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みんなのサザエさん!

今日は娘と2人で、世田谷区桜新町にある「長谷川町子美術館」を訪れた。我が家からもそう遠く無いので随分と前から行きたいと思っていたが、ようやく今回念願叶って訪れることが出来た。長谷川町子と言えば、ご存知あの国民的アニメで長寿番組「サザエさん」の原作者で、日本初の女性漫画化なのである。長谷川町子は高校生の頃から、あの戦時中の名作漫画、「のらくろ」の作者、田川水泡に師事したことでも有名。1992年に残念ながら、72歳で他界しているが、日本国民に潤いと安らぎを与えたとして同年に国民栄誉賞を受賞している。

娘は最近特にサザエさんが大好きで、毎週日曜日の6:30pmからの放送を楽しみにしている。やはり昔から、日曜日と言えば「サザエさん」だろう。あの平和な磯野家を見ていると、週末の終わりが実に和む。娘はHDDレコーダーに録画されたものを、何度も何度も繰り返し見ているほど大好きなのである。親としても、サザエさんの内容は教育上も安心であり、また自分も子供頃サザエさんを見て育ち、今度は娘がハマっているのを見ていると、「サザエさん」長寿番組ぶりには改めて驚かされる。

アニメの「サザエさん」は、1969年から放送が開始され、何と今でも放映が続いていることの凄さも去ることながら、この38年間の平均視聴率が20%前後というから、驚きだ(1979年には最高視聴率39.4%を記録している)。今でもサザエさんはアニメ部門で毎年年間最高視聴率を樹立し続けている、フジテレビの看板番組なのだ。

長谷川町子美術館は桜新町駅から「サザエさん通り」徒歩10分ほど進んだところにある小さな美術館。「サザエさん通り」の入り口や途中色々なところにサザエさんの絵などが描かれていて、閉められたお店のシャッターにもサザエさんの絵が。そして、サザエさんのテレビでかかるあの軽快なサントラ音楽が通りのスピーカーから流れ、ほのぼのとした雰囲気を出していて楽しい。美術館の近くになると、サザエさんやその他キャラクターの旗などが道端を飾る。

10分ほどで美術館に到着。中に入ると2階にはサザエさんのビデオ上映や、長谷川町子の漫画「サザエさん」、「いじわるばあさん」の原画や、長谷川町子の制作した彫刻なども展示されている。中でも面白かったのは、磯野家の間取りがわかる模型があって、テレビで見ていた磯野家のレイアウトや規模感がわかる貴重な展示であった。それにしても磯野家は、平屋の割りにかなり広い一軒家で、間取りは5DKだ。また、田川水泡に弟子入りを申し出た高校生当時に田川水泡に見せたというスケッチブックも展示されていたのが貴重だが、今見ても当時描かかれたイラストはさすがというレベルで、その才能に改めて感心してしまった。

グッズショップは小さいが、商品はなかなか充実したラインアップ。今回は下記商品を購入したが、普段はなかなかお目にかかれないものばかりで貴重だ。ケーキなどのお菓子はお土産にも面白い。

① 「たま」の貯金箱
② 磯野家ファミリーケーキ (磯野家家系図絵巻付き)
③ 絵葉書セット
④ サザエさんマグカップ(赤、青)
⑤ 色紙
⑥ サクマドロップス サザエさんバージョン

「サザエさん」グッズで、昔から異常にほしいものがある。それは、「サザエさん」のサントラだ。でも、ほしいのは主題歌とエンディング曲では無く、TV放映の劇中で毎回流れる、あのBGMの数々がほしいのだ。どれも名曲で耳に残るものばかりだが、残念ながらサントラを今まで見たことが無い。ぜひTV放映40周年記念を迎える来年2009年にでも発売してほしいものである。
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