風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

卯の花にいたコチャバネセセリ

2010年05月31日 | チョウやトンボなど


 卯の花、ウツギにやってきた虫さんをもう1つ。
一心に吸蜜しているコチャバネセセリです。

(撮影:2010.5.31)
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ヒメハナバチの仲間

2010年05月31日 | チョウやトンボなど


 ウツギには、大きい小さい、いろいろな虫がきていました。
その代表選手にこのヒメハナバチの一種がありました。
左右の脚にいっぱい、いっぱい、黄色の花粉をつけています。

(撮影:2010.5.31)
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ウツギの白い花

2010年05月31日 | 草や木そして花・実


 maibunCのまわりに見られるウツギの花、今年も咲いてます。
今年も・・・? そう、昨年も・・・それはこちらをご参照くださいです。



 白くて控えめな感じがしますが、集まって咲くようすは、豪華です。



 こちらは、1輪だけのクローズアップ。

(撮影:2010.5.31)
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ヘビノネゴザ・・・文保法制定60周年の記念日に寄せて

2010年05月30日 | 遠出して


 ヘビノネゴザという名前のシダ植物の一種です。
この一見して何の変哲もないシダの仲間と「文化財保護法」の制定60周年が
どう結びつくというのでしょうか。
話は少しばかり込み入って、少々長くなりますがどうぞ最後までお付き合いください。

 さて、このヘビノネゴザですが、先ず観察した場所が問題です。
それは、次のような場所・・・。



 国指定史跡「長登銅山跡(ながのぼり・どうざんあと)」でありました。
現地に設置されていた説明板ですが、この中に「奈良の大仏の原料銅を生産していた」
とありますが、ここでの調査所見と、東大寺境内から出土した奈良時代の大仏鋳造に関係した遺構からの
鋳造関係資料の科学的分析データとから、奈良の大仏を鋳造した際の銅は、
この山口県美祢市美東町長登にある長登銅山から供給されたと考えられているそうです。

 初めに掲げたヘビノネゴザは、「金山草(かなやまそう)」とも呼ばれ、
銅や鉛などの重金属が大好きなシダ植物だそうで、金属鉱床を探す際の目印となることが
昔から鉱山開発者(山師ともいいます)の間ではよく知られたものだったそうです。
実際に銅山跡にこのヘビノネゴザを見てきたのですが、ちょっと感激でした。



 こちらの建物は、銅山跡の近くに建つ「長登銅山跡資料館」であります。
館内には、「奈良の大仏のふるさと」をキャッチコピーとして、奈良の大仏の建立と
この長登鉱山跡の調査、銅山の歴史、史跡指定概要、
また周辺に見られる明治維新関係の史跡のことなど、たくさんの情報が
多くの貴重な資料を交え、展示紹介されています。



 場面はがらっと変わって、国指定史跡「大内氏遺跡」の中の
調査され復元整備が進められている館跡の一部であります。
大内氏ときましたから、場所は、山口県山口市でありました。

 

 また場面変わりますが、何かの会議風景ですね。
何の会議かといいますと・・・ここが大切なのですが・・・全国の
公立のmaibunCの連絡協議会の会議なのであります。
この5月27・28日の両日、山口市で会議が開かれ、会議の後は
「大内氏遺跡」や「長登銅山跡」などを見学するエクスカーションが持たれたのです。

 さて、今回の記事タイトルに出てくる文化財保護法制定60周年ですが、
同法は、昭和25(1950)年5月30日に公布されました。
それなので、今日が60周年の記念の日に当たるのであります。
 maibunCの日常的なお仕事や「大内氏遺跡」「長登銅山跡」などの史跡のこと
その他いろいろなコンテンツがこの法律に規定されているのであり、
敗戦後の混乱の中から立ち上がり、今日の文化的な国家(?つくかも)が築かれてきた
その根っこの部分にこの重要な法律があるということを考える日になるのではないかと・・・。
この辺りが、ヘビノネゴザから始まったお話しの今回のシメであります。
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少し遅れ気味で、ハコネウツギの花

2010年05月29日 | 草や木そして花・実


 今年もハコネウツギに花が見られるようになりました。
今年もというのは、そしてそれが遅れ気味だというのは、
昨年のこのブログの記事が前提にあるからです。
それは、2009年5月19日付けの「ハコネウツギの花」であります。
 それから、このハコネウツギが咲いている場所ですが、
次の地図でご確認ください。



 それからこのハコネウツギ、白に近い色のものと紅色をしたものと、
2つの色で咲くように見えますが、咲き始めが白っぽく、徐々に薄い紅色から
濃い目の紅色へと変化していくのだということで、そのことには、昨年もふれています。
 同じような樹木にニシキウツギがあります。漢字表記では「二色空木」で、
ハコネウツギとよく似ています。ハコネウツギは、海岸近くの山に多く自生が見られ、
一方、ニシキウツギの方は、内陸部の山地に多く見られるということで、
最初は、これも生育環境からニシキウツギかもと思いましたが、これは自生のものではなく、
園芸種が植栽されたものということで、筒状の花の形状などから、
ハコネウツギで間違いないと考えられるものであります。
本日、別な場所でも見かけまして、ハコネウツギは人気があり、
山梨でも公園や庭などに好んで植栽されていることがわかってきました。



 こちらは、咲き始めたばかりのハコネウツギの花が多いところを写したもので、
つぼみやその近くの若い花は、白色をしています。



 こちらのように、色が濃い花の部分は、咲いてから日数が経過したものです。
そう上から下へ、より大人のハコネウツギの花となっているのです。

(撮影:2010.5.25)
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今度は赤い・・・ヘビイチゴの実

2010年05月28日 | 草や木そして花・実


 草むらに赤い実を見つけました。



 赤いこんぺいとうのような、ヘビイチゴの実(そう果)です。

(撮影:2010.5.25)
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緑のこんぺいとう(金平糖) できあがり

2010年05月27日 | 草や木そして花・実


 緑のこんぺいとうが いくつもできあがってきました。



 そのうちの1つ、クローズアップしました。
スゴイ迫力・・・。
おいしそう・・・とも思えますが、ちょっとね・・・という感じも(クモの糸のせいかな)。
これは、タガラシの集合果です。



 今の時期のタガラシの全身像です。
2010年5月11日に「雨に濡れたタガラシの花」という記事があります。ご参照ください。

(撮影:2010.5.25)
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カラスビシャクの花(?)

2010年05月26日 | 草や木そして花・実


 maibunCの裏手は、風土記の丘の公園の中の標高差100m近くのお山の入口となります。
maibunCの敷地は、そのお山の入口を少し切り込んで造成されていて、
少し切り込んだ部分が、芝張りののり面(バンク=土手状)になっています。
その芝生の中に、このカラスビシャクが伸びているのに気付きました。
 カラスビシャクは、サトイモ科の多年草で、地下に球根に似た「球茎」があり、
そこから葉茎が出て、3枚の小葉をもつ葉が開きます。
この写真でも、根元の方に見える明るい緑色の小葉が見えていますね。
5~8月に高さ40cmほどになる花茎の伸びますが、それがこの状態です。



 伸びた花茎の上の方に、仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた花序がつきます。
そして花序の先にカーブしながら上にスーッと伸びる付属体がつきます。
それがこの写真の状態です。
 難しいお話しになりましたが、実際の花は、この仏炎苞に包まれていて見えないですね。
仏炎苞とは、聞き慣れない、イメージしにくい存在ですが、
同じ仲間のミズバショウの白いそれを思い出していただければ理解しやすいかと・・・。

(撮影:2010.5.25)
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ヤブガラシの葉に見たナナホシテントウ

2010年05月25日 | チョウやトンボなど


 この時期になると、あまり歓迎されない存在であるヤブガラシが、
植え込みの中などに、ツンツンと頭をもたげてきています。
歓迎されないとは、まあ、植え込みなどを都合とする人間さまにとってで、
ヤブガラシの花を待ち望んでいる虫なども多いようではありますが・・・。
 そのヤブガラシの葉に、ナナホシテントウを見つけました。



 このナナホシテントウのほうは、アブラムシをやっつけてくれたりするので、
人間さまには、益虫という評価をいただいています。
ともあれ、見ていてかわいいですね。
少し距離があったので、あまりクリアな撮影にはなりませんでしたが・・・。

(撮影:2010.5.25)
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雨の日のヤマボウシとそのご近所さん

2010年05月24日 | 草や木そして花・実


 雨の日に、傘をさして、緑の中をじっくり歩くのも なかなかいいものです。
銚子塚古墳の南側園路、そこから別れて山の方に上がっていく細道。
その先に白く、そこだけ綿雪をかぶったような木が見られました。
さらに気をつけてみると、その向こうにも、ちいさな粒の粉雪をかぶったようなのも・・・。



 少し近づいたところで、もうワンショット。
白い綿帽子の方の木は、ヤマボウシで、粉雪に見えた方は、エゴノキでありました。



 こちらが、今日の主題のヤマボウシです。



 そしてお隣さんのエゴノキです。



 その先のお隣さんも、とってぇーとおねだり、ユリノキです。
こちらは、比べてみて、ハイカラさんな感じですね。



 主題に戻って、ヤマボウシ。



 ヤマボウシは、この5月の初めごろに咲くハナミズキと同じで、
まわりの白い花びらのように見えているのは、総苞片とよばれるもので、
実際の花は、真ん中の濃い緑のぶつぶつした塊の部分です。



 その中心部分をクローズアップです。
雨に濡れていて、光も足りないので、はっきりしませんが、
小さな花がいくつか開いているのが おわかりになりますでしょうか。

(撮影:2010.5.24)
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