風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

「シロシデ」の花が咲きはじめました

2010年04月06日 | 草や木そして花・実


 先日(2010年4月3日)取り上げたアカシデに対して「シロシデ」です。
最も図鑑などに出てくる正式な名称は、「イヌシデ」ですが、
アカシデとよく似ていても、芽吹きのようすがアカシデほど赤くないので、
こうした通称があるようです。



 垂れ下がっている房が、尾花の集まりで、これをもって花が咲いたと・・・。
雌花は・・・、よくわかりません。
図鑑の絵では、枝の先の雄花序よりずっと小さな、あまり垂れ下がらないもののようですが、
今回撮影した範囲では、確認できませんでした。



 イヌシデは、カバノキ科クマシデ属の落葉高木で、高さが15m、
幹の太さも直径60cmに達するという図鑑の説明でしたが、
このイヌシデの木は、それくらい大きく、そんな大きな木の枝々で、
芽吹きが進んでいるのでした。
なお、花序は、新葉とほぼ同時に出るのだそうです。



 今回取り上げたイヌシデは、丸山塚古墳の墳頂の一角にあって、
例のテッポウムシの害と重たい雪のせいで、太い枝がぽっきり折れた
あのイヌシデでありました。
小さくないダメージを受けたようですが、それでも元気に春を迎えたようです。

(撮影:2010.4.6)

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2 コメント

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Unknown (hayatekun)
2010-04-07 10:37:20
初めて拝見しましたが素晴らしい写真と親しみやすい文章で埋蔵文化財センターの様子が手に取るように分かります。これからはちょくちょくお邪魔したいと思います。よろしくお願いいたします。
返信する
こちらこそ・・・ (bnvn狸)
2010-04-07 20:42:03
初めまして、hayatekunさま。
コメントありがとうございました。
おほめの言葉もちょうだいし、たいへんうれしく思います。
maibunCの方は、「ブックマーク」で取り上げている公式HPの方にお任せで、
もっぱら周辺の公園の自然をお伝えするのにいっしょうけんめいになっています。
でも、トータルで、maibunCや風土記の丘の公園に関心を寄せていただけたら幸いです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
ところでhayatekun・・・ひょっとして篠原・・・?
(とんちんかんだったらゴメンナサイ)
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