風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
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重たい雪でポキポキッ

2010年03月10日 | 季節の話題


 雪が降ったことは前回の記事でもお伝えしましたが、
その雪が春の雪で水分多く、樹木などにはり付きやすく、
結果として、雪の重みで折れた木々が多く見られました。
 最初は、根こそぎ倒れたハリエンジュ(ニセアカシア)です。
公園内の園路をふさぐように倒れてしまったので、
赤く塗装された工事用の重機に抱えられて、公園内の
剪定した枝などを処分するヤードに運ばれていくところです。



 2つめは、丸山塚古墳の南側の梅林で、根元近くから折れた梅の木です。
紅梅なのですが、折れて初めてわかったのですが、幹にあまり元気がなかったようです。



 今度のは、スモモの木です。
黄色の矢印の先のところで、幹が折れています。
このスモモは、以前民有地だったとき、ここがスモモ畑で、
公園用地になったとき、春の白い花がすてきだという声を受け、
そのまま残された経過があるものです。
そのスモモ、だいぶつぼみが膨らんできていて、開花が迫ってきているようですが、
それがかえって災いし、膨らんだつぼみに雪が付きやすくなって
しまったように見受けられました。



 そして・・・、ややっ、これは大変。
国指定史跡の丸山塚古墳の墳丘上にあったイヌシデの大木の、
1つの枝がぽっきりと折れてしまったのです。
折れた枝は、どさっと墳丘斜面に、いくぶん突き刺さるように
崩れ落ちていました。



 古墳の上に上がって、折れた部分を観察すると、
シロアリの被害にでもあったかのように、大部分がボロボロになっていて、
生きている部分は、ほんのわずかでした。
それだから重たい春の雪の重みに耐えられなかったようです。

(撮影: 2010.3.10)
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2 コメント

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イヌシデ (take)
2010-03-12 09:28:34
おはようございます。
今回の雪には驚かされました。驚くばかりではなく 新聞報道で農作物にも被害があったことを知り胸も痛くなりました。

この大きな木はイヌシデだったのですね。
先月お邪魔したときに何の木かなぁと話していたところです。そして幹にポツポツポツと付けられた無数の穴・・写真を撮ったのであとでお訊きしようと思っていたのです・・。えっ~ シロアリだったのですか~!

あっ、いけない
>シロアリの被害にでもあったかのように

なのですね。
あの穴はまた別物か・・

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Unknown (bnvn狸)
2010-03-16 00:52:34
takeさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
昨日(2010年3月15日)、ようやく、詳しいことがわかりました。
カミキリムシの幼虫が食い荒らしたということです。
後の記事をご参照ください。
返信する

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