(1900)年に、染井吉野(ソメイヨシノ)と改名されたということです。
なお、江戸染井村から「明治初年」というのは、
本によっては「江戸時代に」とする場合も見られました。
学名の中の種小名のyedonsis は、江戸の意味なんだそうで、
あまりにも江戸が強烈なので、そういう解釈もあるのかな・・・感想です。



 こちらがその丸山塚古墳の上のソメイヨシノです。
古墳自体は、1600年ほどを経ているので、古墳から見ると小さな話かな・・・。
ともあれ、この木は、まだそう古い木ではなさそうです。
右隣に見えているのは、ヒガンザクラ。



 そしてヒガンザクラのクローズアップ。
もうほとんど散ってしまって、数輪が見られました。
ソメイヨシノとの大きな違いは、がく(萼)の根元の筒状の部分の根元が
ヒガンザクラでは、ぷっくり膨らんでいるところです。

(撮影:2010.4.6)
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ミヤマセセリでした

2010年04月06日 | チョウやトンボなど


 お昼休みの終わりごろ、maibunCの裏手の未舗装の職員用駐車場で、
あまり見かけないチョウを見ました。
少し変わっている雰囲気だったので、チョウではなくてガ(蛾)かもしれない、
と勝手に思ってしまいました。
後で図鑑をチェックすると、ミヤマセセリというセセリチョウ科のチョウだとわかりました。
しかも、オスのようです。後翅のオレンジの斑文が決め手でした。

(撮影:2010.4.6)
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